のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

“信頼に値しない国”日本というイメージ。

2013年05月20日 03時58分21秒 | Weblog
元外務省国際情報局長・孫崎享氏が

飯島内閣参与の

「北朝鮮訪問」につき、

厳しい意見を言っておられます

(2013/5/18付日刊ゲンダイ記事「結局安倍と飯島は北スパイの役を果たした」〔「日々担々」資料ブログ所収〕参照)。

☆ 記事URL:http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8825.html

――北朝鮮の意図について。  

「核実験や、ミサイル発射実験を今にも強行する構えだった北朝鮮ですが、米国だけでなく中国までもが猛烈に圧力をかけ、実験できなくなるところまで追い込まれた。特に中国が、対北朝鮮の輸出を引き締め、4大銀行の北朝鮮口座を凍結して金融制裁を強めたことで、ニッチもサッチもいかない状況にありました。これに少しでも風穴を開けたいと、拉致問題をエサに安倍政権に接触したのでしょう」 

――日本にメリットはあったか。 

「米中韓の『核とミサイルを止めることを明言しない限り、外交チャンネルは開かない』というスタンスに逆行し、日本の国益に反します」

[検討]

毎度のごとく

拉致問題を進展させるそぶりを見せられ、日本は利用され続けるのだ――

という日刊ゲンダイの記者の批判が鋭いです。

訪朝した

飯島内閣参与は、

小泉純一郎政権の時代から

窓口カードとして

利用され続けてきたのですな。

どんな形にせよ、

一歩でも前に進めれば

拉致家族の方々にとっては朗報なのではないか

という価値判断の下での

行動なのでしょう。

確かに、一理はありますね。

しかし、道理に反します。

「核とミサイル」の脅威に晒されている中で、

最近、とみに強く主張し始めた

「北朝鮮の圧力には屈しない」等の

強気な発言に矛盾するからです。

一貫性がなければ、

人が去っていきます。

目の前のニンジンを見ての

心変わりは、

人気取り作戦として

受け入れた結果かもしれません。

しかし、2枚舌は、

禍根を残すだけでしょう。

それが米韓中に対する裏切り行為なのに

無神経すぎる行動です。

日本の卑しい下心を見透かすように、

北朝鮮が

空港到着時から大々的に宣伝したと言います。

日本は、外務省にも知らせず、

米韓にも伝えない“お忍び”訪問の予定だったとのことです。


となると、このオープンな受け入れは、

まるで、

犯罪行為の通報のごとくです


会談相手が

金正恩第1書記に次ぐ実力者、

金永南最高人民会議常任委員長であることも

明らかにされ、

その様子は映像だけでなく、内容まで報じられたそうです。

日本に対する

米中韓の信頼が地に堕ちたと思います。

ただでさえ、

安倍内閣は、

極右政権として

世界中から危険視されているところへ

持ってきて、

“信頼に値しない国”

のイメージを

植え付けられました。

これから、

益々、日本は、孤立していくでしょう。

円安・株高一辺倒の国民生活をまるで見ない

経済政策を取っていることと

根本において、

同じです。

本末を弁えていないのです。

アベノミクスとは、

“好況”の洗脳政策に他ならないことを

気付かせないよう、

マスコミを操作する点に特色を有します。

安倍晋三のような

経済に、政治にビジョンなき者が

政権を担っているがため、

こんなおぞましい結果になるのでしょう。


<追記>

5月19日、

きっこ‏@kikko_no_blogさんが
 
――北朝鮮が4発目のミサイルを日本海へ発射したそうだ。ミサイルを発射しないと大騒ぎするのに、実際に発射しても完全にスルー。日本政府の北朝鮮対策って「ツンデレ作戦」なのか?――(リンク

とツイートされてました。

訪朝が

影響しているのかもしれないですね。

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