のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

抱えてませんか、都市伝説

2012年04月14日 00時49分42秒 | Weblog
独断と偏見で

都市伝説を探ってみることにしました。


(1)「大切なのは、信念。

後は、努力とほんのちょっとの運があればよい
」という伝説


 資格取得に将来を賭けるなら、

信念に重きを置くのも悪くはないかも、です。

しかし、実際は、立場こそが肝心。

「御用」という

守備位置で自分すら欺き、

嘘をついては、強きを助け弱きを挫きえた人間のみが

実は、成功者としての果実を取得します。

あ~あ。

こちらこそ、都市伝説であって欲しいですけど、

当たってる気がします。


(2)「金は、天下の回りもの」という伝説


 出て行ったお金が戻る、という見通しですね。

これは、紛れもなく伝説です。

その証拠に、この循環は、世の中で妥当してません。

妥当しているのは、

貧しいものがより貧しくなる無限ループです。

(現に、昨日のわちきより、今日のわちきが貧乏やで!)

という実感だけで、

僕は生きています。

つまり、日々、投資の夢を崩す、

もしくは、崩される過程が

実際の経済生活で繰り返されています。

他の方も

事情は同じではないっすか?

人々は、縮こまり、

そして縮こまったその人からまた、

金をむしり取ることで

金融ビジネスが成り立っています。

だから投資会社など、

儲ける人は、

自分の守備位置を

常に投資される側においてます。

投資するように見せて、

人に投資させます。

受け取った金は、

当然、返すつもりなどありません。

つまり、資金は、回らなく出来上がっているのです。


(3)「家族のため、近隣のため、延いては国のため

に生きる使命がある
」という伝説


 この神話は、どんなことに役立つかというと、

真の責任者の責任を曖昧にします。

すなわち、責任者の責任逃れのため有効なのです。

あなたは、往々、兵隊です。

兵隊であるがため、

得てして何の権限もありません。

そんなあなたを指さし、

「元気を見せろ」

と言う人が

真の責任者です。

この仕組みの

いい加減さ、ずるさは、

その真の責任者を隠してしまう点にあります。


(4)「悪銭身に付かず」という伝説


 金銭に善悪はないです。

悪銭が身につかなきゃ、
 
善なる銭は、

なおさら身に付かないのでは・・・

違いますかね。

善でなく、悪でなく、

では、どんな金なら身につくでしょうか。

遺産かな???

これは、親の愛情の名において

身につくかも、です。

甘いですかね。


確かに、どんな風にしろ

大金を手にすれば、

日常から

平安が零れ落ちてゆくような気がします。

手にした金に

監視されるようにして


そもそも身につく

財貨など、ないのかもですな。

そういう意味では、

お金を発明した時点で、

悪以前に、

人間は、充分に愚かなのかもしれないです。




(5)「便利性の名において、より不便になる」という伝説


 社会関係が成熟し、

より快適な生活が実現できそうでありながら、

日々生きづらくなってます。

それは、達成された利便性が

普遍的なものでなく、

限定されているからです。

すなわち、一人の利益がみんなの利益に

なってないのですな。


(6)「選良は、選悪に駆逐される」という伝説


 投票行為は、

選挙権のあるものの

義務であり、権利である・・・

そう思って、

一票を投じます。

しかし、選ばれた者たちは、

公約を反故にして恥じるところがないです。

むしろ、政治家としての

有能さの証であるがごとくです。

つまり、

代表とは、独り占めと同義語に堕します。

既得権益の内、

良いものを選ぶから

“選良”であり、

掴み取った権益を

質にして天下るから、

利益を独り占めできるというわけです。




(7)「反対するなら、代替案を出せ」という伝説


 ただ、反対のための反対はするな、というのは

野党をいつまでも野党にするための

常套手段です。

もっと簡単に、野党が与党になってもいいやん

と思う人は、

代替案につき

大らかでありたいですね。

派閥次元での話でも、

たとえば、首領の顔が嫌いだから

口先だけで出張って見てもいいでしょ?

あるいは、野田首相と谷垣総裁の物まねができます

という「政策」を掲げる政党ができ、

笑いを取っては

どや顔をする

政治家が結束したら

面白いではないでしょうか。

そういうのがあってよさそうですけど、

現実にはありません。

なぜ、ないのかというと、

政党を作るのは、

与党の代替案である

政策を用意できなければならない、

という神話が

我々、民衆の心に生きているからでしょう。

それでよくないかって?

よくないですよ。

年齢、性差、美醜、これ等全部、

支持したいか、支持したくないかの理由になるんです。

今みたいに

マニフェストという代替案を競わせて、

一方が勝った途端、

誰がそんなことを言ったのか、

という顔して

選挙前に言っていたことを忘れる・・・

というお粗末な状態よりましです。

端っから、政治家の資質に絞りをかけて、

代替案を出させる悪癖を捨てればいいわけです。

資本家と労働者という階級対立があります。

しかし、だからと言って、

資本家の案に対して

特殊労働者の案が別に成り立つわけじゃないです。

資本家の案として優れているものは、

同時に、労働者の案であっていいほど

融通性に優れた要素を含んでいるはずです。

そうでなきゃ、自滅してしまいます。

「利害を超える」ということが

協議の建前です。

落とし所はどこかにあるわけでしょ?

そういう建前を前提にして、

代替案を要求することに

どんな合理的意味がありますか。

ないのではないでしょうか。

意味がないとするなら、

もう一歩進めて、

特に代替案は持ち合わせないけど

違う政党という立場の存在に、

今の日本は、

もっと寛容であっていいと考えます。


(8)「政治生命をかけられる」という伝説

世の中にある「軽い命」の筆頭が

政治生命です。

この命は、早く死んだ方がよろしいです。

長生きさせると、

独裁政治へと発展します。



(9)「原子力発電を否定すると、電力が足りなくなる」という伝説


 「電力」は、魔法の力です。

これがなくなると、

人類の栄華が消滅します。

しかし、この力の不足を憂うるがため、

原子力に

逃げ道を求めれば、

地球を破壊してしまいかねません。

思考停止に陥らないで

電力源の多様化を

模索していきたいですな。
 
原子力は、

人間の手に余るエネルギーです。

なぜって、この火、消そうと思って消せないからです。

今は、宇宙を見、気弱なほどの謙虚さが

大切なんじゃないでしょうか。


(10)「パイ(国家歳入)を国民みんなで分ければ、国力が衰微する」という伝説


 無能な政府は、国民の福利厚生、年金の削減を目指します。

その路線を徹底するため、

国家歳入の減少をあえて視野に入れます。

すなわち、国民からの福利厚生の窓口になる

自治体からの要請を遮断するため、

出来る限り

公共政策部門での民営化策が講じられます。

市場原理主義は、

かくして具体化されます。

福島原発事故後、

考えられる自治体からの要請は、

被災3県からの避難民を受け入れたために生じた

支援金補助の申請でしょう。

市場原理主義な立場から

費用を抑えるとして、

被災県の県民を県外に出させないようにすることは、

有効な手段になりうるでしょう。

がれきのばら撒きも

本来なら、政府が中心になって展開しなければなりません。

しかし、現在は、

地方自治体を通じて、

全国の民間事業体に丸投げしようとしてます。

僕には、

これが形を変えた市場原理主義に思えます。

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