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前板の続き ~キャプテン➌ +プレイボール

前板の続き ~キャプテン➌つづき アニメ + プレイボール①

 続きのラストです。。                      後半にプレイボールも載せました、、

週刊がこれで、月刊がキャプテンだった記憶が、、(違うかな?)

--                             前半 ครึ่งแรก /Khrụ̀ng ræk                後半 ครึ่งหลัง /Khrụ̀ng h̄lạng  ※G先生作

 

ーーーーーー つづきです

 

キャプテン2

    ちばあきお(原案)・コージィ城倉『キャプテン2』集英社〈ジャンプコミックス〉、既刊9巻(2023年7月19日現在)
        2021年5月19日発売、ISBN 978-4-08-882694-3
        2021年8月18日発売、ISBN 978-4-08-882753-7
        2021年10月19日発売、ISBN 978-4-08-882863-3
        2022年3月18日発売]、ISBN 978-4-08-883069-8
        2022年7月19日発売、ISBN 978-4-08-883179-4
        2022年10月19日発売、ISBN 978-4-08-883310-1
        2023年1月19日発売、ISBN 978-4-08-883355-2
        2023年3月17日発売、ISBN 978-4-08-883516-7
        2023年7月19日発売、ISBN 978-4-08-883605-8

 (Wiki)

 

ーーーーーーーーーーーー                         M:【アニメ キャプテン とは 】

1980年4月2日(水曜日)に、19:30 - 20:54(JST)の時間帯において、テレビスペシャルとして➊単発で初めてアニメ化された。 ニールセン調べで17.5%の好視聴率を獲得し、放送した日本テレビへは反響の手紙が殺到。これを受けて、同年8月20日に➋再試合を描いた新作場面30分を追加して21:00 - 22:56(水曜ロードショー)の2時間枠で再放送が行なわれ、前回を上回る視聴率20.7%を得た。

1981年の夏休みには➌劇場アニメ映画が公開され、さらに➍テレビシリーズ化が決定した。テレビシリーズは1983年1月10日から7月4日まで、日本テレビ系列で毎週月曜19:00 - 19:30(JST)に★全26話が放送された。  ストーリーは谷口の墨谷二中野球部への入部から、イガラシキャプテン期の夏の地区大会決勝戦で江田川中と対戦するまでが描かれており、またアニメ制作に当たっては、監督の出崎哲が率いるアニメ制作会社マジックバスが大きな役割を果たした。 2021年4月25日より、tvkにおいても毎週日曜20:27 - 20:55(JST)にて、テレビシリーズの再放送が実施されている。

2021年7月に同作品とサンリオのキャラクター・けろけろけろっぴがコラボレートし、コラボイラストが公開されている。

キャスト

    谷口 タカオ - 和栗正明
    丸井 - 熊谷誠二
    イガラシ - 中田光利(映画)・木村陽司(テレビ)
    近藤 茂一 - 中尾隆聖
    松下 - 大見川高行
    小山 - 手塚学(映画)・長谷有洋(テレビ)
    加藤 - 西脇政敏
    西田 - 松永大
    高木 - 小山梓
    浅間 - 岩田光央
    島田 - 大栗清史
    小室 - 鳥海勝美
    イガラシ 慎二 - 池田真
    松尾 - 土方博一
    番長 - 酒井晴人
    佐野 - 安田裕司
    青葉中の監督 - 森山周一郎
    アナウンサー - 千田光男
    谷口の父 - ハナ肇(映画)・雨森雅司(テレビ)
    谷口の母 - 麻生美代子
    予告ナレーター、主審 - 稲葉実

スタッフ

    原作 - ちばあきお
    監督 - 出崎哲
    助監督 - 神井裕行(テレビスペシャル番組)
    製作 - 村田英憲
    企画 - 吉川斌(日本テレビ)・霜田正信(エイケン)
    プロデューサー - 武井英彦(日本テレビ)・渡辺米彦(エイケン)
    総作画監督 - 国保誠・清水恵蔵
    美術監督 - 遠藤守俊
    撮影監督 - 高橋昭治
    色彩設定 - 鬼沢富士男
    録音監督 - 壺井正
    音楽 - 木森敏之
    動画チェック - 伊藤ひろ子・小椋真由美・宇田八郎・北川美樹・関口重晴
    チェッカー - 中沢邦夫
    特殊効果 - 堀田みな
    編集 - 川名雅彦・平田光宏
    現像 - 東洋現像所
    効果 - 石田秀憲・小林真二・井上裕(イシダサウンド)
    調整 - 栗林秀年
    録音 - グロービジョン
    協力 - マジックバス・スタジオコスモス・はだしプロ・サカエ企画・ノムラタイプ・スタジオルック・サンルック・ポップ・キュープロ・アートアニメスタジオ
    制作担当 - 関孝行・深見克彦・井上博明・近藤栄三・若林敏生
    制作 - 日本テレビ、エイケン

※テレビスペシャル「キャプテン」および劇場版映画「キャプテン」(日本ヘラルド・1981年7月4日公開・95分・ビスタサイズ)の主要スタッフ・キャストも概ねテレビシリーズに準じている。
主題歌
オープニングテーマ

    「君は何かができる」
        作詞 - 山上路夫 / 作曲・編曲 - 木森敏之 / 歌 - 99Harmony

エンディングテーマ

    「ありがとう」
        作詞 - 山上路夫 / 作曲・編曲 - 木森敏之 / 歌 - 99Harmony

※レーベル - 日本コロムビア
放送リスト
話数  放送日  サブタイトル  脚本  絵コンテ  演出  作画監督
作画
1  1983年1月10日  キャプテン誕生  城山昇  出崎哲  はしもとなおと  清水恵蔵
2  1月17日  いよいよ初試合  小和田良博
3  1月24日  強敵!金成中  角田利隆  金子勲
4  1月31日  結束  津野二朗
5  2月7日  対決!青葉学院  永樹凡人  小沢範久  上村栄司
6  2月14日  ピンチ!墨谷ナイン  はしもとなおと  清水恵蔵
7  2月21日  勝利はいずれに  小和田良博  はしもとなおと
8  2月28日  再試合決定  藤川桂介  角田利隆  金子勲
9  3月7日  キャプテンに続け!!  城山昇  永樹凡人  石田晋一  上村栄司
10  3月14日  谷口キャプテンの登板  吉田浩  角田利隆  金子勲
11  3月21日  死闘!!9回の攻防  小和田良博  はしもとなおと  清水恵蔵
12  3月28日  新キャプテンは誰に?  永樹凡人  角田利隆  飯野皓
13  4月4日  丸井キャプテン奮戦!  藤川桂介  出崎哲  はしもとなおと  清水恵蔵
14  4月11日  先制2点を守れ!!  角田利隆  金子勲
15  4月18日  再起を賭けた合宿  小和田良博  はしもとなおと  清水恵蔵
16  4月25日  連続36試合!  永樹凡人  石田晋一  上村栄司
17  5月2日  墨谷快進撃  城山昇  角田利隆  清水恵蔵
18  5月9日  宿敵青葉学院  出崎哲  はしもとなおと
19  5月16日  死闘!18回
20  5月23日  新キャプテンの初仕事  藤川桂介  永樹凡人  角田利隆  金子勲
21  5月30日  イガラシの特訓  石田晋一
22  6月6日  めざせ!選抜大会  城山昇  永樹凡人  飯野皓
23  6月13日  思わぬ伏兵  出崎哲  はしもとなおと  清水恵蔵
24  6月20日  丸井先輩の助言  藤川桂介  角田利隆  金子勲
25  6月27日  エース井口対イガラシ  城山昇  永樹凡人  はしもとなおと  清水恵蔵
26  7月4日  激突!9回裏  出崎哲

放送局                       出典は個別に出典が提示されているものを除き1983年5月中旬 - 6月上旬時点とする。系列は制作局での本放送当時のものとする。
『キャプテン』ネット局 放送対象地域  放送局  系列  放送時間  ネット状況  備考
関東広域圏  日本テレビ  日本テレビ系列  月曜 19:00 - 19:30  【制作局】
北海道  札幌テレビ放送  同時ネット  
岩手県  テレビ岩手  
宮城県  ミヤギテレビ
福島県  福島中央テレビ
新潟県  テレビ新潟  
静岡県  静岡第一テレビ  
中京広域圏  中京テレビ  
近畿広域圏  読売テレビ  
広島県  広島テレビ  
香川県・岡山県  西日本放送  
福岡県  福岡放送  
熊本県  熊本県民テレビ  
鹿児島県  鹿児島テレビ  
秋田県  秋田放送  木曜 17:00 - 17:30  遅れネット  
山形県  山形放送  日本テレビ系列
テレビ朝日系列  金曜 16:30 - 17:00
福井県  福井放送  日本テレビ系列  火曜 17:00 - 17:30  1983年8月2日まで放送
宮崎県  宮崎放送  TBS系列  月曜 17:25 - 17:55  

2016年にはBS12トゥエルビにてデジタルリマスター版が放送された。
映像ソフト

    2004年7月にエイベックスよりDVD-BOXが発売された。


ネット配信

    2020年9月9日より、エイケンのYouTube公式チャンネル「エイケン公式チャンネル」にて、毎週水曜に無料配信が実施されている。配信は第1話のみ常時配信、第2話以降は1週間のみの期間限定配信となっている。

実写映画

2007年8月18日公開。布施紀行主演・室賀厚監督。2021年7月30日に、テレビシリーズと同様にtvkにて、同作品の地上波テレビ放送が実施された(「映画の時間」枠、19:00 - 21:00)。
キャスト

    谷口 タカオ - 布施紀行
    丸井 - 小川拓哉
    イガラシ - 中西健
    佐々木 舞(新聞部員、オリジナルキャラクター) - 岩田さゆり
    三咲 静香(墨谷第二中学校教諭および野球部顧問、オリジナルキャラクター) - 小林麻央
    青葉学院野球部監督 権藤 - 菅田俊
    墨谷第二中学校 教諭 佐伯(3-D担任) - 江原修
    谷口 孝江(タカオの母) - 宮崎美子
    谷口 茂夫(タカオの父) - 筧利夫
    町内会会長 - 柏原寛司
    実況 - 義田貴士
    ゲスト解説 - 宮本和知
    佐野 - 河野朝哉
    サブ - 永井浩介
    高津 - 石井竜二
    土橋 - 木村大貴
    笠原 - 横田椋
    エキストラ協力 - 宇都宮市立国本中学校、宇都宮市立陽東中学校、宇都宮市立星が丘中学校、宇都宮市立陽北中学校、宇都宮市立陽西中学校、船生クラブ、塩谷町立船生中学校、黒磯柔道クラブ、作新学院女子短期大学、宇都宮アート&スポーツ専門学校

スタッフ(映画版)

    原作 - ちばあきお
    監督・脚本 - 室賀厚
    特別協力 - SSK
    撮影協力 - 宇都宮市、宇都宮市政110周年記念事業実行委員会、宇都宮市体育文化振興公社、宇都宮市国本地区体育協議会、宇都宮観光コンベンション協会、宇都宮コンベンション給食協議会、宇都宮商工会議所青年部、芳賀町、塩谷町、芳賀町教育委員会生涯学習推進室、栃木県ソフトボール協会、北宇都宮駐屯地 ほか
    音楽 - 安川午朗
    スタントコーディネーター - 柴原孝典
    CG - Giraffe Entertainment、Motor Drive
    技術協力 - 松下電器産業
    ポスプロ - ヌーベルポスプロセンター
    MA - シネマサウンドワークス
    ラボ - IMAGICA
    企画 - 福井政文、阿部祐督
    プロデュース - 阿部祐督、棚橋裕之、木藤幸江、生田英隆、太田富雄、谷口忠男、上野境介
    製作者 - 迫田真司、小谷靖、永井秀之、山路則隆、玉村輝雄、大橋孝史
    エグゼクティブプロデューサー - 市橋耕治、尾越浩文
    協力 - 有限会社エフアイユー(現:有限会社ちばあきおプロダクション)、エイケン
    制作プロダクション・配給 - トルネード・フィルム
    制作 - キャプテン製作委員会(IMAGICAイメージワークス・Entertainment FARM・ポニーキャニオン・アサツー ディ・ケイ・集英社・ホーム社・トルネード・フィルム)
    上映時間 - 98分

主題歌(映画版)

    主題歌:Lead「空の彼方へ」
    挿入歌:Lead「君は何かができる」

小説

    2017年3月9日、学研出版より「部活系空色ノベルズ」シリーズの一冊として、「キャプテン」の谷口編をベースとした小説版が、「キャプテン 君は何かができる」というタイトルで刊行された。
    著者は山田明、カバーイラストはloundraw。
    以降、同年6月1日に丸井編となる「キャプテン 答えより大事なもの」、7月20日に五十嵐編を描いた「キャプテン それが青春なんだ」と続編が発売され、2018年2月3日には全3巻セットも発売された。
    各巻の副題については、テレビシリーズのオープニングテーマから、それぞれ曲名や歌詞の一部を採る形で付けられている。

    キャプテン 君は何かができる <著 - 山田明>(2017年3月9日)ISBN 978-4-05-204596-7
    キャプテン 答えより大事なもの <著 - 山田明>(2017年6月1日)ISBN 978-4-05-204646-9
    キャプテン それが青春なんだ <著 - 山田明>(2017年7月8日)ISBN 978-4-05-204682-7
    部活系空色ノベルズ キャプテン 全3巻 <著 - 山田明>(2018年2月3日)

原作との主だった相違点として、以下の点が挙げられる。

    谷口、丸井、イガラシそれぞれに、悩みを共有する同級生の女子がいる。
    舞台設定が現代に移ったことを反映し、コンビニエンスストアやSNSなどの描写や言及がある。
    原作では、近藤と牧野の会話を除いてはキャプテンに学年を問わず敬語を使っていたが、同作品では同級生どうし対等な口調で接している。
    青葉中学との再試合省略や、丸井世代が夏の全国大会に出場するなど、展開に一部変更が見られる。

(Wiki)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー          M2:【プレイボール (漫画) とは 】 

    『プレイボール』は、ちばあきおによる野球漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ。         『キャプテン』のスピンオフ作品である。 原作は青少年育成国民会議推薦、アニメは東京都墨田区推薦を受けている。 続編としてコージィ城倉による『プレイボール2』がある。  2021年8月5日、学研出版より「部活系空色ノベルズ」シリーズの一冊として、本作を題材にした「キャプテン 高校生編〜新たなるプレイボール」同年10月19日に第二巻に当たる「めざせ 夢の甲子園」というタイトルでそれぞれ小説化された。著者は山田明。

タイトル プレイボール
ジャンル  野球漫画
作者  ちばあきお
出版社  集英社
掲載誌  週刊少年ジャンプ
レーベル  ジャンプ・コミックス
発表号  1973年27号 - 1978年31号
巻数  全22巻(ジャンプ・コミックス)
    全11巻(愛蔵版コミックス)
         全11巻(集英社文庫コミック版)
漫画:プレイボール2
原作・原案など  ちばあきお
作画  コージィ城倉
出版社  集英社
掲載誌  グランドジャンプ
レーベル  ジャンプ・コミックス
発表号  2017年9号 - 2021年11号
発表期間  2017年4月5日 - 2021年5月6日
巻数  全12巻
アニメ:プレイボール1st(第1期)
    プレイボール2nd(第2期)
原作  ちばあきお
総監督  出崎哲
監督  四分一節子
キャラクターデザイン  清水恵蔵、泉保良輔
音楽  和田薫
アニメーション制作  マジックバス
製作  プレイボール製作委員会
放送局  #放送局参照
放送期間  第1期:2005年7月 - 9月
      第2期:2006年1月 - 3月
話数  第1期:全13話 / 第2期:全13話


概要

『★週刊少年ジャンプ』(集英社)にて★1973年から1978年にかけて連載。 同時期(1972年から1979年)に『月刊少年ジャンプ』に連載されていた『キャプテン』とあわせて第22回(昭和51年度)小学館漫画賞を受賞。本作の累計発行部数は1300万部を記録しており、本作と本編『キャプテン』を合算すると3200万部となる。

週刊少年ジャンプでの連載にあたり、当初★ラグビーかアメリカン・フットボールを題材にした漫画を描くつもりでいたが、ルールの把握や資料集めに時間がかかり、連載開始の予定を大幅に遅れそうになったため、その資料が集まるまでの★繋ぎとして、『キャプテン』の主人公だった谷口タカオの高校野球での活躍を描くつもりで連載を始めた。 しかし、描いているうちに構想が大きく膨らみ、繋ぎが繋ぎで無くなり長期連載となったが、★体調不良によるドクターストップから未完となる。ジャンプコミックスから全22巻が刊行されているが、文庫版への改定により「かたわもの」「めくら」など一部不適切な表現は削除されている。

プレイボール2                   2016年、ちばの遺族と『グランドジャンプ』の増澤吉和(当時は副編集長)との協議でリバイバル企画が生まれ、同作のファンでもあるコージィ城倉に相談したところ、城倉が続編を描くことが決定。『グランドジャンプ』2017年9号から2021年11号まで、城倉によって『プレイボール2』が連載された。 ちばのタッチを再現し、最終回からの続きが描かれた。ただし、谷口が高校卒業後はストレートに大学進学せず予備校に通うようになるなど(ストーリーは『キャプテン2』に合流することで終了する)、ちばが単行本の★最終巻の後書きにて語っていた連載終了以後の構想とは若干展開が異なる。 また、ジャンプ・コミックスの装丁はちばが連載していた70年代当時の標準デザインを模した物となっている。

あらすじ

    前作『キャプテン』でのクライマックスとなった青葉学院戦で骨折しながらも無理に投球を続けたことが祟り、谷口タカオの右手は人差し指を伸ばせなくなり、まともにボールを投げられなくなっていた。墨谷高校に進学後は部活に入ろうとはせず、田所がキャプテンを務める弱小野球部の練習風景を毎日のように夕暮れまでグラウンドの片隅で眺めていた。決して口にこそ出さないが野球への未練を強く抱いていることに、谷口の両親も心配していた。そんな谷口の様子を見かねたサッカー部のキャプテン相木は、できない野球に未練を持つよりは新しい道に進むべきだと、谷口をサッカー部に勧誘する。谷口はサッカーについては全くの初心者だったが、中学時代に培った努力と根性でみるみる上達し、チームメイトからも認められるようになる。
    野球を諦めてサッカーに専念することに決めた谷口だったが、少年野球の審判を買って出るなど野球に対する未練と情熱はまったく薄れることはなかった。谷口の気持ちを察した相木はこのままサッカーを続けることは谷口にとって最良の選択ではないことを察し、野球部のキャプテンである田所との話し合いの末に、谷口をサッカー部から退部させ、野球部に入部させる。
    入部した谷口は送球がまともに出来ないことから当初は戦力として見られなかったが、守備力と長打力、コントロールは衰えず、野手としてチームに溶け込む。エースの中山、口さがないムードメーカーの山本を筆頭にチームメイトの殆どが戦略面や勝利への意識が乏しかったが、最後まで勝利を諦めない谷口の熱意と豊富な知識や的確なアドバイスによって少しずつ向上心が芽生え、谷口の投げるワンバウンド送球を捕球出来るようになった仲間たちの協力もあって谷口は一躍チームの中心選手となる。
    墨谷高校野球部は夏の高等学校選手権大会地区予選では毎年1回戦負けの常連だったが、谷口の活躍とそれに触発された田所達の頑張りで順当に勝ち上がり、3回戦で甲子園出場の常連校であるシード校の名門東都実業高校(東実)との大一番を迎える。試合前は谷口以外が勝利を半ば諦めていたが、彼の奮闘に動かされた中山と田所が率先して対策を相談したことをきっかけにチームがまとまっていく。
    東実対策の過程で徐々に送球のコツを身につけた谷口はノーバウンドでも送球出来るようになるが、山本はナチュラルに変化する谷口の送球を逆に捕球出来なくなってしまい戸惑う。その異変に気付いた田所は谷口が工夫と研鑽により、ボールを指の間から抜くようにして投げているその送球こそがフォークボールであることに気付く。正捕手である田所は谷口の投げるフォークボールを捕球できるようにと努力を重ねる。谷口はチームの切り札として再びマウンドに上がれる機会を得る。
    試合当日は中山の力投と谷口のピッチャーの呼吸に合わせてスイングするという速球打ちのアドバイスにより、墨谷は予想外の善戦を繰り広げる。だが、初回から全力投球で飛ばしていた中山が東実打線につかまり、足に怪我を負ってリタイアを余儀なくされる。窮地に立たされた墨谷は遂に谷口をマウンドに送り、当時は珍しいフォークを武器に東実打線を翻弄したが、ロングリリーフとなった谷口の疲労は激しく途中降板を余儀なくされ、善戦も空しく墨谷は惜敗する。
    その試合をもって高校野球を引退する田所は谷口に感謝し、中山達二年生部員を含めた全員の賛同を得て谷口を新キャプテンに指名する[5]。谷口は先輩部員を差し置くことに葛藤しつつも、恩人である田所の気持ちを受け入れる。
    谷口の中学時代のライバル倉橋豊は墨谷高校に入学していたが、野球部の意識の低さに呆れて三日で退部していた。しかし谷口の活躍に触発され、中山や山本に非難されながらも再入部を決める。
    フォークボールの連投で肩を痛めた谷口を田所がなじみの医院に連れていったところ、谷口の指も治すことができることを知り、元通りにする手術を受ける。谷口の不在で秋期大会こそ残念な結果に終わった墨谷だったが、翌年の夏の大会に向けて本格始動する。中学時代から谷口を強く慕っていた後輩の丸井は成績が足りずに墨谷に不合格。編入学試験合格を目指して努力を続ける。
    抜群の技術に加え、配球技術を持った正捕手倉橋と投手二枚看板の揃った墨谷は卒業した就職した田所が見守る中、キャプテン谷口を中心に活躍することになる。

『2』

    春の選抜野球大会出場校である谷原高校との練習試合に大敗した墨谷野球部。3年生になった谷口は、夏の東東京予選を見据えて墨谷二中を全国制覇に導いた後輩のイガラシと、江田川中学から入学した井口源次を投手候補に育てようとする。その結果、硬球の使い方が安定していたイガラシを投手に据え、井口を野手に育成しようと考える。
    一年生の秋に墨谷に編入した丸井は調子に乗った言動の多い井口に不快感を持っていたが、左投手として彼を起用したい谷口の真意を察し、硬球の使い方を特訓する。打撃面では得点力向上のため、真芯で捉えないと長打が打てない竹製バットを使用することを思いつくが、練習試合でも使用を強行した結果全て折れてしまい、恥を忍んで金属バットを借りて試合を再開する。イガラシの上達と丸井との特訓で精神面でも成長した井口の好リリーフもあり、練習試合に勝利したことで、谷口と倉橋は確かな手ごたえを掴む。
    迎えた夏の東東京予選。抽選会に参加した丸井と半田であったが、墨谷はエースになった佐野を擁する東実、川北商業、谷原など名門校がひしめくブロックに当たってしまう。それでも谷口と倉橋は最後の大会に向けて闘志を燃やし、チーム一丸で大会に臨む。

登場人物
A 墨谷高校野球部                都立の公立高校。野球部は谷口が入部するまでは毎年3年生が引退するとメンバー割れする弱小チームで、「楽しく野球が出来れば良い」程度の意識しかなかったが、谷口と田所たちの引退後に再入部した倉橋の熱意に影響を受けて少しずつ実力や意識が向上して弱小を脱する。更に、中学大会を制した谷口の後輩達の加入によってシード校に名を連ねるまでに強化されていった(表記は「人物名:声の出演」)。

谷口タカオ:前田賢一朗
    本作の主人公。右投右打。ポジションは投手・三塁手。右翼手を守ったこともある。中学時代に試合中のアクシデントで指を骨折し、無理をして試合続行し投げ続けたことから、利き手の人差し指が曲がったまま伸びなくなり(アニメ版では人差し指が伸びたまま曲がらなくなり)、真っ直ぐボールを投げられなくなる。入学してしばらくはサッカー部に所属し努力の甲斐あってレギュラーにも選抜されたが、野球への情熱を捨てきれず主将の相木による叱咤と後押しで、野球部に転部する。怪我の影響で送球がままならない状態であったが、バウンド送球を経て努力の末に投げられるようになり、その過程でフォークボールをマスターする。その後、手術を受けて指の怪我を克服する(この過程は原作とアニメ版では若干異なっている)。打順は4番(川北戦のみ5番)。ピッチャーとしてはコントロールを身上としており、倉橋の要求するボール半個分の出入りを可能とするほどの見事な投球術を持っている。最終的にカーブ・シュート・フォークボール(故障が明けてからは、ここぞという時にしか投げなくなった)を一通りマスターした(中学時は直球のみ)。また精神面が強く、ピンチや味方のエラーにあってもナインを励ましたり、粘り強く淡々としたピッチングを展開した。その姿勢は作中屈指の好投手である専修館の百瀬さえも驚嘆させている。イガラシ、井口世代の他の一年生から「やっぱ(シード校入りした墨谷の)エースだけあってナリ(体格)に似合わず凄え球投げるなあ」と評されるなど球速もある模様。
    本来は三塁手がベストポジションだがチーム層が薄い墨谷では投手と兼任を余儀なくされ、成り行き上エース格になっていた背景もある。それ故に特に自身がエースという自負はなく、総合チーム力で挑む姿勢は中学時代から変わっていない。
    対戦相手を徹底的に研究かつ分析するタイプで、その姿勢は相手が強豪・弱小かを問わず一貫している。その結果、それまで5年連続1回戦負けを喫し、勝利とはほど遠かった墨谷高校野球部を1年生時は3回戦、2年生時は準々決勝(ベスト8)3年生時は準決勝(ベスト4)にまでコマを進める原動力になった。野球に熱心なあまり学業が疎かになり、母親から釘を刺されてしまうこともあり、3年生時はそれが災いして成績が下がっていた。
    前キャプテンの田所により1年生の夏以降は墨高のキャプテンに任じられ、以降連載終了まで継続。中山から「お前はキャプテンなんだから、グラウンドに出れば俺たち上級生を呼び捨てにして良い」と言われ倉橋からも賛成されるが、本人は「僕は頭が古いんで無理です」と上級生に対する気遣いと礼儀を忘れることはなかった。逆にここぞという場面では気弱だった中学生時代に比べてはっきり意見を言えるようになっており「言って分からなければ放っておけばいい、困るのは本人だ」と井口の態度に突き放す発言をとったり、2年生時に夏の東東京予選では格下の言問高校相手に油断する上級生を含めたチームメイト全員に前年に全力を出し切って3回戦に進んだことに例えて「このままでは負けてしまう。僕たちの今1番の敵は気の緩みです!」と激を飛ばす場面が見られる。真剣になった際は問題児の井口に「やはりキャプテンだけあって迫力がある」と言わしめるほどの貫禄を放つ。
    『2』では彼と対立する丸井を競わせて井口に自分の過信を痛感させるとともに奮起を促す意味で投手としては起用しない方針をとっていた。その後自主練習に励み結果を出した彼の進歩の速さに驚き、コーチ役を買って出た丸井に感謝した。
    一方で、公式戦での得点力向上のために真芯で捉えないと長打が打てない竹製バットでの練習を採用。練習試合でも反対を押し切って使用を続けた結果、相手校の監督を怒らせてしまったばかりかバットが折れてしまう、大会期間中に「練習をしないことも練習」とイガラシ達をたしなめたにもかかわらず通常通りの練習をして疲労を蓄積させるなど一生懸命ゆえの判断ミスを招くこともあるが、その度に反省し分析を重ねた。
    3年間を通じて全国大会への出場は逃したが、3年生時の川北商業戦ではサイクルヒットを放ちメディアの注目を集めた。引退後は野球に対する次の目標が見出せずにいたことや、両親の負担を考慮して将来的に家業を継ぐために父親の下で大工修行を検討したが、部長や田淵、父親に諭され、大学進学を目指して予備校に通いながらの野球部監督就任を打診され、了承する。
田所:河野裕
    谷口の2学年上であり、谷口が入部した時のキャプテン。右投右打。ポジションは捕手。中学時代は投手でもあったらしく、東実戦では疲労した谷口に代わって登板したが全く通じず、大量得点を許してしまった。京成戦に7番、城東戦に3番[6]、東実戦に5番を打った。特に突出した能力は見せなかったが他のナインと共に谷口に影響され上達して行き、東実戦でも活躍した。
    当初は怪我を負っている谷口に戦力としての期待をせず、彼の入部に浮かれる部員たちにも厳しい態度を取っていたが、「ちやほやするとかえって本人が気を遣ってしまう」と彼なりに配慮しての行動だった。サッカー部や他部員の進言による打撃練習にてその実力を認め、以後は試合でも谷口の意見を積極的に取り入れるまでに至っている。捕手としては、ロングリリーフの谷口の疲労なども察しロジンバッグなどで間をとるように指示をしたり、中山の限界を見抜くなど気が付く方であった。すぐ部員を怒鳴りつけたりバットを振り回して脅すなど粗暴なところが見られるが、弱小に甘んじていた部員の中では野球に対して真剣に取り組むなど基本的にキャプテンとしては信頼されている。
    東実戦前には強豪に本気で勝とうとする谷口に対し、「卒業後の進路の為の勉強に支障が出る練習量は避けるべき」との考えを持っていた。そのため練習方針の考え方の違いで衝突するが、後に谷口の姿勢に動かされた中山と共にベストを尽くす事を選択した。しかし自身は補習を受けるなど学業成績はあまり良くなかったようである。
    卒業後は家業の電気屋に就職し、合間を見て野球部の見物や試合の応援に駆けつけ、公式戦では解説や応援団を鼓舞する。面倒見の良い性格で、全部員にアイスの差し入れやカツ丼(当初は「鰻丼」と吹聴していたが、予算の問題からカツ丼になった)をご馳走してくれるなど気にかけている。また、なにかというとタイヤキ屋を相談場所として利用している。
    仕事上あちこち駆け回るため顔が広く、後輩勧誘の手助けをしたこともあった。井口勧誘の際には本気で投げた球をヒットにするなど野球の能力も衰えてはいないが、山本(アニメ版では倉橋)から「腹が出てる」と言われ太り気味である模様。
    アニメ版では東実戦で疲労がたまった谷口を走らせたくない一心でホームランを打っている。卒業後の2期では地元商店街の草野球チームで捕手・4番を任されるなど、野球を継続していることを語っている。
倉橋豊:日野聡
    谷口と同級生であり、彼のよきパートナー。顎が割れている。右投右打。ポジションは捕手で、田所の後継に当たる。打順は3番(川北戦と3年生時における夏の東東京予選では4番)。中学時代に谷口が在学した墨谷二中と激戦を繰り広げた隅田中出身[7]でキャプテンも務め、当時は地区随一の名捕手と噂されていたほどの実力者。谷口の球を変化球もノーサインで捕球できるほどスキルが高い。
    高校入学時は野球部に入ったがあまりのレベル不足と勝利意識の低さに呆れて3日で退部していた。その後しばらくは草野球でプレイしていたり、中学時代の先輩・田淵がいる川北高の練習に参加していたが、谷口の勧誘で改めて野球部に籍を置くこととなる。
    言いたいことをはっきり口にする性格。先輩相手でも一切遠慮をしないので当初はトラブルが絶えなかったが、そのほとんどが相手やチームを思ってのことであり、谷口、半田と共に部全体の実力と意識向上に貢献した。チームがまとまってからは、陰で上級生を「あいつら」「お前ら」というなど、若干見下す発言をすることもある一方で、不可欠な存在として溶け込むようになっていく。
    原作ではクールな性格で中学時代のイガラシの性格に酷似しており、チームの参謀的な役割を果たしていた。原作、アニメとも谷口のキャプテンとしての采配を甘いと感じることもあったが、最後は谷口のキャプテンシーを認めている。
    実力はチーム屈指で、他チームからも「一発がある打者」として警戒される描写がいくつかあるが、物語中では本塁打を放ったシーンが出てこない。しかし、専修館戦の百瀬から初回でチーム初ヒットを記録したり、原作の明善戦では最終回で唯一ヒットで出塁するなど打撃の水準は高い。ただし、外角球に体が泳ぐことがある。
    アニメ版では小学生時代はリトルリーグに所属していた。また原作以上に棘のある発言が多くみられていたが、公式サイトの紹介では自身が憎まれ役を買って出ることによって、谷口に不満が向かないようにするための配慮ではないかと補足がなされている。一方でチームのために人知れず練習に励む半田のことを気にかけたり、上級生の引退時行われた一打席勝負では、涙を流しながら球を受けるなど、チームメイトを大切に思う場面も描かれている。
    『2』でも谷口と並ぶチームの首脳として活躍している。実力はあるが自身の結果を出すことにこだわりスタンドプレーをしがちなイガラシと井口を叱りつけたり苦言を述べる場面も多い。また、谷口の過酷な練習内容に驚く場面も目立ち、谷原戦での惨敗以降試行錯誤を重ねる彼を心配している。
    引退後は試験の結果が悪かったことから浪人しての再受験を考えている。家族の負担を考えて進学(および野球)を断念する意向の固い谷口を案じて、谷口にそれまで野球部に不在だった監督を務められるよう田淵や部長に説得できないかを打診した。『キャプテン2』でも引き続き登場し、浪人生活の傍ら監督として後輩たちを支える谷口にさりげなく助言をしたり、墨谷の試合を観戦するなど陰ながら墨高野球部を見守っている。
    小説版では2巻目から登場。概ね原作と同じだが、若干言い回しがマイルドになったり、谷口を認めるまでの心境が原作以上に深く掘り下げられている。
中山:呉圭崇
    谷口の1学年上。谷口が入部する前は唯一の投手であった。丸眼鏡が特徴。右投右打。田所達の引退後は三塁手と投手を兼任。松川が登板する時は左翼手も務める。打順は2年時に9番、3年時に6番(大島戦のみ、ならびに小説版では5番)。
    気分屋であり、投手としては気弱なものの相手打線が沈んでいると「いっちょ脅かしてやるか」とサインを無視し変化球(カーブ)を投じるなど調子に乗りやすい。怒りっぽい面もあり、田所が谷口のデータに依存して思うようなプレーができなかった時にヘソを曲げたり、先輩に敬意を払わない倉橋とは特に衝突が多かった。しかし、京成戦で谷口の「最後まで諦めない」熱意を目の当たりにしてからは彼を信頼するようになり、東実戦前は谷口の努力に心を打たれて意見を求めたことがチームがまとまるきっかけになった。
    球速・球威は低い部類に入り、精神面がやや脆く打たれるとすぐに動揺し、投球が乱れてしまう。川北戦では滅多打ちに遭い「勘弁してくれ」と泣き言を吐き、病み上がりの谷口にマウンドを譲ったこともある。しかし、コントロールは非常によく、谷口の偵察メモ通りに相手の苦手なコースを的確について抑える場面もあった。
    打撃面ではかなりの回数で得点に絡み、専修館戦ではサヨナラヒットを放っている。谷口がキャプテンになってからも引き続き背番号は1番だが、年功序列を重視する谷口の方針や当初は彼との二本柱でいく予定だったこともあり[8]特に背番号変更は無かった。引退前に谷口の懇願によりバッティングピッチャーを務めている。専修館戦で疲労困憊の谷口を見た山本が、倉橋に中山を起用し投げさせるように進言するが「中山さんには荷が重すぎる」として却下された。原作では谷口をして「足がある」と言わしめるほどの俊足を持ち、セーフティバント・盗塁も行っている。また投手だけあって肩も良く、レフト前ヒットの返球で、脚に自身のある二塁ランナーを楽々アウトにしたこともあった。
    引退日に開かれたお別れ会では代表でスピーチし、「俺たち目上を(谷口が)指示するのが面倒だったろう」とさり気なく上級生としての気遣いを見せていた。
    アニメ版では外見が若干変更されている。また3年生時は他の同級生部員同様、言問戦までは実力が向上したことからの過信も見られたが、倉橋との度重なる衝突を受けて選手として成長。引退時には谷口の懇願でバッティングピッチャーを務め、送別会後にエースナンバーを託した。

山本:疋田高志
    谷口の1学年上。出っ歯が特徴。右投右打。当初は右翼手だったが、谷口が右翼手の守備に入ったのをきっかけに一塁手を経験。共通していた「右打球に慣れている」という理由で田所の引退後から一塁手にコンバートする。田所が投手の時には捕手も経験した。打順は1番。「おっちょこちょい」と言われるだけあって気配りに欠ける場合も多い。当初は勝利にこだわる谷口と反りが合わなかったが、京成戦で谷口の「最後まで諦めない」熱意を目の当たりにしてからは彼を信頼するようになり、キャプテンになってからも積極的にサポートした
    東実戦では疲労困憊の谷口に気付かず、初球打ちでヒットしたため、田所からそれを咎められたり、専修館戦の終盤では痛恨のエラーを喫し田所に「お前は何年墨谷のレギュラーやってるんだ!」とスタンドから罵声を浴びるなどここ1番で判断を誤ることがあった。後者では直後に帳消しにするファインプレーを魅せた。幼少時は青戸辺りでザリガニ捕りの名人と呼ばれていたらしい。
    アニメ版ではくじ引きで一時的にキャプテンとなった。田所らからは「おっちょこちょいだが、ムードメーカーでもあるから結果的にはいい選択だった」と評されたが、墨谷二中との壮行試合後、「俺にはあんな後輩(丸井・イガラシ等)を育てられない」と言い谷口にキャプテンを譲った。また、2期では倉橋にもきっちり意見を言う、明善戦の終盤では意気消沈する谷口に「最後まであきらめないんじゃなかったのか?」と励まして出塁を果たすなど、締めるところは締める場面も追加されている。

太田:福井信介
    谷口の1学年上。ニキビ(もしくはそばかす)が特徴。右投右打。100mを12秒台で走る俊足(アニメ版では11秒台)と強肩の持ち主。 2年生の夏までは遊撃手だったが、自身の運動能力の高さに着目した谷口からの提案を受け入れて田所の引退後から中堅手にコンバートする[10]。打順は2番。中々の切れ者であり、東実戦では谷口の疲労度を察し、追い込まれて(ツーストライク)から粘り、時間を稼いでいた。しかし田所からは「お前は顔に似合わず頭良いんだな」とあまり嬉しくない誉められ方をされた。
    谷口がキャプテンになってからは上級生に強く出られない彼の性格を見越して水分補給のタイミングなどで勝手に振る舞う面もあったが、それを見かねた倉橋が「島田をレギュラーにすればいい」と谷口に助け船を出したことで危機感を持ち、一部員として再び指示を聞くようになった。
    負けている状態で最終回に打順が回る事が多く度々プレッシャーを背負って来たが、試合の逆転の突破口を切り開いた人物でもあった。長打は無いものの、クリーンナップへ繋げる重要な役割を見事に果たし、アニメ版の明善戦でも谷口達下級生を励ます活躍を見せた。

山口:南田親彦
    谷口の1学年上。右頬にある大きなほくろがトレードマーク。右投右打。谷口が入部するまでは三塁手。彼のスタメン昇格後は左翼手(小説版では右翼手)、3年生時には遊撃手を守る。打順は3番だったが、倉橋入部後は5番、小説版では6番となった。東実戦では会心の一撃をセンターのファインプレーに阻まれ、最後のバッターとなり涙を流したが、翌年の聖稜戦ではサヨナラホームランを打つ活躍を見せた。倉橋、谷口の後続とあって長打力も高い。メンバーきってのユーモラスな性格で、油断から偵察後の練習を予想しなかった同級生の中で唯一ユニフォームを持参していた[11]。チーム内で一番インシュート(内に食い込むシュート)は苦手であったがここぞという時に活躍する選手。専修館からも「5番(山口)は一発があるから歩かせろ」と警戒されていた。
    アニメでは、半田が硬球を怖がっている事を見抜いてアドバイスを送っている。

佐々木:竹谷和樹
    谷口の2学年上。ポジションは一塁手。墨高唯一の左投左打。打順は8番。カーブ打ちが得意と自称。京成戦で谷口に打席を奪われる。あまり目立つ存在では無いが、東実戦ではヒットや死球で着実に出塁している。

松本:山田浩一
    谷口の2学年上。丸い鼻が特徴。右投右打。ポジションは二塁手。京成戦では3番を打っていたが、城東戦以降は3番に山口が入り、打順は7番。東実戦では内野に打球が飛ぶシーンが少ないので、守備での出番はほぼ無い。守備練習の際に彼が谷口の送球の変化に気付き、東実戦でのフォークボールの器用に繋がる事になる。二塁打を放つなど長打力もある。

村松:谷口祐貴
    谷口の2学年上。顎髭を生やしている。右投右打。ポジションは中堅手。打順は6番。一発を狙いに行くなど積極的なバッティングを見せる反面、若干自信過剰な面があり、京成戦ではバントの指示を無視してヒッティングに出る場面があったが、右翼手についた谷口の奮闘を見て田所の次に彼を認め、ファインプレーを見せた谷口に代わってタッチアップ時の送球をし、「代わりに投げてやるから、ボールを取ったらすぐ俺によこせ!」と励ました。
    城東戦では相手チームのエース投手である藤井からヒットを打ち、速球を打ち崩すコツを田所に伝言した。東実戦で走者に出た谷口が疲労困憊の際には「ゆっくり歩かせてホームインさせてやる」とホームランを狙う気遣いも見せた。
    アニメでは外見が原作とかなり異なっている。

横井:柴崎幸一
    谷口の同級生。頬に渦巻きがある。右投右打。背番号11のノッカー担当であったが、田所世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは2年時に二塁手、3年時に遊撃手。松川が二塁手の時は左翼、イガラシが遊撃手の時は三塁をも守る。谷口世代で一番上達した選手であり、最終的に内野のほとんどを請け負っている。また夏季大会中はマラソン練習で最後尾にいることが多かったが、秋からは谷口・倉橋に並んで体力を余し「なんてザマだ、この程度の練習で!」と後輩を叱咤するまでになった。打順も当初は7番であったが秋季大会からは5番(谷原戦は2番)を務めた。山本同様ユーモラスなキャラではあるが、公式試合では言問高戦で2打点、聖稜戦では送りバントも兼ねたセーフティバントを成功させている。谷原戦で丸井からぞんざいな口調を使われた事があるが、丸井から「恋に悩むと気が抜けるのですか?」と聞かれ「何を下らない事を言ってるんだ、練習中に!」とゲンコツをかました事もあった。しかし先輩や下級生を思いやる気持ちは強く、OB戦でもワザと空振りする優しさをみせたり、イガラシ世代の入部での訓辞の際にキャプテンの谷口の言葉足らずに補足を加えた。その中で「みて貰えれば解ると思うが、体格にも恵まれない我々がシード権を得るには想像を絶する努力をしてきた。辛くて辞めたいこともあったが、自分に打ち克った時の喜びが忘れられなくてここまで来られた」と自身の体験を交えている。
    『2』ではイガラシをレギュラー専任と考える谷口の方針に従い控えになる事が多いが、3年生として冷静な先輩としての姿勢は崩すことはなく、3年生時の準決勝では途中出場し、谷原の村井からヒットを二本打った。

戸室裕之:窪田亮
    谷口の同級生。右投右打。初期は背番号12。田所世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは左翼手。本人の発言から元々は中堅手だったようだが、太田のコンバートによって左翼手になった。打順は主に7番と下位ではあるが速球でも難なくミート出来る。能力としては平均値には達しているが、肩が弱いのが欠点。試合では守備での貢献が目立つが、松川が登板の時は谷口が三塁で中山が左翼に、松川が二塁に入る時は横井が左翼に、3年生時の谷原戦では井口が中堅に入り島田が左翼に回ってくるなど割りを食う場面が多い。小説版では絵が上手く、部員募集のポスターを制作している。
    『2』でも外野手としてレフトのレギュラーを維持している

半田:田中恭兵
    谷口の同級生。「×」字型の目が特徴。右投右打。ポジションは右翼手控え。元草野球選手。背番号10。あだ名は「半ちゃん」。
    真面目で野球好きだが、最初はチームで一番能力が低く練習でも試合でもエラーを連発していた。一方で分析能力が高く、対戦相手のデータ収集などで活躍しチームを勝利に導く力となっている。特に専修館戦では誰も気づかなかったメモの足跡を消した点に着目し、チームの逆転に繋がるきっかけを作った。これらがきっかけで彼を侮っていた部員たちからも信頼と敬意を持たれるまでになった。努力の甲斐あってエラーの数も減り、公式戦に出場できるまでになる。
    作者が『キャプテン』以前に描いた読み切り作品『半ちゃん』の主人公。終盤、鈴木と共に学年が一つ下がっている。
    アニメ、および小説版では鈴木共々一貫して同級生のままとなっている。原作以上に活躍や成長が細かく描写され、上級生と対立する倉橋の真意を谷口と松川に次いで理解し、彼の助言を取り入れて練習をしたり、一緒にバッティングセンターにも通っている。中山たちの引退後は自分の実力不足と理想のギャップに悩むあまり一度は退部を考えたが、転校生の丸井から谷口が上達した経緯を聞き、鈴木の励ましと倉橋の協力もあって思い留まるエピソードが挿入されている。最終回(秋季大会東実戦)では、終盤の攻守に活躍し、勝利の立役者となっている。
    『2』では偵察役を継続しつつも右翼手としてスタメンに出ることが多くなり、「チームで一番うまい」と言わしめるほどバントが向上している。竹バットでのバッティング練習を重視していた谷口に練習試合でのバントをした際に金属バット時のバントの難しさと、金属バットでのバント練習の必要性を説いた。また2年夏には、バントだけでなくバスターもうまくなり、大島工業戦ではバスター打法で2安打・3打点をあげて勝利に貢献した。
    谷口達の引退後は副キャプテンに就任し、ポジションも戸室の後任で左翼手にコンバートした。『キャプテン2』でも登場し、練習に対する考え方が異なる丸井達と松川達の間に入ることが多い。

鈴木:杉山大
    谷口の同級生。右投右打。ポジションは右翼手控え、『キャプテン2』からは三塁手。半田と共に途中から入部する。当初はダイエットが目的の入部だったが、体力があり、技術も最終的には同時入部の半田を越えるまでになり、物語が進むにつれて体格が締まってきた。夏季大会では背番号9だが専らベースコーチを務めていた。秋からは二塁手に転向するが守備に精彩を欠き、途中から入部した丸井に二塁手を譲りライトに回るが、そこでも半田にポジションを譲る格好になり、ノッカーや(部員が10名だった頃は)万が一のための救世主的な役割を担った。終盤に半田と同じく学年が一つ下がっており、丸井に同級生として扱われているが、アニメおよび小説版ではでは谷口の同級生に修正されている。[13]性格は原作もアニメも欲がないイメージで描かれているが、アニメでは自分の実力に悩む半田を励ますなどナイスガイぶりも見せている。また半田にポジションを譲った理由も突き指による怪我が原因となっている。
    『キャプテン2』にも登場し、ラストバッターながらスタメンに昇格した。

島田:安齋龍太
    谷口の1学年下。原作は右投右打で、アニメでは当初左投左打だったが、専修館戦で相手投手の攻略のきっかけを掴むという役割の設定上、原作と合わせるため「スイッチヒッター」となった。ポジションは1年生夏の大会時に右翼手、中山達の引退後からは中堅手。足が速く守備も上手い。丸井と共に墨谷二中を地区大会優勝に導いたメンバーの一人。谷原戦では途中から左翼に入っており一通り外野は全て守れる。経験値が高い為、1年時から9番ライトのレギュラー(背番号は12)として活躍し、秋季大会は1番打者、2年時の谷原戦では5番を任されるまでに成長した。

加藤正男:関直人
    谷口の1学年下。左投左打。入部時は背番号13。中山世代が引退してからレギュラーとなった。ポジションは一塁手。丸井と共に墨谷二中を地区大会優勝に導いたメンバーの一人。同期の島田にはやや出遅れレギュラー獲得後の練習では息切れ気味になるなど、中学時代に比べると地味な役柄になってしまった。打順は8番。
    『2』では井口にポジションを奪われ、控えに回る。井口が投手となる時は谷口が一塁手に入る事が多い。(Wiki)

ー続く 字数の関係で A墨高野球部 の「松川」から。 次回は恐らく年末か年明けになると思います、、<()>

 

ーーー                               初版20231129

ー                            ①気象関連 ②政治関連 ③経済関連 ➃疾病関連 ⑤スポーツ関連(野球以外) ⑥良くない系ニュース  ⑦良い事系ニュース  ⑧学術・芸能・音楽・芸術・発見系ニュース  ⑨野球関連  ⑩人物・訃報関連  ⑪J関連                     ※➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓は同インデックスの海外関連ニュース

 ※ 今日の時節項は、字数関係の都合で次板に別掲させて頂きます<()>

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