読書の旅【土佐堀川】を読んでいます。

クアラルンプール

イギリスに統治されていた歴史を感じる都市

空港からホテルに向かうタクシーの運転手が、毎日毎日雨ですよと言ってたことが信じられないくらい良いお天気が続いています。

が、しかし

プールサイドで今回初めての雨


３０分くらいでやみました。

いつものようにプールサイドで読書

【土佐堀川】を読んでいます。

NHKの朝ドラの「あさがきた」の原作です。朝ドラや大河ドラマはほとんど見ないので、この本はなんの前知識のないまま読みました。

主人公は広岡浅子

明治を代表する女性実業家であり、豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称えられました。

日本の実業家であり教育者であり、社会運動家です。

ペンネームは「九転十起(きゅうてんじゅっき)」

日本における女性実業家のさきがけとして、明治・大正の時代を颯爽と駆け抜けた浅子の波瀾に満ちた生涯が書かれています。

広岡浅子は、幕末の京都、出水三井家に生まれ、
17歳で大坂の豪商・加島屋に嫁ぎます。そして、苦境に真っ向から立ち向かっていく姿に感銘を受けます。

女性が社会の表舞台に出ることは極めてまれな時代に炭坑や銀行や生命保険会社を立ち上げます。

さらに、日本ではじめてとなる女子大学の設立に尽力した、まさに女傑と言える人です。

この本からいろいろなこと、常に全力、七転八起を超える九転十起のがんばりの広岡浅子の生き方考え方に深く感動しました。

「乞食根性はあかん。うちの最も嫌なものや、他人から何かしてもらう。それを当たり前に思うのはあかん。」

「人を当てにするだけの怠け者に金あげるのは、慈善事業も笊（ざる）から水が漏れるようなもんや」

この言葉は日露戦争に勝っても戦争に被害を受けた軍人遺族の援護と傷病兵の救済とを目的として組織された愛国婦人会

その婦人会が安易に遺族を庇護しようとするのを非難した言葉です。

一時的にはいいが、その結果依頼心を起こさせるようではいけない、他人の恵与によって衣食住する惰民を作るだけであると非難を発しました。

わたしはこのブログで集まったお金をすべて寄付していますが、この言葉に深く心が揺さぶられました。

寄付する先をもっとよく考えなくては、ただ寄付してボランティアしている気になっていたような気がします。

反省





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