さて、この前、奈良に行った時のことです。
のんびりと歩いていると、途中の公園の所で、子ども達が仲良く、楽しそうに遊んでいる姿に出会いました。
何かを指さして……。「わあー、死んでる虫から生きてる虫が出てきた。」と騒いで、みんなでのぞきこんでいます。
よく見ると踏みつぶされた「かまきり」のおなかから「針がね虫」が出てきています。針がね虫はかまきりのおなかの中にいる寄生虫です。針がね虫を知らない方も多いと思います。知っている方でも、見る機会はあまりありません。こんなにしげしげと見ることができるのはちょっと珍しい光景です。
(死んだかまきりのおなかからでてきた針がね虫)
めずらしい針がね虫を見せてもらったお礼に、わたしが作っている動く折り紙万華鏡「びっくるりん」を見せてあげました。
すると、「欲しい、ちょうだい!」「僕も欲しい!」「わたしも!」と言う声が次々と……。
みんなの分が無いので、「家に帰ってから作って、送ってあげる。」と言って、みんなの名前と代表者の住所を教えてもらいました。
すると「ここにはいないけど、弟がいる。」とか「いとこがいる。」などの声が次々と……。
「みんなの分を作ってあげる。」と言うと、「本当?」「おっちゃんはどこから来たん?」「どこに住んでるの?」と厳しいチェック。
住所氏名を書いた名刺を渡して、ちゃんとした約束であることを納得してもらいました。
そして、風邪気味の体にムチ打って、家でびっくるりんを12個作って送ってあげました。
とても素敵な子どもたちでした。いつまでも仲良しであることを願っています。
(写真を撮ることも、ブログに載せることも子ども達に許可をもらっています)