月ちゃんちのエイリアン

我が家は4人家族。それぞれに個性豊か。たわいもない日常を綴った日記です。温かく見守ってくれたら嬉しいです。

台なしの誕生日

2012年12月24日 | 日記
我が家では誕生日はその人の好きな食事が出来る事になっています。
兄ちゃんは「回転ずし」
Tちゃんは去年までは、「カレー」とか「ハンバーグ」でしたが、今年から「回転ずし」になりました。
パパと私はその年によって変わります。

私はここ数年(今年を含め)、以前行っていた『美味しいお店』をリクエストしていました。
ところが、ことごとく大破…
去年も、パパから
「ここって本当に美味しかったの?」
と言われる始末…
食事にはガッカリが続いています。

今年こそは

と、『やま中』をリクエストしました。


パパと私には誕生日ケーキはありません。
(今年はもらったけど、私の口には一口も入りませんでしたし…
去年まではプレゼントはあったのですが、今年からは無しです。
ですから、食事が全てです。
それを外すと、なんとも悲しい誕生日になってしまいます。


今回のお店の予約は当然、パパです。
土曜日では予約が取れなかったようです。
「金曜日に行く事になった」
と言います。
「会社、大丈夫?
時間、早く終われるの?」
いつも帰宅の遅いパパ。
私は心配しでした。
パパは、
「大丈夫
と言うだけです。

本当かな~…

と思っていました。
なぜなら、私とパパは意思の疎通や会話がうまくいかない夫婦だからです。
そして、何より、パパの「大丈夫」程、あてにならないものはありません…

「今日は早く帰るようにするから
と言って朝出かけて行きました。

ところが、夕方になり家を出る時間が近くなっても何の連絡もありません。

ん?
なんか嫌な予感がする…

と思い、電話しました。
「早く帰ってくるんだよね?」
「うん。もうすぐ帰るよ」
「え?今からだと間に合わないよね」
「うん、お店に直接行くよ」

は?

「え?うちらは?
もしかして、私が運転して連れて行くんだったの?」
「そう」
平然と言います。

早く帰る…とは、早く会社を出る、と言う事で、帰宅するって意味じゃかなったのね…
だったら、そう言ってよ~…

師走の、しかも金曜日の夕方…。
明らかに道は混雑します。

私が運転するなら、いつもより早めに出ないと間に合わないのに…

お店の場所も確認する時間もなく、

大体この辺だったよな~…

という勘が頼りで出発です。

案の定、渋滞しています。
しかも雨も降り出して来ました。
夕方に雨…、電車の踏切が開きません。
時間がどんどん迫ってきます。
とても嫌な感じです
待っている間に、お店の名前でナビが検索できました。
少し安心です。


私は、こういう段取りの悪い事、なぜか旦那になると許せません。
この時点で、2つイラっと来ていました。


お店は大通り沿いで、我が家からだと左側にあるのは分かっていました。
大通りなので右折してお店には入れません。
上手に通りに出ないとお店(左折)に、たどりつけませせん。

ところが、近くまで来ているのに場所が確定できません。
一度、迂回しようと裏通りに入りました。
すると、突然ナビが
「目的地周辺です。案内を終了します」
と、機械独特のイントネーションで、淡々と終了してしまいました。


えーーここでか

仕方ありません、とにかく再度大通りに出ました。
でも、
「…分からん…
と思い車を寄せ、停めてパパに電話しました。

今いる場所を伝えて、お店の場所を確認しました。
本人はお店に居るようです。
お店はすぐ近くでした。
電話を切って出発しました。

その大通りは、片側4車線です。
当然、左折しますの一番左車線にいました。
赤信号で止まった時です。
電話がなりました。
パパからです。

「お店のはいっぱいだから、そこから右折して、病院の100円に停めてって」
と、サラっと言います。


こっから右折しろってか

「ここから右折って、簡単に言うなよ
とまたイラっ
でも、どうにか右折車線まで強引に行きました。
「本当にそこの100円なんだろうね?」
「多分…」
「多分
確実じゃないの
どこへ行けばいいわけ
私に責められ、
「だって、お店の人が言うからいいんじゃないの
と言い返してきます。
私はさらにイラッと。

車が発進したので兄ちゃんに電話を代わり
「傘が1本もないと言って」
と言いました。

空気の読めない兄ちゃんは
「お父さーん、N~
と呑気に話しています。
さらにイラッ
「余計な事はいらないから、さっさと要件を話しなさい
傘が無い
と言って電話を切りました。

にパパがやってきました。
どう見ても、傘はパパが差している1つです。
「なにしに来たの?」
と私が冷やかに尋ねると、
「え?迎えに来た」
「なんで?」
「傘が無いって言うから」
「で、傘は?お店の人に借りれなかったの?」
「あ、聞いてない」
「・・・
何しに来たの?
という私の目がパパを突き刺します。
パパは必死に4人で傘に入ろうとします。
私のイライラは募る一方です。

でも、今から楽しい私の誕生日の食事会。
怒っては台なしです…
深呼吸を一つ…
怒りをこらえ、雨の中お店へ急ぎます。

お店へ着くと
「大人4名でご予約頂いておりましたが…」
と言われました。

一体、どんな予約したんだ

また小さくイラッとしましたが、店員さんが
「大人2人と子どもさん2人でいいですか?」
と言うので、
「それでお願いします」
と言い、席に案内されました。

テーブルにはすでにセッティングがされていましたが、3名分でした。
おそらく、どこかのテーブルと入れ変えたのでしょう。
私はため息をつきましたが、気を取り直し席に着きました。
そして、メニューを決めました。

食事が済みましたが、後味の悪い晩餐会となりました。


私は、気持ちを明るくしようと、
「カラオケでも行くか
と言いました。
今時は、子どもの歌もたくさんあります。
いつものカラオケボックスから誕生日の割引クーポンも来ていました。

パパも子ども達も乗り気です。
初家族カラオケです。
部屋に入り、子ども達が楽しめそうな曲を入れていきます。
意外にも兄ちゃんがノリノリです
Tちゃんは覚えているはずなのに、画面の字を読めず難しい顔をしています。

曲が子どものものばかりで、パパのテンションは下がったようです
「歌いなよ」
と言っても、鼻で笑って
「いい」
と言います。
私はムカつきました。

そして、とうとうパパは寝てしまいました。
何度か起こして、
「みんなで来てるんだから、そんな事しないで一緒に歌おうよ」
と言うのに、すぐに寝てしまいます。
私は、

マイクで殴ってやろうか
お前が盛り上げ担当だろうが

と思いましたが、ぐぐっと堪えました。

そして、極めつけ。
会計の際、
「お金が無い」
と言いだしました。

「え?結構入れといたけど?」
食事したお店からパパが会計をしていて、私はお財布の中身を見ていません。
「だってさっき、結構高かったって話したじゃん」
「だけど、財布のお金が無くなったなんて知らないよ」
「カラオケ行くっていうから、知ってんのかと思った」
「いつ私に財布の中身を確認する暇があったのさ
っていうか、その時にお金が入ってない事、言えば良かったでしょ
「だって…知ってるかと思って…」
と言います。

とうとう、怒りが頂点に達しました
「・・・
何なの?
あなたが今日は段取りする日なんじゃないの?
私のお祝の日なんでしょ?
プレゼントやケーキは無く、これがお祝なのよね?
お金が無いこの状況を、私が責められないといけないのかしら?

私とパパには約25cmほどの身長差があります。
ですが、私のオーラはパパの身長など軽く超えていたことでしょう
下から、片眉が吊り上がったままの私に睨まれながら、低い声で話す私の前にるパパは、蛇に睨まれたカエルちゃんです。
パパは慌てて自分の財布を見て、私の財布の小銭をかき集め、支払いに向かいました。
私は子どもを連れて、車へ先に行きました。


パパが車へ戻り出発しました。
家まではそう遠くありません。

私は、冷たく言いました。
「もう、我慢の限界です。
お店の段取り、連絡漏れ、気遣い、カラオケでの態度、支払い…。
しかも、昨日の事(ケーキ)もあるのに、よくもまぁ…
ため息しか出ません。
当然ですが、パパは返す言葉も無く、黙っています。

「怒らないようにしよう、と優しく言っても伝わらない。
結局、怒らないと「怒ってる」って分からないんでしょ。
せっかくたくさんお金使ってお祝いしてもらったけど、結局、最悪の晩餐になりました。
あなたは一体、何がしたかったのでしょうね。
もう、来年から親の誕生会は止めましょう。
誕生日に嫌な思いを二度としたくありません。
私は今、あなたにとても怒っています。」

パパは血の気が引いた事でしょう。


自宅に着き立体駐車場を待っている間、私は子ども達と車から降り、さっさと部屋へ戻りました。
子ども達を着替えさせ、寝かせました。
私もパパと顔を合わせるのも嫌だったので、すぐに寝る支度をして寝ました。

もう親の誕生会は2度としません…

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