連休直前の恒例になった不老倉鉱山跡への林道がどこまでいけるか確認にゆく。
三界の滝先のカーブにデブリがうず高く積もり道を塞ぐ、その先に車はいけない。
豪快に落ちる三界の滝を撮って戻ろうとした時、黒いものが川の斜面から現れた。
熊だ、どうやら冬眠から覚めてまもない痩せた若熊のようだ。
クマの動きをじっと見つめ、右手にデジカメ、左手で足もとにあるはずの戦える枝を手探りする。
クマは5mも離れていないところを、こっちを気にしながらゆっくり通り過ぎていった。よかった。
急に出てきてこっちも戸惑ったが、
熊の方もこの時期にまさか人と遇うとは思っていなかったろう。