わずかなすきから秋の風

風のうなり声と外壁を揺らす音で目を覚ます、今日も荒天で家の中にこもったきり。

アケビの実、種子と甘い果肉をより分け、舌の上でコロガシながら融かして食べる、
そして、たいていの場合は外側の皮は捨ててしまう。
でもここではその反対、果肉は種子ごと捨て（食すことも）果皮の方を主材料として利用、
灰汁ぬきして塩漬け、一旦取り出してミョウガやコウジを皮の間に挟んでまた漬ける、
中にいれるものや味付けは、各家で微妙に違う。
アケビの苦味が残る大人の味、数日で食べられるようになるのだが…。