小沢一郎氏の無罪判決に
検事役の
指定弁護士たちが
控訴をしました。
巨悪に屈したという敗北感に
耐えられなかったのでしょうか。
違うでしょうね。
巨悪は、
明らかに素人集団である検察審査会に
捏造した報告書を提出して
小沢一郎氏を
長く獄につなぐため
判断を誤らせた
検察特捜部の検事達です。
彼らには
“ある思い込み”がありました。
小沢氏が
田中角栄氏の弟子というところくる
偏見です。
その偏見を最も共有してる勢力は、
日本共産党でしょう。
憎々しげに
第一審の無罪判決について、
これで
全ては闇の向こうのまま、
大きな疑念を残した、
小沢氏は、
道義的な責任は
免れず、
国会の証人喚問に応じて
説明すべきという
内容のコメントでした。
しかし、贈賄容疑があったわけではありません。
その他、
どんな罰条との関係でも
小沢氏は、
財産秩序との関連で
罪に問われるような行動を取ってません。
それを忘れた暴論です。
共産党の、上に述べた要求って、
単に4億円という大金を
財産として
手にしていた理由が解せないから、
どのようにして
かき集めた金なのか
説明せよということです。
要するに、
資金集めのノウハウが
あるはずだから、
それを吐きだせっていうことですわな。
じゃあ、共産党の幹部たちは、
家産をすべて明らかにし
国民の前に
収支決算の報告をしているのかと言うと、
秘密のベールの向こうです。
彼らは、しゃべらないでしょう。
ただ、こうは言うでしょう。
財産権は、
憲法上保障された権利です、と。
小沢氏に
その弁明を許さないのはなぜでしょう。
単に“大金”だからでしょう。
とするなら、
ただの妬みじゃないですか。
同党は、
その辺りの
理窟の合わなさには
だんまりを決め込んでいます。
大金であろうが
小金だろうが、その入手方につき
説明責任などありません。
だからこそ、
憲法上、
「財産権は、これを侵してはならない」
(同法29条1項)とあるごとく、
権利として「不可侵」なものなのです。
普段は、
共産党の言い分など
2、3行で
触れるだけなのに
小沢氏に問題に関しては、
マスコミは
共産党のお説拝聴とばかりに、
全く言いなりです。
これは、
金銭感覚に
似たものがあるからでしょう。
それだけじゃないですね。
他の論点では、
議員の数が少数ゆえに
相手にしてなくとも、
主張が唯物的で
理論的な印象があります。
これを利用しようってわけですかね。
つまり、マスコミは、
大金を手にする者は悪の限りをする――
人を騙し、脅し、ある意味、そうせざるを得ないが現実だ、
だから小沢は汚いはずだ――という信念(?)
ないしフィクションにしがみついています。
そこに合理性が欲しいのに、
見えないので、
落ちつかないんでしょう。
(小沢は、悪い奴やった)
と思えて、
やれやれって言うところなんでしょう。
共産党は、
そのやれやれ感に
貢献してくれるってわけです。
ここまで来て、
透けて見える下衆な根性があります。
マスコミや指定弁護士、
日本共産党の幹部たちが追及してやろうとする
情熱の源泉は、
自らのコンプレックスなのかっていうことです。
金を集めるのが下手で、
指導力のなさに悩む彼らにすれば、
小沢氏は、
羨ましくて仕方ない相手なのかも、ですね。
だから政治生命を奪ってやる
ということでしょうか。
何ともおぞましい方々ですな。
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