優れているかどうかはともかくとして、
力強い指導者を形容する慣用表現として
「清濁併せ飲む」という言い回しがあるでしょう。
メディアも
幾つか合わさって、
世論誘導という
一つの役割を演じていると思います。
各メディアは、
人格の
清濁の色合いを
帯びながら、
全体として統一されているように
最終的には、
「この色」に統一されます。
もし、
各メディアを統一する
司令塔のようなものがなければ、
このような現象が生じません。
だから統一された「この色」があれば、
司令塔の存在が
推認されます。
前回の衆院選にも
この色合いがありました。
僕がその色合いを感じ取ったのは、
日刊ゲンダイの
記事からです。
自民党をボロカスに言いながら、
圧勝をほのめかしていました。
しかし、一体、何のために
報道機関が
こんな風に足並みを揃えて
選挙予想の
数値を出すのか考えて、
投開票日当日に
「不正選挙」
という思いが頭を掠めました。
選挙速報で、
開票を待たず当確発表がされ、
アナウンサーの
「午後のティータイムのときには、
当確が分る」
という説明があり、
なぜ、という疑問とともに、
「不正選挙」では、
という思いがより一層強くなりました。
そして参院選のとき、
開票の前に
当確の発表がなされるという
衆院選のときのやり方がなされませんでした。
そのときに、
「不正選挙」を確信しました。
もし、後ろめたい要素がないんなら、
同じように、
開票前に誰それが当選等の
発表していたと思います。
選挙後、
これは可笑しいのではないかというデータが
幾つも指摘されましたが、
僕にとり、
不審な動きの原点は、
このマスコミの「世論調査」にあります。
さて、投票日に近づくと、
共通の
ある値に近づきます。
それが不思議に投開票の結果に符合します。
それをもって、
世論調査精度がこのように高まるのを
技術力の進歩で
納得する人は納得します。
しかし、確率論的に
的中率があり過ぎです。
それで、
選挙後、投票データを調べ、
不自然な
結果をいくつか確認しました。
ある時点で
獲得票に大きな変化が生じます。
普通に考えて、
あり得ないような変化です。
たとえば、
午前中、1時間につき10票単位で
得票していた人が
100票単位の勢いで増えるとか
いった事例です
(この単位云々の話はイメージで書いています。
現実のデータとは一致しないですが、
そういう傾向があったということで充分な話です)。
そこに明らかな
人間の作為性を感じるんです。
この現象は、
世論調査精度を云々するとき、
支障になるでしょ?
開票する時間帯によって
得票率が
目に見えて変化します。
そういう現象が
現にグラフで確認できるのに、
確定的な結果の予測がどうして可能なんでしょうか。
これ以上、書くのは止めておきますが、
不正選挙がなされているのは
ほぼ100%確かだろうと思います。
技術的に可能になったのは正確な世論調査の仕方でなく、
開票機ムサシによる得票数の操作です。
米国では、
その操作が可能だとの証言があり、
今は、手作業で開票をしているようです
(注意して欲しいのは、
「その気になれば、
不正選挙のプログラミングぐらい何時でもできる」
という証言があっただけという点です。
別に立証されていないのですよ。
日本では、不正を云々すると必ず証明しろと言う人がいます。
しかし、不正選挙は、
刑事事件ではないのです。
合理的な疑いが成り立てば十分と思います。
換言すれば、必要なのは
選挙制度の信頼を根本から損なう恐れがあればいいということです。
米国の偉いところは、
その点を履き間違えず、
きちんと対応しているところです)。
日本は、
どんなに疑わしくとも、
開票機ムサシの使用は話題にさえなりません。
国家権力の
中枢部が腐っているからではないですか。
ありうる可能性を考えていた昨今、
朝日新聞が
「自民が300議席を超える勢いで、自公で定数の3分の2を上回る圧勝」
というデータを弾き出しました。
核心は
「比例区で大きく議席を積み増す勢いの自民。
その原動力は無党派層だ」
という分析にあります。
盛田隆二@product1954 さんが
――無党派層が棄権せず投票率が上がれば、更に自民に有利に…。悪夢のようだ〔8:36 - 2014年12月4日 〕――
とツイートされているように、
まさに悪夢です。
僕は、
正直言って、
あゝ、やっぱり朝日が動き出したかと思いました。
従軍慰安婦問題で
この新聞社が謝罪したとき、
これは、
インチキ選挙の地均しだろうと
解しました。
すなわち、世論誘導するとき、
最低限必要な条件として
偽の情報を垂れ流すメディアが庶民から
頼られてなければならない。
つまり、
メディアを全体として理解した場合、
清濁併せ飲む存在です。
その内、
「清」を担当する部署への
信頼度によって、
よく言って世論誘導、
有体に言えば、
洗脳の可否が決定されるというわけです。
この点、
ここ2,3年、
朝日新聞への信頼度が低下しています。
それを如何にして上げるか、
権力と結託してなされた猿芝居が
先の
「吉田証言」
の訂正及び謝罪記事だったのであろうと思います。
敵を欺くには味方から――。
かくして、
元朝日新聞記者が
大学から追われる事態まで生じました。
しかし、
こういう事件を通して、
朝日新聞の
清廉さを信じた人が多いのではないでしょうか。
つい二日ほど前だったか、
日刊ゲンダイが、
朝日新聞の
「(選挙に)大いに関心がある」層が21%に上るというデータを基に、
自民党の単独獲得議席数は300を超えると
示唆してました。
そして現在、
それに朝日新聞ばかりでなく、
読売新聞、毎日新聞、産経新聞も便乗する形になってます。
下が読売もそうだという、
その証拠画像です。
選挙の公示日と比べて、
大幅に自民党支持者が増えています。
正確に、
実態を反映しているなら
悪夢です。
「愚かな日本人」
という評価も正当でしょう。
しかし、こんな数値は、
でっち上げられたものです。
悲しいことですが、
それが真実と思います。
なぜ、そんなことがなされるのか――。
答えは、
兜町の反応にあると思います。
外国人投資家は、
あんなに自信をもって安倍某が
解散という
選択肢を選んだ限り、
勝敗ラインを
現状維持か
それより上、すなわち、
300議席を越えるところに
設定され、
それを下回れば
敗北したとみなされ
株の投げ売りがなされるらしいです。
それを反映して
インチキ選挙団が動き、
「与党圧勝、300議席を超える勢い」
という
筋書きを用意したということではないですか。
それに当たって、
無関心層が自民党嫌いという想定では
無理がありそうなので、
実は、無関心層は、
自民党支持者が圧倒的に多いという
前提の作り話に
置き換えられたに違いないです。
作文は、
安倍某と食事を共にし、
同志と
認められたものが担当したのでしょう。
めでたし、めでたし。
ちなみに、
この人が僕と同じく、
不正の臭いを感じ取っていて
とても嬉しいです。
この人とは、
田中龍作@tanakaryusaku さんです。
――「自民300議席を超す勢い」。各紙の一面に躍る。選挙結果はマスコミの予想通りとなり、投票所には記者クラブメディアしか入れない。読み取りや集計はコンピューターというブラックボックスだ。プログラミングはすでにできているのだろうか。日本の選挙こそ『国際監視団』が必要だ。〔13:40 - 2014年12月4日 〕――。
〔資料-1〕
「自民300議席超える勢い 衆院選・序盤情勢調査」
朝日新聞デジタル〈1面記事〉(12月4日(木)0時18分配信 )
☆ 記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000001-asahi-pol
14日投開票の衆院選について、朝日新聞社は2、3の両日、約6万人の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて選挙戦序盤の情勢を探った。現時点では(1)自民は単独で300議席を超える勢いで、公明とあわせて定数の3分の2(317議席)を上回る可能性がある(2)民主は公示前の62議席から上積みするものの、伸び悩み、100議席には届かない公算が大きい(3)維新は公示前の42議席から後退、次世代も公示前の19議席から1ケタになりそう(4)共産は公示前の8議席から倍近く増える見通し――であることが分かった。
今回の衆院選は、1票の格差を是正する「0増5減」により、定数は小選挙区295、比例区180の計475となる。
調査は、全295小選挙区の中から全国の「縮図」になるように選んだ150小選挙区の有権者を対象にし、調査結果を約2倍にするなどして全国の情勢を読み取った。ただし、調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割以上、比例区でも3割以上おり、今後、情勢が変わる可能性もある。
自民は過半数(238議席)を大幅に上回り、公示前の293議席も超える勢い。小選挙区では、都市部でも好調で、前回2012年衆院選で獲得した237議席にほぼ並びそうだ。比例区では、12年衆院選で得た57議席を超え、現行制度で最多だった05年衆院選の77議席に迫る。12年衆院選で善戦した「第三極」が離合集散し、失速したため、自民が無党派層の受け皿になっているとみられる。公明も小選挙区、比例区とも堅調で、公示前の31議席を確保しそうだ。
民主は小選挙区は北海道や愛知県などで議席を積み増し、公示前の25議席から10議席前後は増えそうだ。しかし、海江田万里代表(東京1区)はやや厳しい戦いを強いられるなど、復調しているとは言い切れない。比例区は公示前の37議席を上回るかどうか。
維新は40議席を割り込む見通し。小選挙区は、地盤の大阪府も含め、不振で、公示前の13議席から1ケタに落ち込みそうだ。前身の日本維新の会は12年衆院選で比例区で40議席を獲得したが、今回、維新は30議席を割る可能性が出てきた。次世代は熊本4区などで議席を維持しそうだが、比例区での議席獲得は微妙。共産は、比例区で00年以来の2ケタの議席獲得が有力になってきた。
生活は公示前の5議席を下回りそう。沖縄3区で優勢だが、小沢一郎代表(岩手4区)は接戦となっている。社民は沖縄2区でリード。過去議席を維持してきた比例区九州ブロックでも1議席を得る可能性もある。
みんなの党の代表だった渡辺喜美氏(栃木3区)はやや苦しいが、後任の代表だった浅尾慶一郎氏(神奈川4区)はやや有利な情勢だ。
◇
《調査方法》 コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、150小選挙区を対象に実施した。各選挙区の有効回答の目標数は400。世帯用と判明した番号は全国で10万3392件で、うち6万759人から有効回答を得た。回答率は59%。
調査対象となる150小選挙区は、過去の衆院選での各党の獲得議席数や地域的なバランス、今回調査前の取材による情勢を考慮し、統計的に全295小選挙区の「縮図」になるように選んだ。激戦が予想されたり、話題の候補者がいたりする注目区でも、調査対象になっていない選挙区もある。
予想議席数は、小選挙区については、調査結果をほぼ2倍し、比例区については、有権者数に応じて、推計した。
朝日新聞社
〔資料-2〕
「自民、無党派取り込む 衆院選 序盤の情勢」
朝日新聞〈2面記事〉(2014年12月4日)
力強い指導者を形容する慣用表現として
「清濁併せ飲む」という言い回しがあるでしょう。
メディアも
幾つか合わさって、
世論誘導という
一つの役割を演じていると思います。
各メディアは、
人格の
清濁の色合いを
帯びながら、
全体として統一されているように
最終的には、
「この色」に統一されます。
もし、
各メディアを統一する
司令塔のようなものがなければ、
このような現象が生じません。
だから統一された「この色」があれば、
司令塔の存在が
推認されます。
前回の衆院選にも
この色合いがありました。
僕がその色合いを感じ取ったのは、
日刊ゲンダイの
記事からです。
自民党をボロカスに言いながら、
圧勝をほのめかしていました。
しかし、一体、何のために
報道機関が
こんな風に足並みを揃えて
選挙予想の
数値を出すのか考えて、
投開票日当日に
「不正選挙」
という思いが頭を掠めました。
選挙速報で、
開票を待たず当確発表がされ、
アナウンサーの
「午後のティータイムのときには、
当確が分る」
という説明があり、
なぜ、という疑問とともに、
「不正選挙」では、
という思いがより一層強くなりました。
そして参院選のとき、
開票の前に
当確の発表がなされるという
衆院選のときのやり方がなされませんでした。
そのときに、
「不正選挙」を確信しました。
もし、後ろめたい要素がないんなら、
同じように、
開票前に誰それが当選等の
発表していたと思います。
選挙後、
これは可笑しいのではないかというデータが
幾つも指摘されましたが、
僕にとり、
不審な動きの原点は、
このマスコミの「世論調査」にあります。
さて、投票日に近づくと、
共通の
ある値に近づきます。
それが不思議に投開票の結果に符合します。
それをもって、
世論調査精度がこのように高まるのを
技術力の進歩で
納得する人は納得します。
しかし、確率論的に
的中率があり過ぎです。
それで、
選挙後、投票データを調べ、
不自然な
結果をいくつか確認しました。
ある時点で
獲得票に大きな変化が生じます。
普通に考えて、
あり得ないような変化です。
たとえば、
午前中、1時間につき10票単位で
得票していた人が
100票単位の勢いで増えるとか
いった事例です
(この単位云々の話はイメージで書いています。
現実のデータとは一致しないですが、
そういう傾向があったということで充分な話です)。
そこに明らかな
人間の作為性を感じるんです。
この現象は、
世論調査精度を云々するとき、
支障になるでしょ?
開票する時間帯によって
得票率が
目に見えて変化します。
そういう現象が
現にグラフで確認できるのに、
確定的な結果の予測がどうして可能なんでしょうか。
これ以上、書くのは止めておきますが、
不正選挙がなされているのは
ほぼ100%確かだろうと思います。
技術的に可能になったのは正確な世論調査の仕方でなく、
開票機ムサシによる得票数の操作です。
米国では、
その操作が可能だとの証言があり、
今は、手作業で開票をしているようです
(注意して欲しいのは、
「その気になれば、
不正選挙のプログラミングぐらい何時でもできる」
という証言があっただけという点です。
別に立証されていないのですよ。
日本では、不正を云々すると必ず証明しろと言う人がいます。
しかし、不正選挙は、
刑事事件ではないのです。
合理的な疑いが成り立てば十分と思います。
換言すれば、必要なのは
選挙制度の信頼を根本から損なう恐れがあればいいということです。
米国の偉いところは、
その点を履き間違えず、
きちんと対応しているところです)。
日本は、
どんなに疑わしくとも、
開票機ムサシの使用は話題にさえなりません。
国家権力の
中枢部が腐っているからではないですか。
ありうる可能性を考えていた昨今、
朝日新聞が
「自民が300議席を超える勢いで、自公で定数の3分の2を上回る圧勝」
というデータを弾き出しました。
核心は
「比例区で大きく議席を積み増す勢いの自民。
その原動力は無党派層だ」
という分析にあります。
盛田隆二@product1954 さんが
――無党派層が棄権せず投票率が上がれば、更に自民に有利に…。悪夢のようだ〔8:36 - 2014年12月4日 〕――
とツイートされているように、
まさに悪夢です。
僕は、
正直言って、
あゝ、やっぱり朝日が動き出したかと思いました。
従軍慰安婦問題で
この新聞社が謝罪したとき、
これは、
インチキ選挙の地均しだろうと
解しました。
すなわち、世論誘導するとき、
最低限必要な条件として
偽の情報を垂れ流すメディアが庶民から
頼られてなければならない。
つまり、
メディアを全体として理解した場合、
清濁併せ飲む存在です。
その内、
「清」を担当する部署への
信頼度によって、
よく言って世論誘導、
有体に言えば、
洗脳の可否が決定されるというわけです。
この点、
ここ2,3年、
朝日新聞への信頼度が低下しています。
それを如何にして上げるか、
権力と結託してなされた猿芝居が
先の
「吉田証言」
の訂正及び謝罪記事だったのであろうと思います。
敵を欺くには味方から――。
かくして、
元朝日新聞記者が
大学から追われる事態まで生じました。
しかし、
こういう事件を通して、
朝日新聞の
清廉さを信じた人が多いのではないでしょうか。
つい二日ほど前だったか、
日刊ゲンダイが、
朝日新聞の
「(選挙に)大いに関心がある」層が21%に上るというデータを基に、
自民党の単独獲得議席数は300を超えると
示唆してました。
そして現在、
それに朝日新聞ばかりでなく、
読売新聞、毎日新聞、産経新聞も便乗する形になってます。
下が読売もそうだという、
その証拠画像です。
選挙の公示日と比べて、
大幅に自民党支持者が増えています。
正確に、
実態を反映しているなら
悪夢です。
「愚かな日本人」
という評価も正当でしょう。
しかし、こんな数値は、
でっち上げられたものです。
悲しいことですが、
それが真実と思います。
なぜ、そんなことがなされるのか――。
答えは、
兜町の反応にあると思います。
外国人投資家は、
あんなに自信をもって安倍某が
解散という
選択肢を選んだ限り、
勝敗ラインを
現状維持か
それより上、すなわち、
300議席を越えるところに
設定され、
それを下回れば
敗北したとみなされ
株の投げ売りがなされるらしいです。
それを反映して
インチキ選挙団が動き、
「与党圧勝、300議席を超える勢い」
という
筋書きを用意したということではないですか。
それに当たって、
無関心層が自民党嫌いという想定では
無理がありそうなので、
実は、無関心層は、
自民党支持者が圧倒的に多いという
前提の作り話に
置き換えられたに違いないです。
作文は、
安倍某と食事を共にし、
同志と
認められたものが担当したのでしょう。
めでたし、めでたし。
ちなみに、
この人が僕と同じく、
不正の臭いを感じ取っていて
とても嬉しいです。
この人とは、
田中龍作@tanakaryusaku さんです。
――「自民300議席を超す勢い」。各紙の一面に躍る。選挙結果はマスコミの予想通りとなり、投票所には記者クラブメディアしか入れない。読み取りや集計はコンピューターというブラックボックスだ。プログラミングはすでにできているのだろうか。日本の選挙こそ『国際監視団』が必要だ。〔13:40 - 2014年12月4日 〕――。
〔資料-1〕
「自民300議席超える勢い 衆院選・序盤情勢調査」
朝日新聞デジタル〈1面記事〉(12月4日(木)0時18分配信 )
☆ 記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000001-asahi-pol
14日投開票の衆院選について、朝日新聞社は2、3の両日、約6万人の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて選挙戦序盤の情勢を探った。現時点では(1)自民は単独で300議席を超える勢いで、公明とあわせて定数の3分の2(317議席)を上回る可能性がある(2)民主は公示前の62議席から上積みするものの、伸び悩み、100議席には届かない公算が大きい(3)維新は公示前の42議席から後退、次世代も公示前の19議席から1ケタになりそう(4)共産は公示前の8議席から倍近く増える見通し――であることが分かった。
今回の衆院選は、1票の格差を是正する「0増5減」により、定数は小選挙区295、比例区180の計475となる。
調査は、全295小選挙区の中から全国の「縮図」になるように選んだ150小選挙区の有権者を対象にし、調査結果を約2倍にするなどして全国の情勢を読み取った。ただし、調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割以上、比例区でも3割以上おり、今後、情勢が変わる可能性もある。
自民は過半数(238議席)を大幅に上回り、公示前の293議席も超える勢い。小選挙区では、都市部でも好調で、前回2012年衆院選で獲得した237議席にほぼ並びそうだ。比例区では、12年衆院選で得た57議席を超え、現行制度で最多だった05年衆院選の77議席に迫る。12年衆院選で善戦した「第三極」が離合集散し、失速したため、自民が無党派層の受け皿になっているとみられる。公明も小選挙区、比例区とも堅調で、公示前の31議席を確保しそうだ。
民主は小選挙区は北海道や愛知県などで議席を積み増し、公示前の25議席から10議席前後は増えそうだ。しかし、海江田万里代表(東京1区)はやや厳しい戦いを強いられるなど、復調しているとは言い切れない。比例区は公示前の37議席を上回るかどうか。
維新は40議席を割り込む見通し。小選挙区は、地盤の大阪府も含め、不振で、公示前の13議席から1ケタに落ち込みそうだ。前身の日本維新の会は12年衆院選で比例区で40議席を獲得したが、今回、維新は30議席を割る可能性が出てきた。次世代は熊本4区などで議席を維持しそうだが、比例区での議席獲得は微妙。共産は、比例区で00年以来の2ケタの議席獲得が有力になってきた。
生活は公示前の5議席を下回りそう。沖縄3区で優勢だが、小沢一郎代表(岩手4区)は接戦となっている。社民は沖縄2区でリード。過去議席を維持してきた比例区九州ブロックでも1議席を得る可能性もある。
みんなの党の代表だった渡辺喜美氏(栃木3区)はやや苦しいが、後任の代表だった浅尾慶一郎氏(神奈川4区)はやや有利な情勢だ。
◇
《調査方法》 コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、150小選挙区を対象に実施した。各選挙区の有効回答の目標数は400。世帯用と判明した番号は全国で10万3392件で、うち6万759人から有効回答を得た。回答率は59%。
調査対象となる150小選挙区は、過去の衆院選での各党の獲得議席数や地域的なバランス、今回調査前の取材による情勢を考慮し、統計的に全295小選挙区の「縮図」になるように選んだ。激戦が予想されたり、話題の候補者がいたりする注目区でも、調査対象になっていない選挙区もある。
予想議席数は、小選挙区については、調査結果をほぼ2倍し、比例区については、有権者数に応じて、推計した。
朝日新聞社
〔資料-2〕
「自民、無党派取り込む 衆院選 序盤の情勢」
朝日新聞〈2面記事〉(2014年12月4日)
あの選挙での自民党の議席は、『日本憲政史上最低の投票率』と『史上最高の無効票』、そしてコンピューター解析で見えてきた『異常な動きをする開票結果』によるものです。主に前者2つの理由だと発表されていました。
憲政史上最低の投票率と、史上最高の無効票が合わさって初めて出てくる異常な獲得議席数を、『なぜマスコミは投票日の何週間も前に、全社一斉に予測できた』のでしょうか?
当初は「今回の選挙は原発事故後で初めての国政選挙ということで関心も高く」と言っていたくらいです。なぜマスコミは異例中の異例である選挙結果を予測できたのか?これが自分が不正を確信した瞬間でした。
三原じゅん子のブログの件もありますしね。出口調査の結果とマスコミ報道が全然違うと嘆いてたくらいですから。
まぁ今回も不正確定でしょう。前回と報道姿勢から、議席予測から、選挙時期まで、何もかもが全部同じですから。