イタリアの方に
「サンマリオ」
という共和政体の小さな国があります。
しかし、この国は、
どんなに
小さくとも強国の圧力に屈せず、
非武装を貫くと言う
とても勇敢な歴史を歩んでます。
宗教関係の権威、
たとえば、バチカンがあるような
国ではありません。
ナポレオンが
勢力を伸ばしたとき、
保護の申し出をしました。
この国は、
拒絶したと言います。
そういう歴史の積み重ねの結果、
独立が
認められる権威を得たようです。
考えさせられました
(ブログ「FreeSense!」の記事〔下に転載〕参照 / リンク)。
元首は、
二名いて半年で
交代させられると言います。
遊びで
元首をやるわけではありません。
皆さん真剣です。
司法制度は、
外国の裁判官をたくさん雇って
公平さを期しているようです。
小さな国なので、
身内を裁くケースが多いので
自国民を
遠ざけているようです。
請願制度も
制度的保障があり
実効性があるようでした。
学ぶところが
多かったので機会があれば、
是非見るように
なさればいいでしょう。
サンマリオには
「自分だけが分かっていればいい」
という教えが
言い伝えられているとのことです。
一見、
利己主義風なのですが、
人に考えを押し付けてろくなことはない
という人間の叡智が
ぎゅっと缶詰に
押し込まれているんだな
と感じました。
<資料>
11月29日のNHK「地球イチバン」で、イタリア半島の中東部にあるサンマリノ共和国が取り上げられました。
旅人は知花くららさん。
世界で5番目に小さな国(総面積61km2)ですが、番組内で紹介されただけでも4つも地球で1番のことがあるのです。
・地球でイチバン小さな共和国
・地球でイチバン古い共和国
・地球でイチバン暴力による死者が少ない国
・地球でイチバン戦争による死者が少ない国
暴力や戦争による死者が一番少ないのはいいですね〜
過去10年間殺人事件が0件だそうです。
軍隊もありません。
また、世界で一番古い共和国だけあって、民主主義国家のお手本のような国です。
まず、国家元首がなんと二人います!(一方が国家元首、もう一方が政府代表だそうです)
これは独裁化を防ぐ工夫なんだとか。
また、行政においては子供まで参加可能で、公園の修理をしてほしいとかそういった希望まで全て国民が参加できる評議会でしっかり審議されていました。
司法においては、裁判官は外国人が就任します。小さい国なので国民、皆顔見知りみたいなものなので、裁判において身内や知人に対して甘くならないようにしているそうです。
小さい国だからこそ出来る仕組みかもしれませんが、非常に学ぶべきことがたくさんあるな〜と感じました。
特に地方行政とか限られた地域の行政なら、仕組みとかお手本にして、似たようなことが出来そうな気がします。
こういう国に比べると日本の民主主義はまだまだだな〜と思うのでした・・・
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