薬を使わない精神科看護師 弥永 英晃 @risingsans さんのツイートです。
――うつを治せるのは、自分自身以外にいない。それは薬ではない。医者でもない。ここを勘違いすると治らない〔9:12 - 2014年9月1日 〕――
――うつとは気づきのサインであり、何かを攻撃しようとする感情があるとさらに悪化に至る。感情と向き合うということは自分自身と本気で向き合うということである。ヒプノセラピーとはそれを可能にするツールのひとつである。〔16:44 - 2014年9月4日 〕――
――うつは必ず治る。あなたの大切な命を自ら断たないで欲しい。その想いで、来年一月にパブラボから慢性うつで何年も治っていない方に向けて治る方法を書いた。うつも敵ではなく、あなたの生き方を変える愛のサイン、自分を見捨てないでほしい。〔20:38 - 2014年9月5日 〕――
――うつはその人の心の本当の不安・本当の不快・不満をしっかりと聞いて、潜在意識の原因を開放すれば快感・安心・満足感に変化してはじめて治るのである。病院の治療はそれとは程遠い薬漬け医療だから問題である〔8:48 - 2014年9月11日 〕――
――「あらゆる心の問題は、驚くほど親子の問題に帰結する」
ここを無視して、薬漬けにしているのが現代精神医学の問題である。自分に向き合う勇気を持つことがうつの回復のファーストステップなのだ。〔9:22 - 2014年9月11日〕――
なかなかいいことを言ってるな
と思って、
薬を使わない精神科看護師 弥永 英晃 さんの
アカウントを訪問しました。
いろいろあるツイートを読んで、
うつ治療に関して、
3つの制約を思いました。
一つは、
国家制度のレベルにおいて。
すなわち、カウンセリングの重要性が認められていないため、
心理カウンセラーを国家資格として認めていないことが挙げられます。
それがため、
心療内科では保険点数の問題に絡んで、
カウンセリングを受け難い〔9:14 - 2014年9月11日 〕――
現実があるようです。
次は、
そのような制度的欠陥を支える
治療法に関する社会的な意識レベルでのものです。
つまり、治療者である医者は、
西欧医学に慣れた
世間の目に支えられて医者なんですな。
その医者が、
「薬」という外的な力に頼りやすく、
患者自身が
有する内的力を軽視する傾向があるということです。
たとえば、
弥永さんの次のような言葉に接したとき、
どう思われますか。
何だか怪しげな新興宗教の教義のように受け取ってしまいませんか。
曰く、うつも敵ではなく、あなたの生き方を変える愛のサイン云々〔20:38 - 2014年9月5日 〕。
「愛のサイン」というのは、
本当じゃないですか。
しかし、そのような意味づけの前に立ち塞がるのが
世間の偏見です。
「潜在意識」などと言おうものなら、
敵愾心を
むきむきにして
「それは科学ではない」
と断罪されてしまいそうです。
僕には、
それが国家制度の欠陥に続く第二の制約に思えます。
すなわち、うつの症状は、
よりよく生きる折角の機会なのに、
世間がそれを認めず
隔離病棟に患者を押し込めてしまう要因になっていないでしょうか。
三つは、
患者自身の制約です。
国が
当てにならず、
医者も頼りにならない。
そんなとき、どうするのか――。
‟うつ”の症状を抱え、
治療の困難に直面したとき、
患者は、
ともすれば、
自分を処罰しかねません。
自殺数の多さが
それを物語っています。
しかし、他方で、
上掲、弥永さんのツイートにある、
「あらゆる心の問題は、驚くほど親子の問題に帰結する」
という指摘が
正しいように感じます。
もし、この通りなのだとすれば、
生き直して欲しいです。
生き直すコツは、
大人になったあなたがまだ幼いあなたを育てること
なんじゃないでしょうか。
簡単に
自分を見捨てないで欲しいです。
切に願います。
〔資料〕
「向精神薬 多剤処方を制限…診療報酬認めず 」
読売新聞(2014年3月7日)
☆ 記事URL:http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=94241
厚労省、新年度
厚生労働省は新年度から、抗不安薬や睡眠薬などの向精神薬を数多く処方した場合、診療報酬を原則認めない仕組みを導入することを決めた。薬物依存や重篤な副作用を防ぐ狙いがある。
新ルールでは、外来診療で服薬管理などをする際、抗不安薬か睡眠薬を3種類以上、または、統合失調症の治療に使われる抗精神病薬か、抗うつ薬を4種類以上、1回で処方した場合、診療報酬を請求できなくし、処方箋料も減額する。
また、入院患者に、副作用が少ないとされるタイプの抗精神病薬を処方する場合も、2種類までしか加算できないように改める。
抗不安薬や睡眠薬としてよく使われるベンゾジアゼピン系の薬剤は、使用し続けると薬物依存になる危険性がある。
抗精神病薬は一定量を超えると治療効果は上がらず、手の震えや体のこわばりといった副作用の危険が高まり、突然死することもある。国内では、抗精神病薬を3剤以上処方している割合が海外に比べて多い。
――うつを治せるのは、自分自身以外にいない。それは薬ではない。医者でもない。ここを勘違いすると治らない〔9:12 - 2014年9月1日 〕――
――うつとは気づきのサインであり、何かを攻撃しようとする感情があるとさらに悪化に至る。感情と向き合うということは自分自身と本気で向き合うということである。ヒプノセラピーとはそれを可能にするツールのひとつである。〔16:44 - 2014年9月4日 〕――
――うつは必ず治る。あなたの大切な命を自ら断たないで欲しい。その想いで、来年一月にパブラボから慢性うつで何年も治っていない方に向けて治る方法を書いた。うつも敵ではなく、あなたの生き方を変える愛のサイン、自分を見捨てないでほしい。〔20:38 - 2014年9月5日 〕――
――うつはその人の心の本当の不安・本当の不快・不満をしっかりと聞いて、潜在意識の原因を開放すれば快感・安心・満足感に変化してはじめて治るのである。病院の治療はそれとは程遠い薬漬け医療だから問題である〔8:48 - 2014年9月11日 〕――
――「あらゆる心の問題は、驚くほど親子の問題に帰結する」
ここを無視して、薬漬けにしているのが現代精神医学の問題である。自分に向き合う勇気を持つことがうつの回復のファーストステップなのだ。〔9:22 - 2014年9月11日〕――
なかなかいいことを言ってるな
と思って、
薬を使わない精神科看護師 弥永 英晃 さんの
アカウントを訪問しました。
いろいろあるツイートを読んで、
うつ治療に関して、
3つの制約を思いました。
一つは、
国家制度のレベルにおいて。
すなわち、カウンセリングの重要性が認められていないため、
心理カウンセラーを国家資格として認めていないことが挙げられます。
それがため、
心療内科では保険点数の問題に絡んで、
カウンセリングを受け難い〔9:14 - 2014年9月11日 〕――
現実があるようです。
次は、
そのような制度的欠陥を支える
治療法に関する社会的な意識レベルでのものです。
つまり、治療者である医者は、
西欧医学に慣れた
世間の目に支えられて医者なんですな。
その医者が、
「薬」という外的な力に頼りやすく、
患者自身が
有する内的力を軽視する傾向があるということです。
たとえば、
弥永さんの次のような言葉に接したとき、
どう思われますか。
何だか怪しげな新興宗教の教義のように受け取ってしまいませんか。
曰く、うつも敵ではなく、あなたの生き方を変える愛のサイン云々〔20:38 - 2014年9月5日 〕。
「愛のサイン」というのは、
本当じゃないですか。
しかし、そのような意味づけの前に立ち塞がるのが
世間の偏見です。
「潜在意識」などと言おうものなら、
敵愾心を
むきむきにして
「それは科学ではない」
と断罪されてしまいそうです。
僕には、
それが国家制度の欠陥に続く第二の制約に思えます。
すなわち、うつの症状は、
よりよく生きる折角の機会なのに、
世間がそれを認めず
隔離病棟に患者を押し込めてしまう要因になっていないでしょうか。
三つは、
患者自身の制約です。
国が
当てにならず、
医者も頼りにならない。
そんなとき、どうするのか――。
‟うつ”の症状を抱え、
治療の困難に直面したとき、
患者は、
ともすれば、
自分を処罰しかねません。
自殺数の多さが
それを物語っています。
しかし、他方で、
上掲、弥永さんのツイートにある、
「あらゆる心の問題は、驚くほど親子の問題に帰結する」
という指摘が
正しいように感じます。
もし、この通りなのだとすれば、
生き直して欲しいです。
生き直すコツは、
大人になったあなたがまだ幼いあなたを育てること
なんじゃないでしょうか。
簡単に
自分を見捨てないで欲しいです。
切に願います。
〔資料〕
「向精神薬 多剤処方を制限…診療報酬認めず 」
読売新聞(2014年3月7日)
☆ 記事URL:http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=94241
厚労省、新年度
厚生労働省は新年度から、抗不安薬や睡眠薬などの向精神薬を数多く処方した場合、診療報酬を原則認めない仕組みを導入することを決めた。薬物依存や重篤な副作用を防ぐ狙いがある。
新ルールでは、外来診療で服薬管理などをする際、抗不安薬か睡眠薬を3種類以上、または、統合失調症の治療に使われる抗精神病薬か、抗うつ薬を4種類以上、1回で処方した場合、診療報酬を請求できなくし、処方箋料も減額する。
また、入院患者に、副作用が少ないとされるタイプの抗精神病薬を処方する場合も、2種類までしか加算できないように改める。
抗不安薬や睡眠薬としてよく使われるベンゾジアゼピン系の薬剤は、使用し続けると薬物依存になる危険性がある。
抗精神病薬は一定量を超えると治療効果は上がらず、手の震えや体のこわばりといった副作用の危険が高まり、突然死することもある。国内では、抗精神病薬を3剤以上処方している割合が海外に比べて多い。
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