S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

病院の匂い

2018-04-16 11:44:42 | Weblog
昨日、家から帰る前に、「もう病院にかえりたくないよぉ」とつい子供のように言ってしまった。

息子からのリクエストで、私の作ったコロッケが食べたいと言われたので、コロッケを作って、夕食を食べて、病院に戻る準備をしながら、本当にもう病院は嫌だと思ってしまった

病院の匂いがとても嫌です。
薬品のような、消毒薬のような匂いが、抗がん剤をしてから、とても気になってしまって。

家族からは、もう少しなんだから頑張れと言われますが、

そしてまた1週間が始まりました。

開き直って頑張りますか!

向かい側のベッドのおばあちゃんは、腸捻転で入院してきて、1週間以上なりますが、ご高齢のために手術ができないということで、ずっと点滴をしています。
もう点滴だけだと嫌だ、ご飯が食べたいと言いますが、今日、私が病院に戻ったら、「もう一生ご飯を口から食べられないみたいだよ、そんなだったら死んだ方がいいよ」と言いました。

どうして手術できないのかなぁ?
私も9年前頃、同じ腸捻転で緊急手術していますが、高齢とはいっても、しっかりされているのに、手術できないものかなぁ?
と、おばあちゃんが可哀想になります。

でも、看護師さんや、お医者さんや、病院のスタッフさんには、おばあちゃん
明るく接していて、愚痴は言わないんですよね。
そこが、昔の人で我慢強いのです。

でも私には、本音で話すので、おばあちゃんが健気です。

病院の看護師さんや、お医者さんは、確かに患者さんに寄り添ってくれるのですが、やはりどこか、患者は距離をとってしまうのは仕方ないかもしれません。

おばあちゃんが、口からご飯食べれるようになったらいいのにとすごく感じます。

生きることも確かに難しいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする