
昨夜は彼岸の明けで、八幡平のいくつかの集落で、オジナオバナが行われた。
小豆沢・五ノ宮嶽の峰づたいに旧暦の月を現す12の火を灯し、
その火の燃え方で、天候や作物の出来を占う。
初めて夏井のオジナオバナに行ってきた、やっぱり明るいうちに着いて下調べが必要だった。
会場の端から五ノ宮嶽の稜線を正面から眺めることが出来、7時過ぎに五ノ宮に火が灯った。

夏井では、針金に結んだ空き缶に燃えている木片を入れ、グルグルとまわす。

「オジナオバナ 明かりの宵に 団子しょって えとらいえとらい」
稜線の火が1つ、また1つと消えていき、しまい彼岸の山は暗闇につつまれていった。