のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

米朝は、朝鮮戦争を正式に終結するため、平和交渉入りを合意

2016年02月23日 02時29分35秒 | 日米同盟
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 @WSJJapan のツイート。

――米、北朝鮮の核実験前に平和交渉入りで合意 http://on.wsj.com/1QatFRW 北朝鮮が1月6日に核実験を実施する数日前、オバマ米政権は朝鮮戦争を正式に終結するための平和交渉入りでひそかに合意 〔8:20 - 2016年2月22日 〕――




<追記>

上のツイートにある

「ひそかに」

をどう読むかが問題だな。

韓国は、

知っていたのだろうか。

天木直人氏によると、

韓国の統一省報道官は22日の記者会見で、

「平和協定は米朝間の問題ではない。韓国が主体にならなければいけない」と強調し、

「平和協定よりも北朝鮮の非核化が優先されなければいけない」

と反発しているとのことだ

(TwitLonger 記事、天木直人氏・文「米国と北朝鮮が平和協定締結秘密交渉をしていた衝撃」、2月23日産経参照)。

知らなかったんだろうな。

韓国の統一省報道官の上掲会見での言葉は、

「南北統一」という自国の悲願が自国を抜きにして語られる屈辱感ゆえ、

当然だろう。

これ、かなり強烈なニュースと思うが、

日本も、

韓国同様、蚊帳の外に置かれていたようだ。

菅官房長官が22日の記者会見で、

「(北朝鮮の非核化は)引き続き米国、韓国など関係国と緊密に連携し、

北朝鮮に対し

自制と国連決議の誠実勝かつ完全な実施を求めて行く」などという

気の抜けた

サイダーのような感想を述べていた。

WSJのスクープのきっかけは、

王毅外相が訪米して

ケリー国務長官ら協議がもたれるという情報を

WSJが掴んだが故だろう。

安倍某の外遊情報とは、

違うわけだな。

中国を敵視するだけで

日本は、

自ら外交問題を処理する能力を

放棄している

という見方ができるように思う。

その反面での軍備増強だ

(下記〔資料-3〕参照)。

デモクラシーな言葉 @whatsdemocracy さんが

こんなツイート。

――フランスの報道では、日本の安倍政権が中国が攻めてくると国民に煽って軍国化しているという記事が何度もあり、多くのフランス人はこの問題を良く知っている。しかし、自然資源の無い国が攻め込まれる理由などない事も同時に知られており、半分笑い話となっている。悲しいニッポン。(エリック ・C)〔4:39 - 2016年2月24日 〕――

せめて、

日本のマスコミは、

「米国はこれまで、北朝鮮が非核化に向けた前向きの姿勢を見せることを対話再開の優先条件としていたが、核問題を前進させるため、平和協定の締結協議も並行して行うという、従来より柔軟な姿勢を見せ始めたことになる」(下記〔資料-2〕参照)

という米国の北朝鮮への譲歩という情報を

叮嚀に伝えるべきだ。

この北朝鮮への態度の枠組み変更は、

南沙やらシリア、ロシア

との距離の取り方と連関しているはずだ。

東京新聞という

一地方紙のスクープにしておいて

いいはずがない。

2016年2月23日夜 記



〔資料〕

「韓国、北の平和協定提案に反発」

   産経新聞(2016.2.23 09:54更新 )

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/world/news/160223/wor1602230014-n1.html

 【ソウル=藤本欣也】韓国の統一省報道官は22日、米朝接触について、「平和協定は米朝間の問題ではない。韓国が主体にならなければならない」と強調、「(平和協定よりも)非核化の論議が優先される」と、北朝鮮の提案に反発した。

 中国の王毅外相が17日、「朝鮮半島の非核化」と「朝鮮戦争の休戦協定から平和協定への転換」を並行して進めるよう提案した際にも、韓国政府は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の体制保証につながる平和協定より、「非核化が優先されるべきだ」として提案に反対している。

 韓国側には「北朝鮮が非核化の意思さえ示せば、非核化と平和協定が同時に論議される可能性が出てきたのではないか」(聯合ニュース)との懸念がある。


〔資料-2〕

   東京新聞(2016年2月22日 夕刊)

☆ 記事URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201602/CK2016022202000196.html

 【北京=城内康伸、ワシントン=斉場保伸】北朝鮮が一月六日の核実験前、朝鮮戦争の平和協定締結に向けた協議を提案したのに対し、米国が非核化を併せて協議するよう要求していたことが分かった。北朝鮮は米国の逆提案を拒否し、決裂したという。複数の外交関係者が明らかにした。


 米国はこれまで、北朝鮮が非核化に向けた前向きの姿勢を見せることを対話再開の優先条件としていたが、核問題を前進させるため、平和協定の締結協議も並行して行うという、従来より柔軟な姿勢を見せ始めたことになる。


 米朝のやりとりは、国連代表部を通じた非公式ルートのニューヨーク・チャンネルで行われたもようだ。ロイター通信によると、米国務省のカービー報道官は二十一日、「われわれは慎重に彼ら(北朝鮮)の提案を検討した。協議には非核化がテーマとして含まれなければならないが、北朝鮮側はわれわれの回答を拒否した」と明らかにした。


 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は二十一日、北朝鮮が四回目の核実験を強行し、非公式接触は終わったと伝えた。


 中国の王毅外相は十七日、核問題解決に向けた対話を再開するため、休戦協定を平和協定に切り替える問題と核問題を並行して議論することを提案。「各国の関心事をバランスの取れた形で解決する構想」と強調しており、米朝のやりとりを念頭に置いたとみられる。


〔資料-3〕

「1・6兆円 ミサイル防衛に歯止めなく予算投入」

   (2016年2月24日付<23日発行>)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿