2018年1月31日、参院予算委員会で、
民進党・小川敏夫議員から
「エンゲル係数」が上昇している意味を問われ(ビデオタイム、0:40~)、
安倍が
「物価変動、その他、食生活の変化が含まれている(原因になっている?)」
などと驚きの珍説を披露した
(同じくビデオタイム、3:00~3:54)。
つまり、「エンゲル係数」は、
あくまで貧困とは直接には無関係という立場だ。
この点、
「エンゲル係数の上昇=景気回復」とは答弁してないという
指摘がある
(Trinity @TheMatrixHasXXXさんのツイート〔15:12 - 2018年2月1日 〕)。
この指摘は、どう理解するか――。
「エンゲル係数の上昇=景気回復」
という定義はない。
しかし、じゃ、「エンゲル係数の上昇≠景気回復」という規定付けを
するのかと言うと、そちらもしない。
そもそも安倍によると、景気回復は、
豊かさと別物だ
(何じゃそれ)。
景気回復って、
一体何のか、有効求人倍率と
ほぼ同じ意味だ。
要するに、
エンゲル係数が高いが同時に
有効求人倍率も高いので景気回復している
事実に変わりないというわけだ。
怪しむべきは、
景気回復を「豊かさ」と別物として
考える根拠如何だ。
用語法に関連するけど、
彼によれば、
景気回復とは、「活発」と同義語だ。
ならば、倒産件数が増えれば、
「倒産」に関しては、
景気が回復したと言わなければならない。
変でしょ、その言葉遣い。
「エンゲル係数の上昇=景気回復」とはされていないといった、
言葉に囚われた警告をする人が登場するのは、
要するに、安倍が
正面からエンゲル係数についての所感をありのままに語らず、
有効求人倍数が増加したことをもって
「好景気」とする説明に
すり替えようとしているためだ。
したがって、
聞いている方がエンゲル係の説明として
「好景気」と受け取るわけだ。
かつて彼は、
奥さんが余裕ができたから
パートに出る
という譬えをしたことがあった。
しかし、実際の庶民の感覚からすれば、
生活に余裕がなくなったからパートに出て働かざるを得ないだけなのに、
安倍は、
そうした現実にある
貧困をテコでも認めない。
かえって働く場、すなわち、好景気の証である活躍の場があってよかったね
という話に持って行く、
あのときと同じロジックを使っている。
つまり、詭弁だ。
しかし、安倍もうっかり
(もしくは、後々の言い訳のためか?)
真実を喋っている。
エンゲル係数の上昇する理由に「物価変動」を上げている点だ。
物が高くなっているがために、
優先順位の問題で食材が購入の上位を占め、
その結果、
エンゲル係数が高くなる関係にあることを認めている。
転載元:非一般ニュースはアカウント凍結 @kininaru2014111さんのツイート〔19:25 - 2018年1月31日〕
転載元:毎日新聞記事「エンゲル係数 29年ぶりの高水準 16年25.8%」より転載〔2017年2月17日 20時14分〕
松井計
@matsuikeiさんのツイート。
――ゲル係数の上昇につき、総理は〈物価変動〉や〈生活スタイルの変化〉が影響していると発言してるようですが、仮に食費にかかる物価だけが上昇していたり、食費にかける支出が高くなるという生活スタイルの変化があるとすれば、それこそが貧困化してるということなんですよね。〔23:57 - 2018年1月31日 〕――
また、
TOKYO DEMOCRACY CREW @TOKYO_DEMOCRACYさんが
こんなツイート。
――安倍さんの中では「エンゲル係数が増える=食費が増える=みんな美味いものを高い店に食べに行く」ということになっているようです。すごい男マリー・アントワネットぶりですね。〔1:28 - 2018年2月1日 〕――
ところで、
下のツイートは何だろう。
安倍が
こんなこと、本当に言ったのか。
「エンゲル係数と言うのはですね、すなわちですね、エンジュル、や、エンジェル係数、いわばまさにエンジェル、天使のことであります。
あそこがこうグッと上がるとですね、まさに天に召されるような、ちょっと野次はやめてください、国民の皆様がそらの上にですね、まさに一億総エンジェルであります」
(ロジ @logicalplzさんのツイート〔21:14 - 2018年1月31日 〕参照。誤解されるといけないので、参考までに申し添えておきますが、これは、ロジ さんがジョークのつもりで書かれたのでしょう。さすがに安倍首相もここまで無茶苦茶な答弁はしてません)。
ふざけたくもなるよな。
他方、ネットでは
安倍の立場と同じな人もいるので驚く
(三宅雪子(国民投票に備える!)@miyake_yukiko35さんのツイート〔12:39 - 2018年2月1日 〕参照、〈追記:2018年2月1日、なお、誤解なきよう一言。三宅氏自身は、珍説の紹介者です。主張者ではないです〉)。
しかも無念なのは、
この幼稚な論稿に促されるようにwikiの記述も変更されたこと。
HOM55 @HON5437さんが
伝えている。
――Wikipediaのエンゲル係数のページ。冒頭の概要の欄に、いかにエンゲル係数が重要でなく役に立たない数字なのかが延々と書いてあるので不思議に思ったら、その記述は今日(2月1日)になって書き換えられたものでした。国会でエンゲル係数の急上昇が指摘されたら即書き換え。経済学が歪んでゆく。〔13:18 - 2018年2月1日 〕――
<追記>
S_Shimizu
@cao58020さんのツイート。
――返信先: @miyamototooruさん
エンゲル係数は、小学校の時に習った記憶がありますが、高度成長期の始まりと共にマスコミも報じなくなり、可処分所得も増えて一般人にとってもエンゲル係数を気にする事も無くなっていたのに。安倍自民党政権になってからの僅かの間にこの言葉が復活することになってしまいました。〔13:10 - 2018年2月1日 〕――
〔資料〕
「29年ぶりの高水準 16年25.8%」
毎日新聞(2017年2月17日 20時14分)
☆ 記事URL:https://mainichi.jp/articles/20170218/k00/00m/020/062000c
2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出全体に占める食費の比率)が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年ぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。所得が伸び悩む中、食料品が値上がりし、食費以外の生活費を切り詰める節約志向が強まっていることを反映した。
総務省が発表した16年の家計調査(2人以上の世帯が対象)によると、消費支出は28万2188円。物価変動の影響を除いた実質では前年比1.7%減と3年連続で減少した。このうち食料品への支出は7万2934円で前年より1090円増加。天候不順で高騰した野菜や調理済み食品の支出が増えた。
この結果、エンゲル係数は前年より0.8ポイント上昇。支出全体のほぼ4分の1を食費に充てたことになる。
エンゲル係数は、生活水準が高くなるにつれて数値が低くなる経済指標として知られる。日本では戦後長く下落傾向が続き、記録がある70年には34.1%だったが、05年には22.9%に低下。しかし、第2次安倍政権発足後の13年以降は上昇に転じた。
総務省が14~16年の上昇要因を分析したところ、上昇幅1.8ポイントのうち、円安進行などを受けた食料品の価格上昇が半分の0.9ポイント分を占めた。それ以外は、節約志向の強まりによる消費の抑制(0.7ポイント分)▽夫婦共働き世帯や単身高齢者の増加に伴う外食や調理済み食品などへの支出増(0.2ポイント分)だった。
末広徹・みずほ証券シニアマーケットエコノミストは「所得が伸び悩む中、最近の円安を受けた食品値上げなどで消費低迷は今後も続き、エンゲル係数も上昇するだろう」と指摘している。【小倉祥徳】
民進党・小川敏夫議員から
「エンゲル係数」が上昇している意味を問われ(ビデオタイム、0:40~)、
安倍が
「物価変動、その他、食生活の変化が含まれている(原因になっている?)」
などと驚きの珍説を披露した
(同じくビデオタイム、3:00~3:54)。
つまり、「エンゲル係数」は、
あくまで貧困とは直接には無関係という立場だ。
この点、
「エンゲル係数の上昇=景気回復」とは答弁してないという
指摘がある
(Trinity @TheMatrixHasXXXさんのツイート〔15:12 - 2018年2月1日 〕)。
この指摘は、どう理解するか――。
「エンゲル係数の上昇=景気回復」
という定義はない。
しかし、じゃ、「エンゲル係数の上昇≠景気回復」という規定付けを
するのかと言うと、そちらもしない。
そもそも安倍によると、景気回復は、
豊かさと別物だ
(何じゃそれ)。
景気回復って、
一体何のか、有効求人倍率と
ほぼ同じ意味だ。
要するに、
エンゲル係数が高いが同時に
有効求人倍率も高いので景気回復している
事実に変わりないというわけだ。
怪しむべきは、
景気回復を「豊かさ」と別物として
考える根拠如何だ。
用語法に関連するけど、
彼によれば、
景気回復とは、「活発」と同義語だ。
ならば、倒産件数が増えれば、
「倒産」に関しては、
景気が回復したと言わなければならない。
変でしょ、その言葉遣い。
「エンゲル係数の上昇=景気回復」とはされていないといった、
言葉に囚われた警告をする人が登場するのは、
要するに、安倍が
正面からエンゲル係数についての所感をありのままに語らず、
有効求人倍数が増加したことをもって
「好景気」とする説明に
すり替えようとしているためだ。
したがって、
聞いている方がエンゲル係の説明として
「好景気」と受け取るわけだ。
かつて彼は、
奥さんが余裕ができたから
パートに出る
という譬えをしたことがあった。
しかし、実際の庶民の感覚からすれば、
生活に余裕がなくなったからパートに出て働かざるを得ないだけなのに、
安倍は、
そうした現実にある
貧困をテコでも認めない。
かえって働く場、すなわち、好景気の証である活躍の場があってよかったね
という話に持って行く、
あのときと同じロジックを使っている。
つまり、詭弁だ。
しかし、安倍もうっかり
(もしくは、後々の言い訳のためか?)
真実を喋っている。
エンゲル係数の上昇する理由に「物価変動」を上げている点だ。
物が高くなっているがために、
優先順位の問題で食材が購入の上位を占め、
その結果、
エンゲル係数が高くなる関係にあることを認めている。
転載元:非一般ニュースはアカウント凍結 @kininaru2014111さんのツイート〔19:25 - 2018年1月31日〕
転載元:毎日新聞記事「エンゲル係数 29年ぶりの高水準 16年25.8%」より転載〔2017年2月17日 20時14分〕
松井計
@matsuikeiさんのツイート。
――ゲル係数の上昇につき、総理は〈物価変動〉や〈生活スタイルの変化〉が影響していると発言してるようですが、仮に食費にかかる物価だけが上昇していたり、食費にかける支出が高くなるという生活スタイルの変化があるとすれば、それこそが貧困化してるということなんですよね。〔23:57 - 2018年1月31日 〕――
また、
TOKYO DEMOCRACY CREW @TOKYO_DEMOCRACYさんが
こんなツイート。
――安倍さんの中では「エンゲル係数が増える=食費が増える=みんな美味いものを高い店に食べに行く」ということになっているようです。すごい男マリー・アントワネットぶりですね。〔1:28 - 2018年2月1日 〕――
ところで、
下のツイートは何だろう。
安倍が
こんなこと、本当に言ったのか。
「エンゲル係数と言うのはですね、すなわちですね、エンジュル、や、エンジェル係数、いわばまさにエンジェル、天使のことであります。
あそこがこうグッと上がるとですね、まさに天に召されるような、ちょっと野次はやめてください、国民の皆様がそらの上にですね、まさに一億総エンジェルであります」
(ロジ @logicalplzさんのツイート〔21:14 - 2018年1月31日 〕参照。誤解されるといけないので、参考までに申し添えておきますが、これは、ロジ さんがジョークのつもりで書かれたのでしょう。さすがに安倍首相もここまで無茶苦茶な答弁はしてません)。
ふざけたくもなるよな。
他方、ネットでは
安倍の立場と同じな人もいるので驚く
(三宅雪子(国民投票に備える!)@miyake_yukiko35さんのツイート〔12:39 - 2018年2月1日 〕参照、〈追記:2018年2月1日、なお、誤解なきよう一言。三宅氏自身は、珍説の紹介者です。主張者ではないです〉)。
しかも無念なのは、
この幼稚な論稿に促されるようにwikiの記述も変更されたこと。
HOM55 @HON5437さんが
伝えている。
――Wikipediaのエンゲル係数のページ。冒頭の概要の欄に、いかにエンゲル係数が重要でなく役に立たない数字なのかが延々と書いてあるので不思議に思ったら、その記述は今日(2月1日)になって書き換えられたものでした。国会でエンゲル係数の急上昇が指摘されたら即書き換え。経済学が歪んでゆく。〔13:18 - 2018年2月1日 〕――
<追記>
S_Shimizu
@cao58020さんのツイート。
――返信先: @miyamototooruさん
エンゲル係数は、小学校の時に習った記憶がありますが、高度成長期の始まりと共にマスコミも報じなくなり、可処分所得も増えて一般人にとってもエンゲル係数を気にする事も無くなっていたのに。安倍自民党政権になってからの僅かの間にこの言葉が復活することになってしまいました。〔13:10 - 2018年2月1日 〕――
2018年2月2日昼 記
〔資料〕
「29年ぶりの高水準 16年25.8%」
毎日新聞(2017年2月17日 20時14分)
☆ 記事URL:https://mainichi.jp/articles/20170218/k00/00m/020/062000c
2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出全体に占める食費の比率)が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年ぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。所得が伸び悩む中、食料品が値上がりし、食費以外の生活費を切り詰める節約志向が強まっていることを反映した。
総務省が発表した16年の家計調査(2人以上の世帯が対象)によると、消費支出は28万2188円。物価変動の影響を除いた実質では前年比1.7%減と3年連続で減少した。このうち食料品への支出は7万2934円で前年より1090円増加。天候不順で高騰した野菜や調理済み食品の支出が増えた。
この結果、エンゲル係数は前年より0.8ポイント上昇。支出全体のほぼ4分の1を食費に充てたことになる。
エンゲル係数は、生活水準が高くなるにつれて数値が低くなる経済指標として知られる。日本では戦後長く下落傾向が続き、記録がある70年には34.1%だったが、05年には22.9%に低下。しかし、第2次安倍政権発足後の13年以降は上昇に転じた。
総務省が14~16年の上昇要因を分析したところ、上昇幅1.8ポイントのうち、円安進行などを受けた食料品の価格上昇が半分の0.9ポイント分を占めた。それ以外は、節約志向の強まりによる消費の抑制(0.7ポイント分)▽夫婦共働き世帯や単身高齢者の増加に伴う外食や調理済み食品などへの支出増(0.2ポイント分)だった。
末広徹・みずほ証券シニアマーケットエコノミストは「所得が伸び悩む中、最近の円安を受けた食品値上げなどで消費低迷は今後も続き、エンゲル係数も上昇するだろう」と指摘している。【小倉祥徳】
国民にお金を回せ!!お金あるのに
180億くらい生活保護を削り、同じくらいの額を⚪メリカに思いやり予算する政権ですからね
つぶやきのまとめにも同じようなコメントしてしまいました・・・。。。うーん。