歴史学者の色川大吉先生が亡くなったのを今朝新聞で見ました。
遠い昔のことが昨日のようによみがえってきました。
夫は東京経済大卒で東経大で色川先生のゼミに入っていて、夫の大学の卒業式
の1ヵ月前に私たちは結婚していたので、卒業式に父兄の席に座っていました。
卒業式が終わって、駅には色川ゼミの夫のお友達と先生がいて、
夫が「結婚しました」と先生に報告すると、先生は笑顔で、
「若いからこれから大変だと思うけど仲良く」と私に向かって言ってくれました。
先生は96歳で亡くなられたので、あの時は50代だったんだと・・・
お歳をとった先生はまったく変わらず、若々しい新聞の写真を見ました。
「民衆史」のジャンルを確立し、権力におもねらない独自の歴史観を貫いた
先生でした。
先生、大変だったけれど、まあなんとか仲良くやってこれました!