カーボンオフセット（利根沼田通信）

　カーボオフセット？
　今、地球温暖化の現況とされる二酸化炭素削減に関係するキーワードの一つになっています。割り当てられた若しくは自ら建てた削減目標に達しないところを他の人が削減した量や二酸化炭素（カーボン）を吸収する森林整備によってその削減分を相殺（オフセット）することです。
　新宿区では、区民若しくは新宿区にある事業所が排出する二酸化炭素を東京都の水源でもある利根川上流の沼田市の森林整備をすることによりオフセット（相殺）すべく今年から向こう１０年間に亘る環境保全協定（カーボンオフセット協定）を今日結びました。
　この協定により、新宿区では沼田にある森林への植栽や間伐などの費用の一部を負担することになります。


中山新宿区長（沼田市の出身です。）

　
　新宿区では昨年長野県伊那市と同様の協定を結んでおり本年度は多摩川上流のあきる野市とも協定をむすぶ予定だそうです。協定式の最後に地元沼田市白沢町のママさんコーラスグループ「ラバン・ブラン（白い沢＝白沢）」の合唱があり爽やかな歌声が印象的でした。




　

---

山村地域はダム問題に代表されるように都市への水や電気、かつては労働力も供給していました。
しかし、大きな会社は支店や工場は山村地域にあっても本所は東京で事業税は東京で納める
と　いったことで山村地域はかなりの被害者意識があったことも事実です。
今回のように都市地域が山村地域と協定を結んで森林整備をすることは大変意義深いものです。
しかし山村地域は被害者意識や都市部への甘えは許されません。あくまで地域のことは地域で
解決する自主自立の精神が肝要だと思います。地域の人が地域で光り輝く
それを見に行くそれが「観光」です。

　
　ボタンを押して下さい

---