にゃんちゃん 享年20歳(推定)
実家の愛猫が亡くなったと先日知らせが入りました。
どうしようか迷ったんだけど、弔いの意も込めて書きます。
彼女と出会ったのはまだ10代の頃でした。
最初は野良猫で警戒心が強く、餌を置いても
人間がいると近寄っても来なかった。
何度か続けていると、次第に距離が縮まり、
私が横に居てもご飯を食べるようになった。
当時は犬も飼っていて、猫を飼うつもりは
家族の誰もなかったのだけど、ある日彼女のお腹が
大きくなってるのを母が発見して、危険な外よりも、と
家の中に入れて出産させました。
以来うちの子になった彼女はとても頭が良く美人で
人間の言うことをちゃんと分かってるようでした。
私が落ち込んでる時は、黙って横に来て
寄り添って座る。人の気持の分かる子でした。
最後に会ったのは前回帰省した12月の頭。
写真はその時、なくなる数日前に撮ったものです。
なんとなく、その時、次来た時はいないかも知れない、と
何の根拠もないんだけどそんな気がして
膝の上に乗せてしばらく抱っこしていました。
帰省してもいつもバタバタで彼女とそんな時間を
持ったのは久しぶりだった。
実家にいる犬猫のなかで一番気の合う彼女はきっと
私が帰省してそうするのを待ってくれてたのかなって思います。
何もしないまま知らせだけ聞いたら、本当にもう、それは
辛すぎたから。最後に少しでも時間を持てて、良かったと思う。
12月に亡くなってから知らせを聞くまでの一か月間、
考えると不思議なことがいろいろありました。
仕事が忙しくて実家に連絡もしなかったから
事実を知る由もないんだけど
ふとした時に「ん?あの子どうしてる?」って思うことが
何度もあり、横にいるような気がして目が覚めたりした。
実家に「あの子生きてる?」と電話しようかと思った程。
でも結局忙しくてそんな電話もできないまま1月に入って
落ち着いた頃にその知らせを聞きました。
その時にすべてが繋がった。まだ近くに居た気がする彼女に
「ありがとう、ごめんね、
待っててくれてたんだね もう行っていいよ」
と言うと気配が消えた気がしてます。
学生時代から、就活、結婚、と私の周りが変わっても
ずっと変わらずに私を見守ってくれた彼女。
ありがとう、大好きだよ。
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りっきぃ
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