上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

西丹沢(檜洞丸・蛭ケ岳)

2008年12月22日 | 山2008
【山 名】檜洞丸1601m・蛭ケ岳 1673m(神奈川県)
【日 程】平成20年12月20~21日
【同 行】多・鈴
【天 候】晴
【ルート】20日 藤岡7:30==相模湖IC==9:50神ノ川ヒュッテP10:00--11:20犬越路11:50--13:00小笄--13:30熊笹の峰--14:30檜洞丸--14:40青ケ岳山荘
     21日 青ケ岳山荘7:30--8:50臼ケ岳--10:15蛭ケ岳10:30--12:00姫次--13:25風巻ノ頭--14:30登山口--14:50神ノ川ヒュッテP
*青ケ岳山荘 1泊2食 7000円
【行 程】 水平距離 19.0km 高低差 +-2490 m 行動時間 12:00
【温 泉】温泉名:藤野やまなみ温泉 600円(貴重品ロッカー100円)
     泉質等:アルカリ性低張温泉 PH:9.4 41.8℃
         加温・掛け流し
     評 価:4
   (5是非再訪・4再訪しても良い・3どちらでも・2他に無ければ・1他を探す)

【地 図】地図はこちら 
        

 年末は丹沢山塊が暖かくて良いだろうと西丹沢に行くことにした

 
 登山口付近には駐車禁止の看板があったが殆ど路駐の車ばかり
 神ノ川ヒュッテへの入り口は狭くやっと駐車場に入れるが
 ヒュッテに着くと誰も居なかった

 脇では砂防工事がされ登山道はぬかっていた

 

 
 

 北斜面の登山道なので日影で雪を心配していたが

 


 雪は無く順調に犬越路まで来た
 
 


 
 犬越路避難小屋


 立派で綺麗な避難小屋は昨年訪れた
 菰釣山(こもつるし)のものと同じ作り
 快適な室内で昼食を採らせてもらうことにする

 峠の稜線からは期待どうり富士山がよく見えた

 


 小笄(ここうげ)への登りでは急なところもあるが
 雪や凍結など無く問題なく登れる

 


 振り返れば 先ほどの犬越路や大室山がよく見える
 天気が良くほのぼのとした風景だ

 


 丹沢山塊では鹿に笹が食い尽くされているそうだが
 小笄と大笄から熊笹ノ峰までの急斜面では
 笹に覆わるが緩傾斜地では笹が無い

   

 
 熊笹ノ峰からの展望は良く富士山はもちろん
 光・聖・赤石など南アルプスも良く見える
 南方に遠く光るのは相模湾だろうか 素敵な眺めだ

 


 風が強くなってきたが
 南からの風でさほど寒くもなく
 昼寝を決め込む者も現れた

 


 檜洞丸までの登りは所々崩壊地があり
 霜が溶けてぬかるんで滑る
 睡眠不足の寝ぼけ眼では危険な箇所もある

 

 
 年末山行とは思えないほど暖かな中
 檜洞丸山頂に立った
 山頂は比較的平坦で木が生えており眺めは余り良くない
 別名「青ケ岳」と言うらしいが
 以前は木々が欝蒼と生えていて「蒼ケ岳」と言ったのだろうかと勝手に想像してしまう

 


 ピークから少し下り込むと今日の宿「青ケ岳山荘」が見える

 


 目の前には蛭ケ岳
 山頂付近には雪が積もっているようだ

 


 日頃の不摂生がたたってか
 楽な山行とタカをくくっていたのだが
 山荘に着くまでの4時間余りの行程は結構きつかった

 宿泊の手続きをしようと小屋に入ると

 


 場違いなところに来てしまった様な雰囲気
 今日は山荘恒例のクリスマスパーティだそうで

 まだ3時前だというのにもう盛り上がっている

 


 酒の苦手な私だが
 ここはおつきあいとばかり飲み始めた

 ほろ酔いかげんで夕日を見に山頂まで行くと
 富士山に沈む素晴らしい夕日が見られた
 夕日に願いを掛けてもと思いつつ
 あまりのすばらしさに
 家内安全・交通安全・商売繁盛・学業成就・年末ジャンボ等あらゆる願を掛けた

 

 

 


 再び山荘でパーティーに加わたのだが
 とてもついて行けず 途中で寝込んでしまった

 


 
 夕食のポトフと鳥肉

 
 ケーキも出ました
 

 目が覚め再び参戦したが 浦島太郎状態

 小屋番のおじさんが木槌を振り回しながら
 手作りロウソクを売り



 こたつではアミノ酸の効用について語るという
 摩訶不思議な光景が繰り広げられていた
 必死で仲間に加わろうとしたが
 トナカイ帽子のお姉さんに消灯時間を告げられ
 トイレを済ませ就寝

 外は満天の星空 南には市街地の夜景も見えた
 

 【2日目 21日】
 
 朝6時に起床し 日の出を見に出るが
 冬至の今日は日の出時間は6:48

 


 雲がほどよく架かれば西に赤富士が見えるハズだが
 今朝は天気が良すぎるようだ

 


 予定より大分遅れての出発

 


 金山谷乗越付近に来ると雲行きが怪しくなってきた

 


 臼ケ岳に着く頃にはガスに覆われ視界不良

 


 鹿も安心したのか直ぐ近くで餌を喰んで居る

 


 相変わらず強風が吹くが
 頭上を通り抜け歩行に支障はなく無事
 蛭ケ岳に着いた

 

 


 4年前の年末以来の蛭ケ岳だ
 
 ここから北斜面に下ると
 雪が歩道に凍り付いており 慎重に下った
 下から登って来る人は簡易アイゼンを着けている
 
 


 1600m付近まで下がるとようやく雪が消えほっとする

 


 袖平山への分岐 姫次に着くとガスがはれ
 二日間歩いた山並みがよく見える

 
 蛭ケ岳


 
 蛭ケ岳~檜洞山(右から左へ歩いた)


 ここから比較的単調なコースをひたすら神ノ川ヒュッテに向かって下る
 川に架かる豪華な歩道橋を渡れば2日間の行程は終了

 


 思いの外 体力の衰えを感じたが
 天気にも恵まれ
 青ケ岳山荘クリスマスパーティで楽しい人々と出会い
 とても思い出深い山行となった 








 青ケ岳山荘で出会った方々
 途中で寝てしまいましたが楽しかったです
 どこに行っても気弱な東男は関西パワーには圧倒されます
 
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すてきですね! (mimi)
2008-12-22 23:49:30
いいお天気でしたもんね~。
楽しくにぎやかなクリスマスパーティーも
丹沢の静かな山歩きも
そして富士山の絶景!いいですね。
返信する
今年は何日ぐらい入山されましたか (俄歩人)
2008-12-23 10:22:14
 様々な雰囲気の富士、特にトップの雲海と落陽の二葉がいいですね。やはり登るより見る山という感じがします。
 気の合うお仲間との忘年山行、おまけに山荘のクリスマス、良かったですね。

 今年もいろいろな山を歩かれていらっしゃいましたが、年間 何日ぐらい入山されていたのでしょうか。 3Kを乗り越えての山行レポ、
来年も楽しみに待っています。
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mimi 様 (noyama)
2008-12-23 17:02:49
 レスが早いですね
 年賀状まだ書き終わりません
 とは言っても山の写真プリントして住所録いじるだけですけれど
 ここの一番上の写真を年賀状に採用しました
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俄歩人 様 (noyama)
2008-12-23 17:06:19
 今晩は
 俄歩人様に褒められたので トップの雲海の写真を年賀状に採用しました
 今年の山行日数 今数えたら45日でした
 どうも数字があまり良くないので あと2日くらい出かけたいと思います
 (大掃除済んでませんが)
返信する
ありがとうございました! (なんちゃって)
2008-12-23 19:28:26
さっそくのアップありがとうございます!
サンタ&トナカイカップルの背後霊です(笑)
おかげさまで楽しく盛り上がるクリスマスでした。
また小屋でお会いしましょう!
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なんちゃって 様 (noyama)
2008-12-23 19:58:09
 今晩は
 青ガ岳山荘のウェブマスターさん
 御陰様でとても愉しい一晩を過ごさせて頂きました
 またお会いできる日を楽しみにしております
返信する
いい天気だ~^^ (みい)
2008-12-25 08:22:47
天気に恵まれ~素晴しい富士・・・
いや~いいですね~

日曜も関東方面は、結構天気、持った
ようで~^^v

山荘でのクリスマスパーティも
楽しそうです!
でも~我らなら、延々飲んでそうで~
顰蹙だろうなぁ~

丹沢は、1度しか行った事ないですが
また、行きたいです~♪
ても、テントが張れないのが
我らのネック(?)

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みい 様 (noyama)
2008-12-25 20:55:13
 今晩は 毎度コメントありがとうございます
 テント稜線には張れないようです
 登山口にキャンプ場はあるようですが

 青ケ岳山荘のクリスマスパーティ毎年やっているようです たまには小屋泊まりもいいもんですヨ

 年末山行レポ楽しみにしております
返信する
Unknown (hoko)
2009-03-04 18:07:40
こんにちは。青ケ岳山荘のほこです。
行ってきましたよ、湯沢町の森瀧に。
うどんすき、美味しかった~。うちの小屋の鍋も美味しいですから、またお越し下さいね。
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hoko 様 (noyama)
2009-03-04 21:28:55
 今晩は コメントありがとうございます
 年末の青ケ岳山荘大変楽しかったです
 是非又訪れたいと思っております
 「つむぎ」さんや「なんちゃって」さん二もよろしくお願いします
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