のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

憲法は、何より上で、何より下?

2015年06月19日 23時16分20秒 | オリンピック
土佐の酔鯨‏@tosasuigei さんのツイートです。

――憲法よりも自民党が大事と考える人がそんなにいるとは思えない。次の選挙では自民党には投票しないよね。〔19:17 - 2015年6月19日 〕――

憲法と比較と言えば、

すぐ思い浮かぶのは条約や法律です。

自民党と比較される背景には

「閣議決定」の名も下に

内閣のルール変更の一種として

「改憲」がなされ、

あまりにそれが理不尽なため、

いまや自民党総裁がルールになりあがったと、

言うしかない事態があるでしょう。

思うに、

「解釈改憲」

の過程で大きな近代国家の原則が

置き忘れられています。

それは、

法治主義ということ。

政府は、

法に規定のないことは

行政が

裁量で補ってもいいんだと考えているようです。

たとえば、

「他国から攻撃があったとき」

という文言に接しては、

攻撃を受けているのが我が国であるという

限定がない。

したがって、

ここには「友好国が」

という言葉を補っていいんだ、

という具合です。

これが

集団的自衛を認める根拠になっています。

しかし、政府は、

「書いてないこと」を

勝手に補ってはいけないというのが

法治主義なのです。

つまり、

この主義は、

法に規定に従って

政治をするよう要請しています。

その点、

自由権とは扱いが異なります。

そこが分かってないから、

下の画像にある通り、

「憲法解釈固執は責任の放棄」などという

わけのわからんことを口走っておられるのでしょうか。


典拠:福島県議会議員 古市 三久 @f393さんのツイート〔17:17 - 2015年6月18日


安倍某の誤りを

土佐の酔鯨‏@tosasuigei さんが

判断に迷わないように

鮮やかに示して下さっているので紹介します。

――被疑者が、“従来の刑法の判例に固執するのは司法の怠慢だから、判例を書き換えてオレを釈放しろ!”と言ったらどうする?それと同等のことを首相が国会で発言しているんだよ。アブノーマルな事態と言うべきだろう。〔13:47 - 2015年6月19日 〕――

このように、被疑者となれば、

個人の自由が制限される(法の規定に従ってのみ行動し得る)事態が

生じるので、

その限りで為政者に近くなるのです。

面白いですね、

この比喩。

こんな風に法治主義を個人の自由権が束縛される関係で見たとき、

とても理解しやすくなること、

初めて発見しました。

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