キンポウゲ科のオキナグサです
ふわふわのうぶ毛が春の訪れを知らせてくれる花です
可愛いけれどキンポウゲ科なので有毒です
学名は Pulsatilla cemua
Pulsatilla は、ラテン語の Pulso(打つ)が語源です
打たれて頷いているって方が今ふうですが
鐘を打つことからの連想のようです
英語では Nodding anemone
会釈する、うなづくアネモネです
乾燥した草原に咲いて
水分はどこから補給してるのかと心配になりますが
根はゴボウのような太さと長さになって
地中の栄養と水分を逃さず吸収しています
その根を乾燥させると
「白頭翁」という漢方薬に
毒を身体に持ちながら
自分には害がなくて
生かし方によっては薬になるって
微妙なバランスで成り立っているのでしょうね