人を殺してます ～ アホMAX 安倍晋三の巻

日刊ゲンダイによると、

金子氏は、

安倍某が熊本県民を殺していることになる点につき、

「被害者が出たら」

と控えめに仮定形で述べておられます

（下記〔資料〕参照）。

もちろん、他人を「人殺し」と断罪するのに

無神経であっていいはずがありません。

それは分かるのですけど、

今回の震災による住民の圧死は、

誤った

首相の思い込みによる

防災対策の中で

起こるべくして起こった事故という意味で、

「殺した」

という表現があたっているように思います。

すなわち、

屋内避難の指示をするべきではありませんでした。

安倍晋三氏の頭の中には、

果たして

（屋内退避は危険）との認識はなかったのでしょうか。

そうだったのかもしれません。

しかし、無知ゆえに免責されていいものなのでしょうか。

悲惨なのは、

その言葉の影響力ですね。

ツイッターで、

盛んに

なぜ、屋内避難が進まないのかを

話題にしている人がいました。

その流れた押され

屋内退避した熊本県民がいるんじゃないでしょうか。

だからこそ、

熊本県知事が吐き捨てるように

「現場をわかってない」

と苦情を申し立てられたのではないでしょうか。

屋内退避の流れが変わったのは、

この知事が異議申し立てがされて以降です。

残念ですが、それまでは

大勢の人が安倍某の言葉の鵜呑みにしただろうということです。

ツイッターを見ていて

そういう印象を受けました。

官邸に

害意はないにしろ、

結果的に

政府指示が被災者の生き埋めを招いたこと、

事実として

記録に残しておく必要があります。

僕には、

この指示が

東北大震災の後遺症のように

見えてました。

つまり、

放射能汚染を恐れ、

先回りして対策を講じたと捉えました。

しかし、どうも可笑しい――。

消費税は、

“大震災級”と言えるレベルでない限り、

増税するという

基本方針に変化はないと答えるなど、

熊本の大地震を

過小評価しているような言葉が飛び出していたからです。

３・１１のような原子力の過酷事故を

想定していなかったとしたら、

なぜ、屋内避難を指示したのでしょう。

木造家屋の多いわが国では、

地震に際し、

屋内退避はＮＧだ、

というのは常識だったはずです。

こんな地震の際のイロハを破るような

指示をなぜ、出したのかが

僕には謎でした。

その点、

日刊ゲンダイが

紹介してくれている分析が大いに参考になりました。

同紙は、

事実はこうではないか

と言います。

すなわち、安倍某が熊本を訪問した際、

テレビに自分の後景として路上に溢れている避難民が映る、

災害を小さく見せようとしているのに、

これでは

現地訪問が裏目に出る、と。

思うに、

この見方の核心は、

消費増税の必要性にはないでしょう。

恐らく、

原発の脅威を、僕とは正反対に、見ないためです。

この計算に、

武器商人の利己的な思いを感じるとともに、

すっかり悲しくなりました。


〔資料〕

「首相のトンデモ指示　全員屋内避難で被害者拡大か」

　　　日刊ゲンダイ（2016年4月21日付〈20日発行〉）