福島みずほ@mizuhofukushimaさんのツイート。
――議員に立候補するときに戸籍を提出する。日本人であることが要件だからだ。議員は全員それをクリアしている。戸籍を開示する必要はない。わたしは住民票や戸籍の婚外子の続き柄欄差別撤廃の裁判の代理人の一人を担当してきた。戸籍の記載が差別などを引き起こすことがある。開示請求はおかしい。〔17:57 - 2017年7月17日〕――
論点として、一つは、蓮舫さんが
日本国籍を有するや否やという点が問われていた。
二つは、
たとえ、日本国籍を有するとしても、
台湾国籍を離脱していないので二重国籍者じゃないか
ということ。
議論は、主に二つ目の論点をめぐってなされた。
たとえば、
次の小林節氏の論稿に着目。
典拠:日刊ゲンダイ、7月19日付〈18日発行〉記事「これは人権問題ではない リーダーとして信頼に足る存在かどうかだ」
小林氏はこう言う、
「実に昨年の10月(48歳)まで日本と台湾の二重国籍であった」と。
すなわち、国籍の選択がなされていないので、
「日本国籍を有する者」
として扱うのは違法じゃないかということだ。
僕は、
この点、誤解していた。
蓮舫さんは、
成人に達した時点で
国籍の選択をしているはずだと思い込んでいた。
これに関して
蓮舫氏は、本日、国籍選択に関して
時期を宣明した。
時事通信は、
次のように伝える。
見出しは、
「蓮舫氏、日本国籍を開示=台湾籍喪失の資料も」。
本文記事は、次の通りだ。
―― 民進党の蓮舫代表は18日、党本部で記者会見し、日本と台湾の「二重国籍」解消を裏付けるものだとして、戸籍謄本の一部など関連資料を公開した。蓮舫氏はこれにより自身の二重国籍問題に区切りを付け、党の立て直しを急ぎたい考えだが、党内には対応の遅れに不満も出ており、収束は見通せない。
蓮舫氏は、公表の理由について「家族の了解が得られた」とするとともに、「野党第1党党首として発言の信頼が揺らいではならない」と説明。一方「手続きを怠っていたことは事実だ。故意ではないが深く反省している」とも語った。
戸籍謄本には、本人が日本国籍選択を宣言した日として「2016年10月7日」と明記されている。今年6月28日付で東京都目黒区で交付されたという。台湾籍離脱を証明する書類として、台湾当局から16年9月13日付で交付された「国籍喪失許可証書」も公表した。
記者会見で「二重国籍」問題について関連資料を公開し、記者の質問に答える民進党の蓮舫代表=18日午後、東京・永田町の同党本部
最近は蓮舫氏が台湾人として活動していなかった傍証として、1987年7月4日で期限切れの台湾発行旅券(パスポート)も公開した。
開示資料のうち、家族情報や自筆の署名については、「個人情報に関わる」として伏せた。(2017/07/18-18:09)――
☆ 記事URL:http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071800858&g=pol
ところで、
国籍選択をせず、立候補行為をした欠陥は、
蓮舫さんの責任なんだろうか。
小林氏は、
そうだと肯定する。
しかし、父親が台湾人でなく、母親がそうであれば、
生まれたときから、
日本を国籍選択したときと同様の扱いになるはずである。
それとの比較で
父親が台湾人だった場合を区別する
合理的理由があると思えない。
だとしたら、
父親が日本人だった場合と扱いを同じにしても、
合法と考えていいのではないだろうか。
役所も
そういう配慮の下、公職への立候補を認めたのではないか。
それを後になって、違法として指摘して、
戸籍の開示を求めるのは、
懲罰として機能を認めたのと同じで、到底、許されるものではない。
もし、欠陥があるとして
それは、そのような判断を下した
役所に属する。
それを立候補者である蓮舫さんにあるとするのは、
責任のなすりつけ以外の何物でもない。
本末転倒というべきだ。
むしろ、情報を漏えいさせた政府の悪意の方がかえって不道徳であり、
そちらが糾弾の対象になるべきではないか。
――議員に立候補するときに戸籍を提出する。日本人であることが要件だからだ。議員は全員それをクリアしている。戸籍を開示する必要はない。わたしは住民票や戸籍の婚外子の続き柄欄差別撤廃の裁判の代理人の一人を担当してきた。戸籍の記載が差別などを引き起こすことがある。開示請求はおかしい。〔17:57 - 2017年7月17日〕――
論点として、一つは、蓮舫さんが
日本国籍を有するや否やという点が問われていた。
二つは、
たとえ、日本国籍を有するとしても、
台湾国籍を離脱していないので二重国籍者じゃないか
ということ。
議論は、主に二つ目の論点をめぐってなされた。
たとえば、
次の小林節氏の論稿に着目。
典拠:日刊ゲンダイ、7月19日付〈18日発行〉記事「これは人権問題ではない リーダーとして信頼に足る存在かどうかだ」
小林氏はこう言う、
「実に昨年の10月(48歳)まで日本と台湾の二重国籍であった」と。
すなわち、国籍の選択がなされていないので、
「日本国籍を有する者」
として扱うのは違法じゃないかということだ。
僕は、
この点、誤解していた。
蓮舫さんは、
成人に達した時点で
国籍の選択をしているはずだと思い込んでいた。
これに関して
蓮舫氏は、本日、国籍選択に関して
時期を宣明した。
時事通信は、
次のように伝える。
見出しは、
「蓮舫氏、日本国籍を開示=台湾籍喪失の資料も」。
本文記事は、次の通りだ。
―― 民進党の蓮舫代表は18日、党本部で記者会見し、日本と台湾の「二重国籍」解消を裏付けるものだとして、戸籍謄本の一部など関連資料を公開した。蓮舫氏はこれにより自身の二重国籍問題に区切りを付け、党の立て直しを急ぎたい考えだが、党内には対応の遅れに不満も出ており、収束は見通せない。
蓮舫氏は、公表の理由について「家族の了解が得られた」とするとともに、「野党第1党党首として発言の信頼が揺らいではならない」と説明。一方「手続きを怠っていたことは事実だ。故意ではないが深く反省している」とも語った。
戸籍謄本には、本人が日本国籍選択を宣言した日として「2016年10月7日」と明記されている。今年6月28日付で東京都目黒区で交付されたという。台湾籍離脱を証明する書類として、台湾当局から16年9月13日付で交付された「国籍喪失許可証書」も公表した。
記者会見で「二重国籍」問題について関連資料を公開し、記者の質問に答える民進党の蓮舫代表=18日午後、東京・永田町の同党本部
最近は蓮舫氏が台湾人として活動していなかった傍証として、1987年7月4日で期限切れの台湾発行旅券(パスポート)も公開した。
開示資料のうち、家族情報や自筆の署名については、「個人情報に関わる」として伏せた。(2017/07/18-18:09)――
☆ 記事URL:http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071800858&g=pol
ところで、
国籍選択をせず、立候補行為をした欠陥は、
蓮舫さんの責任なんだろうか。
小林氏は、
そうだと肯定する。
しかし、父親が台湾人でなく、母親がそうであれば、
生まれたときから、
日本を国籍選択したときと同様の扱いになるはずである。
それとの比較で
父親が台湾人だった場合を区別する
合理的理由があると思えない。
だとしたら、
父親が日本人だった場合と扱いを同じにしても、
合法と考えていいのではないだろうか。
役所も
そういう配慮の下、公職への立候補を認めたのではないか。
それを後になって、違法として指摘して、
戸籍の開示を求めるのは、
懲罰として機能を認めたのと同じで、到底、許されるものではない。
もし、欠陥があるとして
それは、そのような判断を下した
役所に属する。
それを立候補者である蓮舫さんにあるとするのは、
責任のなすりつけ以外の何物でもない。
本末転倒というべきだ。
むしろ、情報を漏えいさせた政府の悪意の方がかえって不道徳であり、
そちらが糾弾の対象になるべきではないか。