3分咲きのアカヤシオツツジの向こうに赤雪岳
【山 名】赤雪山620.6m 仙人ケ岳 662.9m(栃木県)
【日 程】平成22年 4月 4日(日)
【同 行】単独
【天 候】曇り
【ルート】自宅6:20==7:40赤雪沢駐車場7:50---8:30赤雪山---10:20仙人ケ岳---11:30犬帰り(鎖場)---12:15松田川ダムサイト---12:35キャンプ場----13:00赤雪沢駐車場
【行 程】 L=11.2km + -1130m 行動時間5:10
【地 図】地図はこちら
今日は何処に行こうか迷ったが、先週登った仙人ケ岳周辺で気になる山があったのでそこへ登ることにした。赤雪山である。名前の由来が気になった。ヤシオツツジが満開な頃は赤い雪が降った様に見える山なのかと思ったのだが、そうでは無かった。
由緒書きを見るとそんなロマンチックな山では無い。ここから今日の行程は歯車が狂いだしたように思う。当初、この由緒書のあるところから尾根コースを登ろうと思っていたのだが路上駐車もはばかられるので予定を変更して駐車場のある東側の沢コースから登ることにした。
駐車場には20人程の団体がいたが幸い空いているところがあり止められた。団体より先に出ようと急いで支度を済ませ出発。沢コースはスギの造林地で花の無い退屈な登りである。
沢には少しばかりの水が流れ路岩したところに「せせらぎの滝」なんて銘板があるが坪庭の滝にも及ばないような滝である。京都議定書に基づく温暖化対策だろうか杉林は良く間伐されているが利用されずに皆伐り捨てられっぱなしの様だ。先週登った岩切からの沢の様にカタクリやニリンソウは見受けられなかった。尾根筋に出ても冬枯れ状態、おまけに見通しも余り良く無い。
ただ黙々と歩く内に赤雪山に着いてしまった。アカヤシオの大群落と思ったあてはすっかりハズレてしまった。
つまらぬ山だと思って尾根筋を歩き続け仙人ケ岳の手前まで来ると登り始めて初めて人に出会う。見れば知り合いの曲君だ。自分とは反対の仙人ケ岳から歩いてきたと言う。彼は桐生在住なのでこの山は隅から隅まで良く知っている。現に彼の持っている国土地理院の2万5千の地図には歩いたルートに赤線が引かれているのだが、この山塊の尾根筋は殆ど赤くなっている。不思議と植物に詳しい曲君と会ってから花が見えだした。
マンサク 後ろは仙人ケ岳
アブラチャン
石の祠の十二様がある付近からアカヤシオが咲き出している
仙人ケ岳山頂には未だ人はいなかった
先週はよく見えた日光方面、今日は曇り空で遠望は効かない。
早々、熊の分岐方面に下山することに
とぐろ巻くアカマツ
ここからは先週歩いたところ。松田川ダムの見えるところで一休み。ここからは前に見える尾根を下る予定だったのだが、この先のアカヤシオがすばらしかったことを思い出し本日2回目の予定変更し、このまま猪子峠方面に進むことにした。
左下に見える尾根を下る予定だったのだが
このあたりはイヤに見通しが良いので伐採跡地だとばかり思っていたのだが、よく見ると切り株が黒く焼け焦げており山火事の跡地の様だ。
分岐から少し下がると早速アカヤシオが目に入る。3~4分咲きといったところだろうか。寒い日が続いたので開花は先週から少ししか進んでいない様だ。
アカヤシオの写真を撮りながら先週は迂回した「犬帰り」の鎖場を下ることに
「犬帰り」から下はアカヤシオもかなり開花している
アカヤシオに見とれている内にかなり下ってしまった。ここらあたりでダム方面に降りないと駐車場まで相当な遠回りをしないと帰れない。GPSを見ながら当たりをつけて道無き杉の造林地を沢沿いに下った。
結構な急斜面で落ち葉で膝まで埋まる。最後に崖に出たらどうしようかと心配しながら下ったが、治山堰堤があるところまで降りられた。工作物があればそれを作るための進入路があるはずで安心だ。
何とかダムサイトに降りることが出来た。これでダムの上を歩ければ駐車場は対岸だからかなり近いはず。上手く行ったとばかりにダムまで来ると
ガビーン
な、な、なーーーんと
通行止めではありませんか
これではダム湖を一周しなければ帰れません
ガッカリして時計を見ると
な、な、なーーーんと
時計が無いではありませんか
愛用のプロトレック無くしました
確か山頂で時計を見ましたが、その後の記憶はありません。鎖場で落としたのかしらん?少しばかり考えましたが、もはや探しに戻る気力も無いのであっさり諦めることに・・・。やはり2度の予定変更が響いたのでしょうか?
仕方なくとぼとぼと、ダム湖畔に植えられた3分咲きのソメイヨシノを見ながら駐車場に向かいました。
唐辛子を並べた様なフサザクラも目にしみます
対岸の緑に見える杉林を下ってきました
駐車場に戻ると更に車は増えていました。今日は清掃登山もされていたようです。
無くしたのは父が使っていた時計でした。
残念でしたが、父が良く来ていた仙人ケ岳です。
これも何かの縁と勝手に思い込み許して貰うことにします。
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【山 名】赤雪山620.6m 仙人ケ岳 662.9m(栃木県)
【日 程】平成22年 4月 4日(日)
【同 行】単独
【天 候】曇り
【ルート】自宅6:20==7:40赤雪沢駐車場7:50---8:30赤雪山---10:20仙人ケ岳---11:30犬帰り(鎖場)---12:15松田川ダムサイト---12:35キャンプ場----13:00赤雪沢駐車場
【行 程】 L=11.2km + -1130m 行動時間5:10
【地 図】地図はこちら
今日は何処に行こうか迷ったが、先週登った仙人ケ岳周辺で気になる山があったのでそこへ登ることにした。赤雪山である。名前の由来が気になった。ヤシオツツジが満開な頃は赤い雪が降った様に見える山なのかと思ったのだが、そうでは無かった。
由緒書きを見るとそんなロマンチックな山では無い。ここから今日の行程は歯車が狂いだしたように思う。当初、この由緒書のあるところから尾根コースを登ろうと思っていたのだが路上駐車もはばかられるので予定を変更して駐車場のある東側の沢コースから登ることにした。
駐車場には20人程の団体がいたが幸い空いているところがあり止められた。団体より先に出ようと急いで支度を済ませ出発。沢コースはスギの造林地で花の無い退屈な登りである。
沢には少しばかりの水が流れ路岩したところに「せせらぎの滝」なんて銘板があるが坪庭の滝にも及ばないような滝である。京都議定書に基づく温暖化対策だろうか杉林は良く間伐されているが利用されずに皆伐り捨てられっぱなしの様だ。先週登った岩切からの沢の様にカタクリやニリンソウは見受けられなかった。尾根筋に出ても冬枯れ状態、おまけに見通しも余り良く無い。
ただ黙々と歩く内に赤雪山に着いてしまった。アカヤシオの大群落と思ったあてはすっかりハズレてしまった。
つまらぬ山だと思って尾根筋を歩き続け仙人ケ岳の手前まで来ると登り始めて初めて人に出会う。見れば知り合いの曲君だ。自分とは反対の仙人ケ岳から歩いてきたと言う。彼は桐生在住なのでこの山は隅から隅まで良く知っている。現に彼の持っている国土地理院の2万5千の地図には歩いたルートに赤線が引かれているのだが、この山塊の尾根筋は殆ど赤くなっている。不思議と植物に詳しい曲君と会ってから花が見えだした。
マンサク 後ろは仙人ケ岳
アブラチャン
石の祠の十二様がある付近からアカヤシオが咲き出している
仙人ケ岳山頂には未だ人はいなかった
先週はよく見えた日光方面、今日は曇り空で遠望は効かない。
早々、熊の分岐方面に下山することに
とぐろ巻くアカマツ
ここからは先週歩いたところ。松田川ダムの見えるところで一休み。ここからは前に見える尾根を下る予定だったのだが、この先のアカヤシオがすばらしかったことを思い出し本日2回目の予定変更し、このまま猪子峠方面に進むことにした。
左下に見える尾根を下る予定だったのだが
このあたりはイヤに見通しが良いので伐採跡地だとばかり思っていたのだが、よく見ると切り株が黒く焼け焦げており山火事の跡地の様だ。
分岐から少し下がると早速アカヤシオが目に入る。3~4分咲きといったところだろうか。寒い日が続いたので開花は先週から少ししか進んでいない様だ。
アカヤシオの写真を撮りながら先週は迂回した「犬帰り」の鎖場を下ることに
「犬帰り」から下はアカヤシオもかなり開花している
アカヤシオに見とれている内にかなり下ってしまった。ここらあたりでダム方面に降りないと駐車場まで相当な遠回りをしないと帰れない。GPSを見ながら当たりをつけて道無き杉の造林地を沢沿いに下った。
結構な急斜面で落ち葉で膝まで埋まる。最後に崖に出たらどうしようかと心配しながら下ったが、治山堰堤があるところまで降りられた。工作物があればそれを作るための進入路があるはずで安心だ。
何とかダムサイトに降りることが出来た。これでダムの上を歩ければ駐車場は対岸だからかなり近いはず。上手く行ったとばかりにダムまで来ると
ガビーン
な、な、なーーーんと
通行止めではありませんか
これではダム湖を一周しなければ帰れません
ガッカリして時計を見ると
な、な、なーーーんと
時計が無いではありませんか
愛用のプロトレック無くしました
確か山頂で時計を見ましたが、その後の記憶はありません。鎖場で落としたのかしらん?少しばかり考えましたが、もはや探しに戻る気力も無いのであっさり諦めることに・・・。やはり2度の予定変更が響いたのでしょうか?
仕方なくとぼとぼと、ダム湖畔に植えられた3分咲きのソメイヨシノを見ながら駐車場に向かいました。
唐辛子を並べた様なフサザクラも目にしみます
対岸の緑に見える杉林を下ってきました
駐車場に戻ると更に車は増えていました。今日は清掃登山もされていたようです。
無くしたのは父が使っていた時計でした。
残念でしたが、父が良く来ていた仙人ケ岳です。
これも何かの縁と勝手に思い込み許して貰うことにします。
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しっかり春!ですね^^v
時計、残念でしたね~(--:)
でも、お父様がよく来られてるお山で
失くすなんて~なんだか不思議。。。
何かを感じます
この花はタイミングが難しくてがっかりすることが多いです。
天候が不順で花の季節が読めません。
秩父はまだ桜が5分咲きです。
花見をするには寒すぎます。
時計は残念でしたね。
風情もいいですね。
でも群馬・栃木のアカヤシオというと昨年の
noyamaさんの袈裟丸山のレポが想い出されます。
お父上も山を愛されておられたようで、
お孫さんができたら 是非、山の楽しみを
繋げてあげてください。
本当はみいさんの様に毎週山スキーに行きたいのですが、相方が見つからず一人低山を登っています
低山だからと言って、手を抜くと危ない目に遭いますネ。今回もルートの無いところを下がったのがいけなかったのかもしれません。
無事に降りられたのは亡父のお陰かもしれません
弥彦山に行かれたのですね
春の妖精達の大乱舞凄いですね
しかし大混雑を考えると足が遠のきます
でも 観たい、行きたい、撮りたい
悩むな~
アカヤシオには未だ少し早い時季でした
西上州にもアカヤシオの名勝はありますが、やはり袈裟丸山のアカヤシオが一番だと思います
年々来る人が多くなり、行きにくくはなっていますが