SMAPとベッキーに見る、稼ぎ(CM)に影響した人間を晒しものにする浅ましさ

ひとりの学会員 @amachin888 さんのツイート。

――問われるのは、視聴者であり、有権者である私たち自身なのだと思う。
「マスコミ」も「政治」も。

誰がマスコミを「マスゴミ」にしたのか―SMAP解散危機、ベッキー騒動は「ニュース」なのか？(志葉玲) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160118-00053528/ …〔8:52 - 2016年1月18日 〕――

ベッキーとSMAPの

共通点は、

「健康さ」。

前者が

男の浮気の玩具にされ、

後者が仲間割れ。

そうやって、

健康な者が傷ついていく。

マスコミの

好きな話題だ。

小保方さんにしたって、

清純無垢の

権化のような人に見えるから

苛めて見ただけ

というところが本当のところではないか。

たとえば、

何度、実験しても失敗という点につき、

医学者・山中伸弥氏は、

こう言っている。

「僕の研究室を希望する学生には

『実験を繰り返しても、９割はうまくいかないことに耐えられますか』

と問うています」と

（ザ・ビッグ・イシューVol.278　2016Jan.1記事「原点　お正月かるた」参照）。

仮説で

あり得そうだというとき、

「実験」「実験」で

追い詰めるべきではない。

それなのに、

寄ってたかって追い詰めた。

その結果が

日本が誇るべき優秀な学者の自殺だった――。

その反省がないまま、

現在に至った結果がベッキーと

SMAPの大騒ぎに現われているように感じられる。

ベッキーは、

恋愛で踏んだり蹴ったりの目にあわされて、

企業に対して何億円だか不明、

上限が青天井という、

とんでもない賠償責任があるという話だ。

いくら契約事項と言ったって、

企業に

好都合すぎる。

しかし、そこには触れないわけだ。

よく考えて見て欲しい。

坊主丸儲けだぞ！

他方の

SMAPにしたところで、

問われているのは、

芸能事務所という「お城」の

権威を傷つけたというチンケな話だ。

しかし、

それを越えて彼らの出演したCMに関係する

株価の

下落を取り上げている。

（何なんだ、それは！）

と思わないか。

ちなみに、

日刊ゲンダイは、

「SMAP解散震撼企業」

というタイトルで記事を書いていたりする。

これもね、

考えたらベッキーの場合とそっくり同じ、

坊主丸儲けの世界です。

多少、

株価が低下したぐらいのことで

大騒ぎして、

今まで彼らのお蔭で企業が大儲けさせてもらったことには

一切、触れないわけだ。

しかし、この態度、不道徳極まりないよ。

もし、ニュースにするのであれば、

こちらの問題をこそ

取り上げるべきだろうと思うな。

また、SMAPの場合、

次の点にも考えを及ぼすべきだ。

すなわち、

彼らに発言の機会が与えられていない。

その点につき、

上杉隆 / Takashi Uesugi @uesugitakashi さんが

こうツイート。

――SMAPの5人ではなく、40歳を超えたスーパースターたちが、自由に発言できない社会、言論空間が異常という意味です。テレビメディアはなぜ彼らにインタビューしない？萎縮したテレビを示す象徴的な騒動ですね。 http://fb.me/5gr0zTvWD 〔21:04 - 2016年1月16日 〕――

同感だ。

事件性は、委縮したテレビ局にあるってことだな。