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時事ドットコム / 「うすら寒い石原環境相の“汚染”土理解」

2014年03月10日 21時35分28秒 | フクイチ原発事故
タニ センゾー

@Tanisennzoさんのツイートです。

――“半減期” すら正しく理解できていない石原大臣・官狂省

「30年間中間貯蔵をすると放射線量は間違いなく減衰する。公共用地への土砂として使用することが可能になる」

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014031000561&g=soc … pic.twitter.com/HN25zjm1XK〔20:36 - 2014年3月10日 〕――

3・11以降、

「セシウム137の半減期は30年」ぐらいの知識は、

身につきました。

しかし、そのレベルでも

石原大臣の見解が

暴論だと分かります。

第一に、

原発事故でバラまかれた放射性物質には

色んな核種が

様々に含まれています。

したがって、バラまかれた核種を

セシウム137だけという理解に根拠がありません。

要するに、

「福袋」状態で

ストロンチウムやプルトニウムなども

飛び散っているわけで

どのような核種が

“汚染土”に

含まれているのかの分析さえ

まだ済んでません。

第二に、

原発事故でバラまかれた放射性物質の

分量が不明です。

したがって、仮にすべてが

セシウム137だけだったと仮定しましても、

「半減期」の30年が経過すれば、

安全とは言えません。

すなわち、30年経過しましても、

放射線量が半分になるだけで、

決して、無害にならないことに注意が必要です。

話を分かりやすくするため、

放出した放射線量を借金した額

と考えて見ましょう。

たとえば、

ある人(東京電力)に1億円の借金があったとします。

30年経過して

借金が

5千万円になったから

隣人(地域住民)に

「返せる」として

肩代わりを強要しようとするのと同じです。

利息で

首が回らなくなる危険があり、

実際、そうなれば、負担過剰なのです。

そもそも

国は

何を材料にして

「大丈夫」

という判断を押し付けるのでしょう。


〔資料〕

「安倍首相、中間施設建設の地元理解に全力=石原環境相『汚染土は再利用可能』」

   時事ドットコム(2014/03/10-18:21)

☆ 記事URL:http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014031000561&g=soc

 安倍晋三首相は10日午後の参院予算委員会集中審議で、東京電力福島第1原発事故の除染で生じた汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設について、「(汚染土が)高レベル放射性廃棄物と同程度の危険性を持つとの誤解を解くべく努力したい」と述べ、関係自治体の理解を得るために全力を挙げる意向を示した。
 石原伸晃環境相は汚染土について「30年間中間貯蔵をすると放射線量は間違いなく減衰する。公共用地への土砂として使用することが可能になる」と述べた。民主党の増子輝彦氏への答弁。

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