バイデン氏、就任後48日間で記者会見ゼロ、国境危機に関する質問も無視、
国防長官の名前を忘れる・・・・・
10年経っても鮮明にあの光景は忘れない。
わたしが見た東松島の津波のあと・・・・墓地のお墓が倒れ、なくなり、納骨室はむきだしになり
お骨さえも津波は持って行ってしまった、
そして広い墓地なのに、そこにあるはずのないベビーバスがあり、泥だらけの布団があり、カバンがあり、
おもちゃがあり・・・・
そのがれきのなかを自衛隊の人たちが長い棒をもち、捜索していた。
あのベビーバスの色も、泥だらけの布団も、あの時の匂いも・・・すべてが10年前なのに
鮮明に覚えている。
現実の光景なのに、現実の外のような悲惨な光景、埋もれてしまった希望や、喜びや、言葉、
なぜこんな光景が拡がっているのかという怒りが混じった虚しさ。
息子を探すお母さんの腕は腱鞘炎になり、哀しみの表情をわたしは鮮明に覚えている。
息子の時間が止まってしまったまま、お母さんの心はその時間に取り残されている。
たとえ20年経っても、30年経っても、あの光景も色も匂いも消えないだろうなと思う。