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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

スペイン国債の金利が“危険水域”=6.8%に到達

2015-04-05 | グローバル・マクロ

 □■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□

⇒“今日の焦点”はズバリ:

  「スペイン国債の金利が“危険水域”=6.8%に到達」です。


⇒その理由は……:

 ─止まるところを知らない米欧の“デフォルト(国家債務不履行)”危機。
  目下の焦点は南欧の大国・スペインです。

 ─そのスペインについては欧州全体としての「救済」が決定されました。
  しかしその国債の金利は上昇する一方なのです。

 ─「なぜなのか?」
  そう単純に考えるだけではなく、更に突っ込んだ思考が必要です。

 ─なぜならばこれまで世界史を牽引してきた欧州の抱いている本当の
  「戦略」こそが真の焦点だからです。それでは一体それは何なのか。

 ─そこで欧州が念頭に置いているもの。
  それは「富の東漸」という現象です。

 ─「どんなに頑張っても、地球上の富は東へ、東へと流れていく」という
  現実です。欧米にとってこの現実は「恐怖」です。

 ─そしてそれを押し止める方法、いやもっと正確に言えば「逆回転」させる
  手段。これが“デフォルト(国家債務不履行)”リスクの放置なのです。

 ─なぜならばそうすることによって富の流れ着いていく先である日本、中国
  は欧州支援にまわらざるを得なくなるからです。そこに「戦略」があり
  ます。

したがってゆめゆめ「スペインでこの問題はおしまい」と考えてはならない
のです。なぜなら問題は文字通り“文明間の戦争”なのですから。

その意味で……迎え撃つ私たち日本人の側においても「その高さ」での
視線が必要なのです。どうぞ忘れないで下さい。

 

(メールマガジン 2012年6月13日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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