出典:舞田敏彦 @tmaita77さんのツイート〔21:49 - 2014年6月25日 〕
グラフ作成者の舞田敏彦氏の
「日本は総勤務時間が最も長く,そのうちの多くは授業以外の事務作業」
という解説に対し、印象深いコメントを残しているのは、
趙 秋瑾@Zhaoqiujin さんです。
すなわち、
――これから読み取れるのは、日本の教師はロクに授業もせず、一般企業だったらとっくにクビになってるような要領の悪さで事務をこなして給料貰ってるってコトですかね?〔0:20 - 2014年6月26日 〕――
という指摘です。
日本の教師に対する悪口にも受け取れる言い方に
ただ感情的になって、
‟聞くまい”としている姿が
残念でした。
たとえば、
kamoka @kamoka227 さんの
――いじめの類の暴言としか、言いようがないですな――
という発言とか、
Qanji @Kanji_Nagayamaさんの
――この中国人、あちこちに釣り針仕掛けて獲物がかかるのを楽しんでるみたいですけど、これだけ針がデカいと流石に魚もあまり寄り付かないことでしょう――
という発言。
「やっぱり釣りか」「やっぱり雑魚か」
と言いあっているところが
面白いです。
参考までに簡単に絡みつく「たわけ」を
中国語で
「大混蛋」
というらしいです。
批判をすぐに悪口とみなし
中傷で
応じるならば、
生産的な議論などできようはずがありません。
まずは、
受容して
その立場では何が言えるのかを
問うべきです。
僕は、
趙 さんの指摘は
歯に衣せず、
適切な
勤務評定をしていると思いました。
ただ、その責任は、
教師にあるのではなく
教育制度にあるのだと思いました。
すなわち、この効率の悪さは、
残業代ゼロ円とする
文化の帰結なんだと思います。
雇う側が
雇われている側を長時間拘束すれば得をしている
という感覚が
日本のビジネス界を
支配しています。
これが
もし、
教師の専門性が高く評価されている国だったら
同じようなことが
起こるかを考えてみれば、
如何に日本のビジネス界の感覚が
不当なのかが分るでしょう。
専門性を
認めれば認めるほど
単価が
高くなります。
もし、安いままの賃金で拘束すれば、
不満を
醸成します。
そうなると不満を抑制するためにも
残業を
なくそうとするし、
どうしてもやらせる場合、
高賃金を
保障します。
欧州では、
そういうやり方を
採用しているようです。
日本では、
教師という
誰が
見ても専門性の高い職業であっても、
サラリーマンのごとく見做し、
長く
机にへばりついている教師を
「まじめ」
と考えるため、
残業が
当たり前のようになっているのですね。
最後に、
中国語のたわけの意である
「大混蛋」の
語義がよく分る歌を
紹介して、
政府が
成立させんとしている
「残業代ゼロ法案」の大混蛋に
抵抗する者への
エールとしたいと思います。
☆ 動画掲載サイトURL:http://v.youku.com/v_show/id_XNTAxOTEwMzI0.html
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