そしてもう一つ。原田武夫です。
今回、いきなり「憲法論」について出版をしたので????という方も多いと思うのです。
が・・・・
実はかつて私は憲法の教科書も出したことがあるのです!
その際に取材を受けたものです。
東京新聞さま、です。
どうぞご覧ください!!
これからは・・・グローバル・マクロ(国際的な資金循環)の分析+国家論。この2つについて前向きな議論をやって未来をどんどん切り開いて行きます!
http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2007/consti/news/CK2007051002115062.html
https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/754595397945017
元外交官の原田武夫さん 9条論議に『領土画定規定』を
2006年11月30日
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「憲法改正とは日本人が日本人自身を見直すこと」と語る原田さん=都内で
今のメディアを含めて政治の世界の議論で、北朝鮮の核実験からいきなり「日米同盟で集団的自衛権」の話に飛んでいる。私のような実務家からすると非常に違和感を覚える。憲法改正が先にありきで荒っぽすぎる。
与党側の議論は、集団的安全保障と集団的自衛権がゴチャゴチャになっていて、とにかく条文を変えて、ある種の武力を正当化するんだという議論が先に立っている。その前に最初の「核実験だったのか」の情報確認に始まり、もっと細かな議論を踏まえた上で検討すべきでないか。
しかし、私の意見は「憲法を改正するな」ではない。歴史を振り返ると、日本は外交上の危機がなければ憲法を変えてこなかった。大日本帝国憲法は不平等条約改正のため、日本国憲法も敗戦という“外圧”だった。今本当に危機があると皆が認定するなら、徹底的に変えるべきだ。
例えば九条の平和主義をめぐる論議の切り札として「領土画定規定」を憲法に盛り込むことを提案したい。憲法で領土はどこまでと対外的に鮮明にすることだ。「戦力はこれこれの領土の自衛のために持ちます」と。
竹島や北方領土などが議論になってくるだろうが、主張することがただちに武力行使をすることにはならない。そこから先は外交であり、政治の世界だ。
また、戦争を反省して「国家からの自由」をやりすぎた結果、国家をぶち壊し、国家から逃げることがいいという日本人ばかりになった。その結果、公がなくなってしまった。今必要なのは国家を皆でつくるという意味の「国家への自由」です。憲法制定という行為はそもそも「国家への自由」がなければ無理だから。国家から逃げているんじゃ誰も投票しない。
憲法改正とは日本人が日本人自身を見直すということ。その勇気がないなら、憲法改正など目指すべきでありません。
はらだ・たけお 1971年香川生まれ。東大法学部中退。93年外務省入省、北東アジア課課長補佐(北朝鮮班長)を最後に昨年3月退職。原田武夫国際戦略情報研究所代表。来年1月に「国家の読み解き方」(勁草書房)出版予定。34歳。
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