サイト「IT後進国・日本」に
「アンチTPP生活」の勧めがありました。
TPPとは、Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement
(環太平洋戦略的経済連携協定)
の頭文字を取ったものだとされています。
しかし、この国家協定は、言うなれば包装紙であり、
中身はアメリカ合衆国を隠れ蓑にした
「大企業群による世界統治」だと考えられます。
だとすると、
「アンチTPP生活」
反国家活動というのではなく、
大企業の文化に従属する生活スタイルを捨て、
市民文化志向の
生活スタイルを創出しようというものだと言えます。
この動画を見て、
「ゴードン・ムーア(18か月)の法則」に
うなづけます。
そう言えば、
そんなサイクルで
新製品を購入させられていたって!
そいう気付きが
大切です。
☆ 記事URL:http://torijin0008.doorblog.jp/archives/32646831.html
「アンチTPP生活」は、
ソフト面、ハード面
それぞれについて考察されます。
ここでは、
主に、後者のハード面の解説です。
原発は
「トイレのないマンション」と揶揄されます。
似たような弊害が
電気製品産業にも存在するわけです。
具体的には、私たちが
電気製品を使い捨てれば捨てるほど
汚染は増えるということ!
です。
企業は、
有害物質を扱うに際し、
次のような
戦略で
「トイレの欠如」
という欠陥に
対峙しないようにしています。
すなわち、
「トイレで排出する」
コストを引き受け(内部化)ないようにするため
他者にその負担を
押しつけ(外部化)ています。
企業の利益は、
市民の健康の犠牲の上に成り立っています。
その仕組みを
「廃棄のデザイン」と呼びます。
上に紹介した動画は、
それを分かりやすく説明してます。
さて、そのアンチの形態は、
コストの
外部化を防ぐという形になります。
つまり、
廃棄のデザインを拒否する
ということが
活動の要点になります。
廃棄につながる買い替えではなく、
修理をして使い続けようということです。
機械音痴が
できるかって?
難しいでしょうね。
そこでみんなで力を合わせようということで
発案されたのが
「リスタート・パーティ」の試みです。
まずは、
機械に詳しい人の援助を得て
廃棄された
電化製品を再生して使うところから始めます。
次に、企業の協力を仰ぎ、
部品をモジュール化して行きます。
これによって、
部品が簡単に交換可能な商品と
なります。
モジュール化するため
どうしても越えなければならない壁、
秘密にされたソースに
突き当ります。
そこで提唱されているのが
「Open Source Philosophy(オープンソース思想)」です。
次の動画は、
その解説です。
どうですか?
僕が前に紹介した
「集合知」
の考え方に似ているでしょ
(拙稿「小出裕章さん / 「何をいまさら」参照・リンク)。
きっと、関係あるんだと思います。
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