のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

福島の有権者は、なぜ、自民(または民主)に1票を投じるか。

2013年07月22日 18時43分35秒 | Weblog
福島県では、

484,089で

自民党、森 雅子がトップ当選。

次点は、

民主党、金子 恵美。

240,842です。

原発による

被災県のはずなのに、

参院選では、

「自民党」と「民主党」が争う

という、

いずれが勝とうが

“原発推進勢力”に領導される関係に変わりない

不思議な選挙戦に終始したようです。

下記に

掲げた記事は、

もちろん、偏りがあるでしょう。

それを承知の上で

分析します。

さて、自民(または民主)党の

福島県民に発したメッセージは、

率直に言って、

「復興」

などという

センチメンタルな

課題に取り組むつもりはない

ということではなかったでしょうか。

選挙に

インチキが

なかったとします。

棄民政策に

手を染める政党に

なぜ、1票を入れて、

福島県民は、

自らの首を絞め、

もしくは、子孫に禍根を残す

政党に

加担するのでしょうか。

一番に被災地であるはずなのに、

最も分かりにくい選択をしているように見えます。

そのような

県民性の行動を理解する上で

ヒントになりそうなのは、

「“強い”政党のほうが復興を進めてくれる」

という証言です。

要するに、

表明されたのは、

“力”への

無条件な依存願望なのですな。

この願望は、

公約を破る人が

往々、逞しく見える――という歪んだ錯覚に

支えられています。

力の尺度が

誤っているのです。

朝日新聞の、

この聞き取り調査において

明らかになった、

こうした見方をされる方に

忠告させて頂きます。

力と道理は、

矛盾するわけではありませんし、

そもそも矛盾してはいけないものですよ!!

経済学者の浜 矩子氏が

日刊ゲンダイの

取材に応じ、

自民党に

投票したのは、

株式相場で

損をさせられた人たちではないか、

と推測されます

(7月22日発行、同紙参照)。

その理由は、

次の通りです。

「安倍首相に煽られて

アホノミクスに乗ったら、

株価が

ズドンと落ち、

“何とかしてくれ”

とすがりついた格好です」

と評されたようです。

上の

「アホノミクス」を

「原発推進という国策」に、

「株価がズドンと落ち」を

「原子炉がズドンとメルトダウン」

と書き変えたら、

そのまま福島県の

人たちの投票行動の説明になると思います。

「乗せられた」からと言って、

原発推進の“共犯者”

になるわけではありません。

しっかりと目覚めて欲しいです。


■資料

「『なぜ原発やめない』『今回は迷った』…福島の有権者」


   朝日新聞デジタル(7月22日(月)10時48分配信)

☆記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130722-00000019-asahi-pol


 福島県内陸の会津若松市にある大熊町役場。投票所には、各地の避難先から続々と町民が訪れた。

 渡部重達さん(72)は、約100キロ離れた福島市から知人の車できた。「いつも以上に、今回は相当迷った」。決断は投票直前。「数が多くて強い政党のほうが復興を進めてくれるだろう」と、現政権に期待を込めた。

 原発事故の被害に苦しむ福島で、自民を選んだ人たちの心境は複雑だ。

 双葉町から福島市に避難している天野喜和子さん(57)は悩みながら選挙区で自民に入れた。原発をやめると言わない自民は「全く理解できない」。だが、民主への信頼も薄れた。

 自民が政権復帰して以降、復興政策には目に見える成果がない。「衆参のねじれで思い切った政策ができないなら、解消すれば進むのかな、という期待の一票」という。比例区は原発政策に慎重な公明を選び、自分を納得させたという。

 いわき市に避難中の楢葉町の菊田洋子さん(66)も同じ思いで、選挙区は自民、比例区で公明に投じた。「賠償を充実させ、復興を加速させてほしい

 福島第一原発から約12キロの自宅は新築1カ月半で津波に流された。同居していた長男(41)は、工場の閉鎖で妻子を残し茨城県に単身赴任。将来の不安ばかりが募る。経済政策を強調する首相の視界からは被災地が消えている気がする。「でも政権を持つ自民に頼るしかない。もう無駄に時間を過ごしたくない

朝日新聞社

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1 コメント

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その通りですね・・・ (Gwynmefus)
2013-07-23 07:54:41
はじめまして。

ちょうど今、うちも新聞のその話題で盛り上がっていたところです。
何故、これほどの被害を受けているのに自民に投票してしまうのか、強そうだから、と言う漠然とした理由で票を入れてしまうとは、とても腑に落ちません・・・。
近隣の他県の住民は、補償もないまま被曝を強いられています。
それなのに、と言う気持ちが私個人は拭えない。

無駄なのかも知れませんが、やはり正しい情報をもっと広めなくてはいけない必要性も感じます。

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