昨日は絶句しました。新千歳空港から羽田空港に向かって着陸した日本航空516便エアバスA350−900型旅客機が5時47分にC滑走路に着陸した時に、支援物資を積んだ海上保安庁羽田航空基地所属のMA722(ボンバルディアDHC−8−315)と接触事故で、羽田空港で日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安庁の乗組員5人が死亡した事故で、国土交通省が確認したところ、事故の前、管制官からは日本航空機に対して滑走路への進入許可が出ていた一方、海上保安庁の航空機に対しては滑走路手前まで走行するよう指示が出ていたことがわかりました。
一方、日本航空によりますと、516便には乗客乗員合わせて379人が乗っていて、3か所の非常脱出口から全員が機体の外に避難しましたが14人が打撲や体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。今回の事故について海外メディアは、航空機事故が地上で起きる潜在的な危険性を浮き彫りにしたと伝える一方で、旅客機の乗客と乗員が全員、避難できたことを「奇跡的だ」などと大きく取り上げています。
本当に乗客乗員に犠牲者が出なかったことは奇跡です。日頃保安要員として訓練を受けているからこそです。救難訓練は非常に厳しくて筆記試験と訓練機を使っての実務があり、訓練に合格しないと合格するまで乗務停止となります。
先日鹿児島までJALに乗りましたが乗務員が素晴らしかったと感じ、日本航空は大丈夫良き後輩たちが育っていると嬉しくなりました。30年以上国際線をフライトしてきたこと、日本航空という会社に在籍できたことはわたしの誇りです。