川崎市長選

福田紀彦（ふくだのりひこ）氏が正式出馬　政党の推薦求めず

任期満了に伴う川崎市長選（１０月１３日告示、同２７日投開票）で、元県議の福田紀彦氏（４１）＝川崎市宮前区＝が２８日、２００９年の前回選挙に続いて無所属での立候補を正式表明した。前回は民主の推薦を受けたが、今回は政党からの推薦は一切求めないという。

　福田氏は川崎市出身。米ファーマン大を卒業後、松沢成文衆院議員（当時、現参院議員）の秘書などを経て、０３年から県議。２期目途中で市長選に出馬したが落選した。

　記者会見した福田氏は、習熟度別クラス導入などの教育改革、市職員の天下り禁止や幹部職員の給料と市税収の連動など役所の体質変革をすると訴えた。「役人出身の市長が続いてきたが、完全無所属として市民の立場に立ちたい」と述べた。

　川崎市長選を巡っては、共産党が推薦する新日本婦人の会中原支部長、君嶋千佳子氏（６３）が立候補を表明している。一方、自民党市連には総務官僚や市議ら５人が推薦を申請。市連幹部は２９日に５人と面接し、月内に推薦者を決めるとしている。

毎日新聞（2013/08/29）

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