「代案、出せ」
と鬼の首を取ったように言う人、
いますよね、
それに対する
小田嶋隆@tako_ashi さんの反論です。
――そもそも「反対するなら対案を出せ」という言い方は、「反対すること自体が対案になっていること」を無視している点で、はじめから欺瞞的な語法です。狂った法案を拒否する理由は「狂った法案を通したくない」だけで十分です。〔14:29 - 2016年6月10日 〕――
その反論を更に敷衍して
小田さんは、
次のようにおっしゃいます。
――「反対するなら対案を出せ」のバリエーションとして、「候補者にダメ出しをするなら自分が立候補しろ」「公共事業を否定するなら道を歩くな」「現政権がイヤなら移民しろ」などがあるわけだが、この種の「〜なら〜しろ」「〜なら〜するな」式の決めつけ方を「クソリプ話法」と呼んでいきたい。〔14:22 - 2016年6月10日 〕――
「クソリプ話法」
というのは、
実に正当な命名と思います。
すなわち、
自分の主張に対して批判を許さないという点で、
様々なバリエーションがありながら、
同じ枠組みの思考です。
これがこの話法の
核にある未熟さの現れです。
ところで、
堀 茂樹@hori_shigeki さんが
――いつの頃からか日本では軽蔑語になってしまっている「左翼」の再定義が必要です。〔12:26 - 2016年6月10日 〕――
と問題提起されてました。
僕は、
このツイートで
「左翼」が差別語になったという
意外な指摘に驚くとともに、
いわゆる、左翼と言われる人たちの怠慢を感じました。
つまり、「怠慢」として考えて頂きたいのは、
言葉狩りに精を出すことです。
これって、今まで、
「左翼の証明」に
なっていたんじゃないですかね。
思うに、
この言葉狩りは、
「クソリプ話法」の実践そのものじゃなかったでしょうか。
これは、
自分が左翼であると
自任する人たちに是非、反省して欲しいです。
この問題、
結構、深刻です。
たとえば、
Fuji @fj_333 によると、
TVのワイドショーにおいて、
――都議会の傍聴の後、宇都宮健二氏のインタビューで、例の軽口コメンテーターが「あんな人が都知事になって良いんですか?昔の左翼ですよ!!」と公共電波で恐ろしい偏狭思想〔12:33 - 2016年6月10日 〕――
が披露されていたそうです。
これを
例の軽口コメンテーターの「偏狭思想」の問題として、
理解するだけでは、
このコメンテーターを排除すれば済みます。
しかし、
そんな形で問題を解決したという理解だけでは
足りないんじゃないでしょうか。
左翼の運動が低迷して、
何とか残そうとして悪あがきしたでしょ?
それが
「昔の左翼ですよ!!」
という軽口を言わせる背景にあるのではないか…
と思います。
<追記>
「代案、出せ」
という反論が反論になっていない
説明として、
浜矩子氏が非常に巧みな説明をされています。
山崎 雅弘@mas__yamazaki さんが
紹介されてました。
こんな具合です。
――東京新聞に掲載された浜矩子氏のコラム。「対案を出さない野党は無責任だ」という首相の施政方針演説に対し「まな板の上に載せられた魚を徹底的に吟味する。それが野党側の基本的な機能だ。別の魚をまな板の上に持ち出して、こっちの方が新鮮だと主張するのが、彼らの役回りではない」。至言だと思う。〔13:34 - 2016年1月25日 〕――
<追記-2>
「対案を出せ」は、
ネトウヨレベルの発言かと思ったら、
普通に
議員の地位にあるものが口にしている。
Tad@CybershotTad さんによると、
次の通りだ。
――日曜討論
茂木「憲法改正、反対なら対案を出して」
自民党の、反対するなら対案出せ病は深刻。〔10:11 - 2016年6月12日 〕――
茂木には、
今すぐ必ず「憲法改正」はしてしまわなけれならいことではない。
それが分からないということなのか。
今必要な対抗策は、
憲法を破壊させないことだ。
「改正」の名において、
憲法を投げ捨てる暴挙を許してはいけない。
それが我々庶民の示す対案だ。
<追記-3>
小田嶋隆@tako_ashiさんがこんなツイート。
――「あの、ちょっと、ウニの軍艦巻きにケチャップ塗るのやめてもらえませんか?」
「反対するんなら対案出せよ」
「……じゃあ、ピーナツバターで」
って、こういうのが望みなのか? 何も塗らない選択肢をどうしてあらかじめ排除するんだ?〔14:48 - 2016年6月10日 〕――
と鬼の首を取ったように言う人、
いますよね、
それに対する
小田嶋隆@tako_ashi さんの反論です。
――そもそも「反対するなら対案を出せ」という言い方は、「反対すること自体が対案になっていること」を無視している点で、はじめから欺瞞的な語法です。狂った法案を拒否する理由は「狂った法案を通したくない」だけで十分です。〔14:29 - 2016年6月10日 〕――
その反論を更に敷衍して
小田さんは、
次のようにおっしゃいます。
――「反対するなら対案を出せ」のバリエーションとして、「候補者にダメ出しをするなら自分が立候補しろ」「公共事業を否定するなら道を歩くな」「現政権がイヤなら移民しろ」などがあるわけだが、この種の「〜なら〜しろ」「〜なら〜するな」式の決めつけ方を「クソリプ話法」と呼んでいきたい。〔14:22 - 2016年6月10日 〕――
「クソリプ話法」
というのは、
実に正当な命名と思います。
すなわち、
自分の主張に対して批判を許さないという点で、
様々なバリエーションがありながら、
同じ枠組みの思考です。
これがこの話法の
核にある未熟さの現れです。
ところで、
堀 茂樹@hori_shigeki さんが
――いつの頃からか日本では軽蔑語になってしまっている「左翼」の再定義が必要です。〔12:26 - 2016年6月10日 〕――
と問題提起されてました。
僕は、
このツイートで
「左翼」が差別語になったという
意外な指摘に驚くとともに、
いわゆる、左翼と言われる人たちの怠慢を感じました。
つまり、「怠慢」として考えて頂きたいのは、
言葉狩りに精を出すことです。
これって、今まで、
「左翼の証明」に
なっていたんじゃないですかね。
思うに、
この言葉狩りは、
「クソリプ話法」の実践そのものじゃなかったでしょうか。
これは、
自分が左翼であると
自任する人たちに是非、反省して欲しいです。
この問題、
結構、深刻です。
たとえば、
Fuji @fj_333 によると、
TVのワイドショーにおいて、
――都議会の傍聴の後、宇都宮健二氏のインタビューで、例の軽口コメンテーターが「あんな人が都知事になって良いんですか?昔の左翼ですよ!!」と公共電波で恐ろしい偏狭思想〔12:33 - 2016年6月10日 〕――
が披露されていたそうです。
これを
例の軽口コメンテーターの「偏狭思想」の問題として、
理解するだけでは、
このコメンテーターを排除すれば済みます。
しかし、
そんな形で問題を解決したという理解だけでは
足りないんじゃないでしょうか。
左翼の運動が低迷して、
何とか残そうとして悪あがきしたでしょ?
それが
「昔の左翼ですよ!!」
という軽口を言わせる背景にあるのではないか…
と思います。
<追記>
「代案、出せ」
という反論が反論になっていない
説明として、
浜矩子氏が非常に巧みな説明をされています。
山崎 雅弘@mas__yamazaki さんが
紹介されてました。
こんな具合です。
――東京新聞に掲載された浜矩子氏のコラム。「対案を出さない野党は無責任だ」という首相の施政方針演説に対し「まな板の上に載せられた魚を徹底的に吟味する。それが野党側の基本的な機能だ。別の魚をまな板の上に持ち出して、こっちの方が新鮮だと主張するのが、彼らの役回りではない」。至言だと思う。〔13:34 - 2016年1月25日 〕――
2016年6月12日昼 記
<追記-2>
「対案を出せ」は、
ネトウヨレベルの発言かと思ったら、
普通に
議員の地位にあるものが口にしている。
Tad@CybershotTad さんによると、
次の通りだ。
――日曜討論
茂木「憲法改正、反対なら対案を出して」
自民党の、反対するなら対案出せ病は深刻。〔10:11 - 2016年6月12日 〕――
茂木には、
今すぐ必ず「憲法改正」はしてしまわなけれならいことではない。
それが分からないということなのか。
今必要な対抗策は、
憲法を破壊させないことだ。
「改正」の名において、
憲法を投げ捨てる暴挙を許してはいけない。
それが我々庶民の示す対案だ。
2016年6月13日早朝 記
<追記-3>
小田嶋隆@tako_ashiさんがこんなツイート。
――「あの、ちょっと、ウニの軍艦巻きにケチャップ塗るのやめてもらえませんか?」
「反対するんなら対案出せよ」
「……じゃあ、ピーナツバターで」
って、こういうのが望みなのか? 何も塗らない選択肢をどうしてあらかじめ排除するんだ?〔14:48 - 2016年6月10日 〕――
2016年6月13日昼 記
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