自然保護を問いなおす／古典50

週のはじめの快晴の日、米代川河口へ、漂流物が散乱した浜辺の散歩に風情なし。
そのむこうには白神の山々。
　

開発か保護かで騒いでいた白神が世界遺産に登録され一件落着、
その後しばらくして白神山地に浮き彫りとなったのは世界遺産地域への立入問題である。
「自然保護を問いなおす」は1996年発行であるから、
白神山地に立入禁止の立て札が立てられて、1年余りあとのことだ。
発行間もなく入手した本だが白神山地関係の部分だけを読んで、
あとはあとでゆっくり読もうと本棚に収め、そのままになっていた。
「古典50冊」をきっかけに「自然保護を問いなおす」は、25年かけ読み終えることができた。