切り花菊(きりばなぎく)
花色 薄桃~白、花径 30mm位、一重咲き
その他の菊の洋菊にも入らない、一般的な菊です。花径も小さすぎず、大きすぎず、扱いやすく切り花に主に切花に利用する菊で色や形さまざまあります。切り花菊は苗の植え付け時期と摘心時期を誤ると、ほとんどの品種が良いお花が見られないので、植え付け時期をしっかり守ることが大切だそうです。秋咲きの切り花は7月の初めから中頃が苗の植え付け適期で、植えつけて二週間経過した頃摘心をして、お花をつける側枝を育てるのが普通の栽培手順だそうです。摘心回数が多くなると花が小さくなり、質が低下するそうです。
[用途]切り花、花壇、鉢植え
よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)
菊(きく)Florist chrysanthemum,Chrysanthemum morifolium
宿根草 きく科きく属 原産地 日本、中国、韓国
開花期 10月~12月 草丈 1mまで
「きく」は漢名の「菊」を音読みしたものです。また、「菊」の漢字は、散らばった米を1ヶ所に集めるとの意味があり、菊の花弁を米に見立てたものだそうです。また、漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、 一年の一番終わりに咲くことから名づけられたそうです。平安時代に中国から渡来しました。花の盛りは11月ですが、冬になっても「残菊、晩菊」というサブネームで呼ばれ咲き続けます。また、この小菊は野性に近くは寒さのなかでも咲いているので「寒菊」とも、冬になっても咲いているので「冬菊」とも呼ばれています。菊の種類は多種多様で大きくは下のようになります。大菊は、花の直径が18cm以上のもので、花型によって「厚物」、「管物」、「広物」に分けます。 古典菊は、江戸中期に各地の殿様の保護奨励によって地域独特の発展を遂げた菊の総称で、昔の地名で呼ばれています。嵯峨菊 、伊勢菊などです。小菊(山菊)は、山菊とも呼ばれる小輪の菊で、花型も丁字、平弁、サジ弁など変化が多く、花色も豊富で、極めて丈夫です。 そして、その他の菊となります。ここでは一般に私たちがよく見る小菊を咲き方によって別けて載せています。スプレー菊、星の子菊、スプーン咲き菊、ダリア菊、ガーベラ咲き菊、切り花菊などとしています。
(ちょっとメモ-1)
中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、重陽の節句(陰暦の9月9日)には菊酒で長寿の祈願をしたそうです。日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する 「重陽の宴」が行われるようになり、その後菊は皇室の紋章になり、日本の国花になったとのことです。ですから日本の国花は菊と桜です。
(ちょっとメモ-2)
中国でも「四君子(竹、梅、菊、蘭)」呼ばれるうちのひとつです。
[用途]鉢植え、花壇、虫除け用
[花言葉]高貴
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