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文部省が発効した「あたらしい憲法のはなし」の要点

2017年01月23日 11時28分52秒 | 憲法解釈論
戦後、文部省から

「あたらしい憲法のはなし」

という小冊子が発効されました。

憲法についての

大切な留意点を易しく解説してくれています。

最も記憶に刻んでおくべきは、

次の箇所です。

―― みなさんが、何かゲームのために規則のようなものをきめるときに、みんないっしょに書いてしまっては、わかりにくい[#「わかりにくい」は底本では「わかりくい」]でしょう。國の規則もそれと同じで、一つ/\事柄にしたがって分けて書き、それに番号をつけて、第何條、第何條というように順々に記します。こんどの憲法は、第一條から第百三條まであります。そうしてそのほかに、前書が、いちばんはじめにつけてあります。これを「前文」といいます。
 この前文には、だれがこの憲法をつくったかということや、どんな考えでこの憲法の規則ができているかということなどが記されています。この前文というものは、二つのはたらきをするのです。その一つは、みなさんが憲法をよんで、その意味を知ろうとするときに、手びきになることです。つまりこんどの憲法は、この前文に記されたような考えからできたものですから、前文にある考えと、ちがったふうに考えてはならないということです。もう一つのはたらきは、これからさき、この憲法をかえるときに、この前文に記された考え方と、ちがうようなかえかたをしてはならないということです。—―

☆ 記事URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html

要点は、

" 前文にある考えと、ちがったふうに考えてはならない "
" 憲法をかえるときに、この前文に記された考え方と、ちがうようなかえかたをしてはならない "

ということです。

時間が経てば、

古くなって壊して立て直す

という考え方は、

合理的なように見えて

その場しのぎの

堕落した考え方へと我々を導きます。

注意すべき点です。

前文というのは、

前置きじゃないのです。

憲法の憲法たる所以、命のことを記してあるのです。


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