のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

金子勝さん 誰が笹井氏の自殺によって、ほくそ笑んでいるかを問う

2014年08月07日 00時50分21秒 | 日本の現状
金子勝‏@masaru_kaneko さんのツイートです。

【闇の中へ1】

――笹井氏の自殺は、動燃のもんじゅ事故「隠蔽」後の総務部次長の自殺と同じ構造を見て取れる。文科省の「箝口令」がひどかった。笹井氏には哀悼の意を表するが、誰に利益があるのか。これで責任官庁、理研の組織的責任はうやむやになる。
http://goo.gl/Md5MDJ (下記〔資料-1〕参照)〔22:10 - 2014年8月5日 〕――


【闇の中へ2】

―― STAP細胞事件の背後にあったのは、理研のiPS細胞への嫉妬、早稲田の「セルシード」ストックオプション4億円疑惑、そして、何より下村文科大臣、山本一太科学技術担当大臣の「特定研究法人」のためのキャンペーンであった。
http://goo.gl/ISrKDd(下記〔資料ー2〕参照)〔22:11 - 2014年8月5日 〕――


【闇の中へ3】

―― 文科省の理研CDBへの「箝口令」は異常だった。日本科学界の良心、岸輝雄改革委員会の「執行部の退陣、解体的でなおし」の提言は反故にされ、監視カメラ付き再現実験のかけ声の下で資料は散逸し、真実は闇の中へ葬られようとしている。
http://goo.gl/wA68iC(下記〔資料-3〕参照)〔22:12 - 2014年8月5日 〕――


【闇の中へ4】

――細胞がすり替えられネズミが存在せず、写真がコピペで、ゲノム配列は生存不可能で、何を「再現」するのか。目的は、「STAP細胞があるのか否か」に論点をすり替え、全て責任を曖昧にするための引き延ばし工作だった考える以外にない。
http://goo.gl/JgCkys(下記〔資料-4〕参照)〔22:12 - 2014年8月5日 〕――


【闇の中へ5】

――笹井氏は「責任著者が論文内容を知らない」という世界の科学界に疑惑をもたれる記者会見のまま死の闇に消えてしまった。理研は自ら瓦解し始めている。真実はどこでねじ曲げられ、今どういう政治的・行政的圧力が加わっているのか、理研CDB研究者は本当の声をあげるべきである。〔22:14 - 2014年8月5日 〕――



〔資料-1〕

「ナゾの死を遂げたもんじゅ調査担当者 死の直前の言葉」

   dot.(ドット)AERA×週刊朝日 (2013/3/ 6 16:00)

☆ 記事URL:http://dot.asahi.com/wa/2013030500067.html

 福島第一原発事故から2年。これまで「原子力ムラ」の弊害はさまざまに語られてきたが、彼らがどう結びつき、どう活動していたのか、その実態を示す証拠は少ない。しかし、動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現在の日本原子力研究開発機構)の総務部次長だった故・西村成生(しげお)氏(当時49)が残した膨大な資料には、そのすべてが記録されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と本誌取材班が、この「西村ファイル」を独占入手した。

*  *  *
 西村氏は1996年1月13日、宿泊先のホテルで変死体で発見された。妻と上司、同僚に宛てた3通の遺書が発見され、警察は飛び降り自殺と断定。マスコミでも、“ナゾの死”は大きく報じられた。しかし、妻のトシ子さんはこう話す。

「夫の死について動燃に説明を求めても、ほとんど情報を出してくれない。会社にあったはずの遺品も返してくれず、逆にこちらの動向を探るような対応ばかりだった。遺書の内容や遺体の状況にも不審な点が多く、『これはおかしいな』と思い始めたんです」

 不信感を募らせた遺族は、旧動燃を相手どって損害賠償を求める訴訟を起こしたが、2012年1月、敗訴が確定。しかしいまもトシ子さんは夫の死に疑念を持ち続けている。その理由の一つが、西村さんの残したファイルの存在だった。

 中央大学法学部を卒業した69年に動燃に就職した西村氏は、20代半ばでトシ子さんと社内結婚、主に文書課や秘書課など事務畑を歩み、文書課長、総務部次長と順調に出世の階段を上っていった。

「文書課では、科学技術庁や通商産業省など国に提出する文書作成の責任者でした。文書の文言から句読点まで細かく気にしていた。そんな経歴もあって、幹部が出席する会合に同席し、議事録を取ることも重要な仕事でした」(トシ子さん)

 几帳面でまじめな性格だった西村氏は、自らの仕事にかかわる資料を逐一、ファイルに収集し、保管し続けていた。そのファイルを読むと、西村さんが長年、家族にも話さなかった“秘密の業務”に従事させられていたことがわかる。西村氏は、動燃のさまざまな“暗部”に触れざるを得ない立場だったのだ。トシ子さんが続ける。

「社内結婚ですから、私も動燃のことはある程度、理解できます。でも、役職が上がるにつれて夫は家で仕事の話をあまりしなくなりました。仕事内容はおろか、出張先すら教えてくれない。亡くなる直前、珍しく会社の話をしたときは、『もんじゅの事故調査を命じられたが、もうイヤだ』と言っていた。残された資料を見て初めて、夫がさまざまなトラブル処理や“工作”にかかわっていたことがわかり、驚きました」

※ 週刊朝日 2013年3月15日号


〔資料ー2〕

「小保方さんの理研、新法人に指定へ 文科相」

   朝日新聞:西川迅・文(2014年2月1日10時07分)

☆ 記事URL:http://www.asahi.com/articles/ASG105RDNG10ULBJ019.html

 新しい万能細胞を作製した小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの所属する理化学研究所について、下村博文・文部科学相は31日の閣議後会見で、世界最高水準の研究開発を担う新制度の「特定国立研究開発法人」に指定する考えを明らかにした。再生医学の研究を加速させる。


 新法人は、優秀な研究者を高給で優遇するなど、資金を自由に使える。政府はこの制度を盛り込んだ独立行政法人改革の基本方針を昨年12月に閣議決定した。欧米では研究機関のトップに5千万円程度の年俸を出すケースがあるが、新法人の指定によって日本でも同水準の年俸の研究者が出る可能性がある。

 下村文科相は「若手や女性研究者の働きやすい環境を作り、充実させることで、第二、第三の小保方氏や画期的な研究成果が生み出されるように応援する」と述べた。

 政府は新法人制度について、近く関係閣僚会議を開いて正式に決め、今国会に法案を提出する。(西川迅)


〔資料-3〕

「研究不正再発防止の提言書」

   岸 輝雄・改革委員会委員長


☆ pdf:http://www3.riken.jp/stap/j/d7document15.pdf

  ――(略)――


〔資料-4〕

「小保方氏のSTAP検証、複数監視カメラや第三者立ち会い 」

   日経新聞(2014/7/3 1:00)

☆ 記事URL:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0204A_S4A700C1EA1000/

 理化学研究所は2日、小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が参加するSTAP細胞の検証実験の進め方を発表した。理研が4月に始めた検証実験とは分けて実施。複数のカメラで24時間監視するとともに、理研から独立している第三者が立ち会うなどして客観性を保つ。小保方氏が体調不良などで実験が思うように進まない場合でも、11月末で終了する。

 検証実験の総括責任者である理研の相沢慎一特別顧問が記者会見で明らかにした。

 4月から丹羽仁史プロジェクトリーダーが始めた検証実験は神戸市にある理研発生・再生科学総合研究センターのA棟で進んでいる。小保方氏の参加は7~11月末の予定で、別の建物のC棟に新たに設ける実験室で取り組む。

 入り口のカメラで入退者を監視し、実験室内部に2台のカメラを設置して死角をなくすなど不正対策をとる。早ければ来週から小保方氏自身が直接、実験に取り掛かる。

 小保方氏の再現実験は1月に発表した論文に記された手法に沿って進める。マウスの血液細胞を弱酸性の溶液に浸すと、様々な細胞に成長する万能細胞になるか調べる。万能細胞であることを証明するには(1)万能細胞に特有の遺伝子が出る(2)テラトーマと呼ばれる腫瘍に成長する(3)全身が万能細胞由来のマウスができる――の3段階の証明が必要になる。

 このうち、初期段階である特有の遺伝子の発生が認められないと判断した場合は、期限の11月末より前でも検証実験を打ち切る方針だ。

 STAP細胞の有無について、相沢特別顧問は「あるかないか、現時点で正直分からない」と話した。そのうえで「われわれは実験の結果を報告し、有無の判断は理研の改革推進本部に委ねる」と説明した。4月から進めている検証実験の進捗状況は8月上旬までに説明する予定という。


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