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シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

痛みを我慢していた父

2013年11月01日 | 
人は飢餓状態になると、脳内にモルヒネのような物質が分泌されて幸せ一杯の気分になり

次に脱水状態になると、意識レベルが下がりボンヤリとした状態になる。

また呼吸が充分できなくなると、体内が酸素不足になり、一方で炭酸ガスが増えてくる。

酸素不足になるとやはり脳内にモルヒネのような物質が分泌され、一方の炭酸ガスには麻酔作用がある。

これらのことが組み合わさることで、いい気持ちのまま意識レベルが低下し、痛みも苦しみもない、不安も恐怖もない、もうろうとしたまどろみのうちに死んでいく。

死は自然の営みであるから、本来、過酷なものであるはずがなく、ガンでさえも自然死の場合には痛みがないのだそうです。



この文献を見つけた時正直父もそうなのかもしれないと

そう思いたいという気持ちもあったから

なんとなくほっと安心をしていました。

ところが

昨晩

看護師さんが様子を聞きに来た時

「どこも痛みは無いですか~?」
の問いかけに

「はい」

と答えてから1時間後

痰が絡んで呼吸が苦しそうなので

「だいじょうぶ~ 苦しくない~ 苦しい?」

にうなずいた父

急いでナースコール

看護師さんに

「涙が出るくらい苦しい・・・・・・・」

と訴えました。

10月31日21時25分

はじめてモルヒネ注射0.5cc

30分ほどですやすやと痛みもなく睡眠





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