ネットの隆盛で
中国の言論界の情勢にも
変化が現れているようですね。
記者という、
ペンの力だけで中国共産党の幹部に
謝罪を迫っています!
毎日新聞によると、
「腐敗追及など改革を求める論調で知られる中国南部・広東省の週刊紙、
南方週末が
3日付の新年号で掲載予定だった記事が、
メディアを管轄する
同省共産党委員会宣伝部の※震(たく・しん)部長の指示で
大幅に改ざんされていたことが分かった」とのことです。
謝罪は、その記事改竄をした指示についてしろ、
ということでしょう。
日本の記者クラブでは考えられない事態です。
これは、
次に何かが起きる
前触れのようにも思います。
ネタ元になった
記事を下に
転載しておきます。
<資料>
「中国:共産党幹部が記事改ざん指示 記者ら辞任と謝罪迫る」
毎日新聞 2013年01月05日 21時00分(最終更新 01月05日 21時54分)
http://mainichi.jp/select/news/20130106k0000m030082000c.html
【上海・隅俊之】腐敗追及など改革を求める論調で知られる中国南部・広東省の週刊紙、南方週末が3日付の新年号で掲載予定だった記事が、メディアを管轄する同省共産党委員会宣伝部の※震(たく・しん)部長の指示で大幅に改ざんされていたことが分かった。同紙の元記者ら130人以上のメディア関係者が※氏に引責辞任と謝罪を迫る声明を発表。学識者らも抗議声明を出し、5日夜の時点で1700人以上が署名した。中国で記者がこれほど公然と反旗を翻す事態は異例だ。(※は席の巾が尺)
複数の中国紙関係者によると、元の記事は「中国の夢、憲政の夢」と題した新年あいさつ。「憲政の夢が実現されて初めて、国家の自由や人民の自由を守ることができる」として憲法に基づく政治の重要性を訴えていた。しかし、発行記事では、「中華民族の復興が中国の偉大な夢」という習近平(しゅう・きんぺい)総書記の発言に沿った内容に書き換えられた。
同紙の元記者らは4日、複数の書簡を発表。「メディアはいま最も暗黒の時期にいる」などと強く抗議した。編集部も2度にわたって抗議声明を出し、昨年1年間で書き換えや不掲載を命じられた記事は1034本もあったと明らかにした。
抗議の広がりを受け、当局はネット上の取り締まりを強化。改ざん前の記事を投稿するなどした記者らの中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」は新たな書き込みができなくなり、南方週末に関する書き込みも次々と削除されている。他紙の記者らが転送を続けており、広東省の中国紙記者は「記者の間で、長い間の当局の横暴に対する反発が爆発している。何とか言論の自由を守りたい」と訴えた
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