シソ科のキバナアキギリです
面白い作りの花です
花の中心の紫の部分が仮雄しべ
そこは本当は二本のモヤシのようなものが付け根から出ていて
先が繋がっています
仮なので花粉は出ていません
本当の雄しべは、そのモヤシの根っこから
上に伸びています
紫の釣り糸のように垂れた部分が花糸(雌しべ)です
目立つ仮雄しべが虫を誘います
虫が花の中を覗き込んで、仮雄しべを踏むと
踏まれた部分と繋がった本物の雄しべが
上からハンコを押すように
虫に花粉を付けます
ペダルを踏むと蓋が開くゴミ箱の逆バージョンですね
確実に花粉を運んでもらうため
花粉を無駄使いしない工夫でしょうか
(下の花は紫の斑入りです)
9/25 追記
ミツバコトジソウという変種があるそうで
そちら疑惑も指摘していただきました
有り難うございます。
葉は、中裂していましたが、くびれは小さく、鋸歯も荒くはなかったです
キバナアキギリでよかったと思います
でも私
ここまで語っておきながら
この花を見ると
どうしても「白雪姫」に出てくる「七人のこびと」に見えるんです
どうしても
どうしても
鼻の大きなこびとに・・見えるんです