有機農法か化学肥料使用か、はたまた遺伝子組み換えか

てんてん‏ @ktht4さんのツイート。

――【これは覚えておきたい】 @nagoyavegan 2月24日
野菜や果物に付いてるシールの番号が意味する事 http://kando1.net/2320
４桁で3か4で始まる=化学肥料使用
5桁で9で始まる=昔ながらの有機栽培。殺虫剤、化学肥料無し
5桁で8で始まる=遺伝子組み換え作物〔11:01 - 2017年11月19日 〕――




＜覚え方＞

死んでしまった（4桁）農法、一、二の三、四で化学肥料の投与。

5桁のくまさん（5桁で9で始まる）は、

有機栽培。

同じく5桁のたこさん（8で始まる）は、

8本の手で遺伝子組み換え。


＜追記＞

コメント欄にて

「ご自分でお調べください」として

HN・読者の一人さんから、

――『PLU コードは、通常、出荷する生産者（団体）または卸売業者がシールを作製し、商品を流通させる際に個々の個体に貼り付ける、商品が梱包された箱に商品の個数分のシールを同封し、小売店等で個別に貼り付けることが多いが、小売店でシールを作製する場合もある。番号は、通常４桁で、オーガニック（有機）の場合にはこの4 桁の数字の頭に“９”を、遺伝子組換えの場合は“８”を加えることとされている。』

とありまして、ツート記事上の

＞４桁で3か4で始まる=化学肥料使用

とは書いてありません。――

という指摘がありました。

あやめ診療所（中の人は、医療の専門家）の

1月14日付け、

フェースブックの記事によると、、

「野菜や果物のシールに書かれている番号の意味について」と

題して、

こんな記載がありました。

――有機栽培の９を覚えておきましょう。
４桁で３か４で始まるコード＝化学肥料使用。生産過程で化学肥料や農薬などを使用しています。この前には＃がついていることが多いです。＃4129（遺伝子組み換え作物ではない化学肥料使用した205g未満のふじりんごという意味）
５桁で８で始まるコード＝遺伝子組み換え作物。健康への影響が懸念される遺伝子組換え食物（ＧＭＯ）です。豆腐に遺伝子組み換えではない大豆とよく書かれていますが、書かれていないときは遺伝子組み換えということです。
５桁で９で始まるコード＝有機栽培。殺虫剤、化学肥料無しのオーガニック。94131（遺伝子組み換え作物ではないオーガニックの205g以上のふじりんごという意味）
バナナ、リンゴ、キウイ、マンゴー、グレープフルーツ、レモン、オレンジ、アボガドなどを買うときにたびたび確認できます。
通常バラで流通する野菜や果物などには、流通段階での商品管理を行うため、４桁または５桁の PLU コード（Price Look-Up code）が付されます。
この番号は、野菜や果物の種類を示すもので、種類によっては大きさ（重さ）などでさらに細分される場合もあります（基本的にはどの生産者が出荷する場合でも同じ種類であれば同じ番号）。
この番号を管理しているのは、IFPC（International Federation For Produce Coding）で、米国、カナダのほか、南米等でも用いられている。
番号の使用は任意であるが、卸売業者やスーパーマーケットなどは商品管理のために導入しているところが多い。
IFPC によれば、全米に流通する８割の野菜や果物にはこの番号が添付されています。
PLUコードは、通常、出荷する生産者（団体）または卸売業者がシールを作製し、商品を流通させる際に個々の個体に貼り付けるか、商品が梱包された箱に商品の個数分のシールを同封し、小売店等で個別に貼り付けることが多いが、小売店でシールを作製する場合もあります。
番号は、通常４桁で、オーガニック（有機）の場合にはこの４桁の数字の頭に“９”を、遺伝子組換えの場合は“８”を加えることとされています。
http://www.plucodes.com/
各野菜や果物の PLU コードは、IFPC のウェブサイト
http://plu.plucodes.com/plucoding5/（忠太注：リンクが切れている）
検索できます。
例えば、ふじりんごの PLU コードは、4129（205g 未満のもの）と 4131（205g 以上のもの）が用いられています。
以下、参考
http://www.maff.go.jp/…/kanzikai/pdf/050525_siryou12_usa.pdf（忠太注：こちらもリンク切れ）――

☆　記事URL:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1221813854565037&id=174528569293576

冒頭紹介したてんてんさんのツイートは、

この情報をなぞっているようです。

ただ、リンク付けされているページがことごとくリンク切れに

なっているところを見ると、

資料が古すぎるのかもしれません。

「４桁で３か４で始まるコード＝化学肥料使用」

という根拠は、

何なのでしょう。

平成16年度農林水産省の

「農林水産物貿易円滑化推進事業 」に

PLUコードの解説が17ページにあります。

ただ、

――各野菜や果物の PLUコードは、

IFPCのウェブサイト http://plu.plucodes.com/plucoding5/で検索することができる。――

とあるので、

アクセスすると、

こちらもリンク切れでした。

きっと現在は、

調整中なのでしょう。

そこで、原点に戻り、あやめ診療所のしている解説は、

専門家がしているで、

９９％間違いないと考えることにしておきます。

なお、コメント欄の

「番号は、通常４桁で、オーガニック（有機）の場合にはこの4 桁の数字の頭に“９”を、遺伝子組換えの場合は“８”を加えることとされている」

の記述は、

僕が本文の覚え方の説明で

「5桁のくまさん（5桁で9で始まる）は、有機栽培。――」

と関係するのかしれません。

つまり、5桁でなく、4桁の間違いじゃないか、と。

しかし、その趣旨ならば、

4桁の理解を誤っています。

「4 桁の数字の頭」と書いてあるでしょう。

頭にもう一つ、8なり、9なりをつければ5桁になるでしょ。

だから僕が書き出した

記憶法に誤りがあるわけではありません。

なお、気になるのは、

遺伝子組み換え作物です。

これにつき、

サイト「サイトコンテンツ」には

――もし遺伝子組換え作物を販売・使用しているのであれば、その表示は「数字で表示」されるのではなく、「日本語」で「明確に」表示がなされるように定められています。――

という記述がありました。

このサイトの指摘は、

正しいのだろうなと思います。

では、なぜ、

PLUコードに変更がないのか――。

同サイトには

こんな解説がありました。

農林水産省が示している資料は、

――公式（省令ではないという意味で）な文章ではなく、数年前に示した参考資料であることから訂正や削除をしなければならないということではありませんし、この時はまだ、遺伝子組換え作物の表示制度が実在していたから情報として間違いではありません。――

誤解を招くから、

さっさと訂正してもらいたいですね。

それとも今後、

遺伝子組換え作物が大量に流入してくるから、

表示変更の必要なし

ということでしょうか。