一体、誰が許可したのか。
転載元:市民メディア放送局 @info_9さんのツイート〔12:07 - 2017年3月16日 〕
松井一郎大阪府知事が「認可適当」としたのは
「近畿財務局から要請があったから」
と証言したようだ
(きっこ @kikko_no_blogさんのツイート〔7:28 - 2017年3月16日 〕参照 )。
当時の近畿財務局の担当者の迫田元理財局長を参考人招致するのは、
当たり前ではないか。
そもそも
「迫田氏は、理財局長に就任した2015年7月以降、安倍首相と半年に5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うのは異例」
なわけだ
(下記〔資料〕参照)。
野党は5回の面談内容を追及して欲しい。
然るに、
籠池氏一人のみ
証人喚問って、
トカゲの尻尾きりをしやすくする対策ではないか。
すなわち、証人喚問と違ったことを言えば、
偽証罪に問われるという特質が
利用されないか。
これまでの籠池氏の発言を観察すると、
彼がどこまでしゃべるかは、
ひとえに
尻尾を切られる程度のよるみたいだ。
だとすれば、
証人喚問の後、尻尾を切るようにすればいい。
そうすれば
「バラす」上で支障が出るのは間違いない。
つまり、
これまでと違ったことを言えば、
処罰される
というくびきをはめ込もうということだな。
そこを狙っているんじゃないか。
「彼は、何をしゃべるか分からない」
というのが参考人招致を自民党が拒む理由だった。
しかし、今みたいに
水道の蛇口から
ちょろちょろ内部情報を暴露されるより、
一度、
公式にしゃべる機会を与えて、
それ以降の情報漏えいを防ぐという策略の方が
ベターという結論に達したのだろう。
あるいは、
それに関して
官僚が妙な入れ知恵をしたのではないか。
堤未果
@TsutsumiMika さんが
――参考人招致→証人喚問に変わった事が最大ポイント。潮目はむしろ逆方向に。第5出勤もスタンバイ。→警戒要〔23:43 - 2017年3月16日 〕――
とツイートしていた。
第5出勤とは、
安倍でんでんよりメディア各社に対する
飯屋への出動命令のことなのかな。
森友事件の後の
内閣支持率アップの報道の仕方が
協議されるのかもしれない。
最低限、7割ほどの支持率がないと
憲法改正を発議しにくい。
だから改めて、
その点の協力を約束させるつもりだろう。
「出てこい」と
言われて拒否できるジャーナリストはいない。
我々としては、
彼らを安倍家の召使みたいだと考えていて丁度だと思う。
信頼すると
痛い目に合わされることになる。
安倍政権としては、
国民の目となり口となるジャーナリストがいない
という強みを最大限生かして、
全力で幕引きを図ってくるんではなかろうか。
<追記>
ささやん@sasayan3121さんのツイート。
――権力者への侮辱で喚問される国というのは、一般的に独裁国家だけです。自民党の安倍晋三に対する認識が滲み出てる。〔20:28 - 2017年3月16日 〕――
なるほどね、
証人喚問のとき、
安倍晋三への忠誠を誓わせる気か。
やっぱり、
安倍でんでん、呆れ果てた野郎だな。
しかし、だとすると、
僕の抱いた懸念、益々、現実味を帯びてきた。
<追記-2>
きづのぶお @jucnag さんのツイート。
――だいたい自民党は「違法性がなければ民間人の召致はできない」と参考人招致さえ拒否ってたクセに、民間人の籠池氏が「寄付モロタ」と言った途端、顔色を変えて「安倍総理に対する侮辱だ!」と、いきなり証人喚問。寄付を受けたと話しただけのことが侮辱で、それが違法なのかよ。自民党アタマおかしい。〔0:17 - 2017年3月17日 〕――
安倍でんでんの何を侮辱したのだろうと思っていた。
まさか寄付のことか――。
ちょっと意外だった。
しかし、自分を追い詰める危機的な条件を好機と考える
場当たり主義の発想からすれば、
こんなものなのだろう。
<追記-3>
陣 No War&Nuke&Hate @zinjoutarou さんのツイート。
――「#籠池理事長 を参考人招致を」
「土地取引に違法性は見られず、私人なので参考人招致はしない」
「#安倍総理 から #寄付金 を頂きました」
「証人喚問します」アレアレ?違法性も無く、私人なのに?
#クロス〔7:14 - 2017年3月17日 〕――
参考人招致するか否か。理由は何とするか。
自民党の
胸先3寸で決まるということなんだな。
事実関係としては、
安倍が籠池を使って
公金を投入して「安倍記念小学校」を建てようとした。
然るに、
その小学校には国有地の取得に絡んで、
なぜ、こんなにただ同然なのか問題が噴出した。
背後にいる自分が炙り出されそうになり、
その悪行を全て 籠池一人に押し付けようとしたところ、
籠池の反逆にあった。
籠池氏がした
「晋三から寄付金をもらった」
という証言は、
この小学校を立てる主役は、
籠池氏ではなく、
安倍でんでんである明らかな証拠だ。
だから焦るわけだな――。
籠池氏は、
どこまで事実を明らかにできるだろう。
それとも籠池氏は、
まだ、自分が利用されているだけだということ、
気づいてないかな。
〔資料〕
「籠池の代わりに菅野完が会見、マスコミが中継を打ち切った爆弾発言の中身! 財務省の工作、稲田の父親、在特会…」
リテラ(2017.03.15)
☆ 記事URL:http://lite-ra.com/2017/03/post-2995.html
またも森友学園に関して、爆弾発言が飛び出した。本日、日本外国特派員協会による記者会見をキャンセルした籠池泰典理事長だったが、著述家である菅野完氏に会うために上京。自宅の前に詰めかけた報道陣に対し、本日14時半すぎ、菅野氏が理事長に代わって会見のキャンセル理由などを語ったが、そのなかには疑惑の鍵を握る重大な内容が含まれていた。
まず、菅野氏は「理事長は僕にだけ話したいと言っている」とし、籠池理事長の記者会見キャンセルの理由を「僕の口からは言えないが、いろんな事情がある。ご想像の事情もある」「会見は延期ではなく中止というふうに考えたほうがいい」と発言、籠池理事長の会見出席に何らかの圧力がかかっていることを示唆した。
さらに、菅野氏は「(籠池理事長から記者の質問に答えるための)交換条件をいただいている」として、封筒から紙を取り出した。その紙にプリントされていたのは、なんと、国税局長官であり、国有地が払い下げられた当時の理財局長だった迫田英典氏の顔写真だった。
「この人、当時の理財局長やった迫田さん。いま、(東京都内の)番町の官舎に住んでいらっしゃるんですけれども、この人の単独インタビューとってきたメディアがいたら話ししたると言っています」
「(迫田前理財局長は)国会の招致にも応じていないですよね。理事長は私人ですが、この人は公人です」
迫田前理財局長は国有地を管轄する部門の“最高責任者”だったわけだが、氏をめぐっては、森友学園側が近畿財務局で統括管理官と大阪航空局調査係とで話し合いを行った前日である9月3日に安倍首相と面談。森友学園と国が交渉を行っていた翌日には安倍首相自身が来阪し、テレビ出演を行い、さらには翌5日に昭恵夫人が塚本幼稚園で講演し、名誉校長に就くことが決定するという“あまりに奇妙な流れ”がある。しかも、理財局長に就任した2015年7月以降、迫田氏は安倍首相と半年のあいだに5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うというのは異例のことだ。
しかも、昨日、塚本幼稚園で行われた修了式において籠池理事長は「疑惑が浮上してから、財務省に言われて身を隠していた」と発言していたが、その指示をしていたのが、現在の理財局長である佐川宣寿氏だったというのだ。菅野氏はこう述べている。
「理事長および理事長夫人は、顧問弁護士から、財務局の佐川理財局長から電話があって、『10日間でいいから身を隠してくれ』と言われた、と言っていました」
佐川理財局長が自ら籠池理事長の顧問弁護士に電話をし、身を隠せと指示をした──。これが事実ならば、財務省が国有地売買の不正を認識しており、それを語らせないために籠池理事長をメディアの前に立たせないように手を回したということだろう。そして、菅野氏も指摘したように、それは「迫田氏を守るため」だ。
だが、ここで菅野氏はもう1枚紙をめくり、今度はあの男の顔写真が入った印刷物をカメラに向けた。松井一郎・大阪府知事の顔だ。
「いま大阪府が必死になって、この人を守ろうとしている」
菅野氏はそう話すと、自分を取り囲む大勢のマスコミに向かって、このように迫った。
「この人は八尾のとある大規模マンションに住んではるんですけど、みなさん、この人(迫田氏の写真を取り出す)の官舎の前と、この人(松井府知事)の八尾の家の前に、これくらいのカメラ並べました?」
「同業者としてのみなさんへのお願いです。この人たちこそが悪い奴なんです」
「冷静になって考えてみてください。理事長は国有地の売買にどう関与しようと決済印を押せないんです。理事長は私学審議会の審査内容にどう介入しようが最後の認可の判子は押せないんです。認可の判子を押すように催促できるのは松井知事であるし、国有地の売買の最終決済をおろすのは近畿財務局の局長と本店の財務省の理財局の局長です。であれば、判断の責任を問われるべきは、私人である籠池さんではなくて公人である理財局長と知事ではないですか? マイクを向け、カメラを向けるべきは、政治家と役人ではないですか?」
「なぜ家に行かないんですか? なんで僕の家の前に来てるのに、(迫田国税局長や松井府知事に対してしては)なぜ記者会見の場以外に(迫田国税局長や松井府知事の)家に行かないんですか?」
籠池理事長を追及する声は高まり報道も過熱しているが、一方、公人にして問題の責任者である迫田理財局長や松井府知事への追及は、きちんとできているのか。本サイトも本日配信の記事において松井府知事と橋下徹への追及が甘いと言及したが、菅野氏の指摘はもっともな話だろう。
しかし、やはり批判を受けたメディアのほうは、今回もヘタレっぷりを自ら露呈した。
昼のワイドショーはこの菅野氏への囲み取材の模様を各社が伝えたが、生中継を行うとしてスタンバイしていた『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)は籠池理事長ではなく菅野氏のみが出てきたために生中継を中止。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)は生中継を行ったが、松井府知事の写真が飛び出すと、松井と仲良しの宮根誠司はワイプで露骨に苦笑いを浮かべ、挙げ句、菅野氏が「おそらく籠池さんがもってはるもんが全部出てきたら、内閣が2つ分くらい飛ぶと思うんです。安倍晋三みたいなどうでもエエって話になると思うんですが」と言った途端、安倍首相の名前が出るや否や素早く中継をストップ。CMに入ったのだ。
それはともかく、菅野氏はもうひとつ、重要な指摘を行っていた。それは渦中にある稲田朋美防衛相についてと、安倍政権を支える政治家と極右組織との繋がりについてだ。
「稲田さんのお父さんである椿原(泰夫)先生(編集部注:昨年10月に死去)は関西保守人脈の重鎮ですから、籠池さんみたいな思想をもっている人だったら椿原さんとよく昵懇だったでしょうし、そうすると稲田朋美さんと在特会とか、いわゆるレイシストたちとのいかがわしい関係というのは大阪や京都や福井を歩けばいっぱい見つかると思いますよ」
「椿原先生の存在を追いかけると、なぜ瑞穂の國記念小學院みたいな学校が大阪に出来たのか、なぜ維新みたいな連中が大阪で権力をもつにいたったかというのも、よくわかると思います。みなさんぜひそこらへんを追いかけてみてください。いかがわしい連中が大阪府庁のなかで陣取っているというのが、よくわかると思います」
稲田の実父・椿原泰夫氏は、「頑張れ日本!全国行動委員会」という団体の役員などを務めてきた人物だが、同団体は在日朝鮮人・韓国人差別や同性愛者に対する差別デモなどをおこなってきた極右ヘイト団体だ。以前本サイトでも報じたことがあるが、その結成集会には、稲田朋美はもちろん、安倍首相、下村博文元文科相、高市早苗総務相、西田昌司参院議員、山谷えり子元国家公安委員長といった安倍政権の幹部たちが参加するなど、安倍政権と親密な関係にある。
極右人脈と政治家が接近し、その蜜月から森友学園疑惑は起こった──。今回の騒動の根幹に違いない問題だが、はたして、メディアはその深層にまで切り込むことができるのか。菅野氏がカメラの前で投げかけた重要な指摘の数々を、メディアは聞かないふりをして闇に葬ってしまう、そんな気がしてならない。
実際、夕方のニュースでは、一部の番組が菅野氏の会見に対する財務省の否定コメントを紹介するのみで、あれだけ大挙して押し掛けておきながら、迫田理財局長や松井大阪府知事の責任や、疑惑の背後にある極右人脈についてなどの重要な指摘については一切報じられていない。このままでは今回と同じように、思想によって便宜供与が図られるという異常政治が繰り返されるということは肝に銘じるべきだろう。
また夕方になって再度会見した菅野氏は、「籠池氏が、閣僚との金銭授受を明かす用意がある」ことを語った。本サイトでも引き続き、続報をお伝えしたい。
(編集部)
転載元:市民メディア放送局 @info_9さんのツイート〔12:07 - 2017年3月16日 〕
松井一郎大阪府知事が「認可適当」としたのは
「近畿財務局から要請があったから」
と証言したようだ
(きっこ @kikko_no_blogさんのツイート〔7:28 - 2017年3月16日 〕参照 )。
当時の近畿財務局の担当者の迫田元理財局長を参考人招致するのは、
当たり前ではないか。
そもそも
「迫田氏は、理財局長に就任した2015年7月以降、安倍首相と半年に5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うのは異例」
なわけだ
(下記〔資料〕参照)。
野党は5回の面談内容を追及して欲しい。
然るに、
籠池氏一人のみ
証人喚問って、
トカゲの尻尾きりをしやすくする対策ではないか。
すなわち、証人喚問と違ったことを言えば、
偽証罪に問われるという特質が
利用されないか。
これまでの籠池氏の発言を観察すると、
彼がどこまでしゃべるかは、
ひとえに
尻尾を切られる程度のよるみたいだ。
だとすれば、
証人喚問の後、尻尾を切るようにすればいい。
そうすれば
「バラす」上で支障が出るのは間違いない。
つまり、
これまでと違ったことを言えば、
処罰される
というくびきをはめ込もうということだな。
そこを狙っているんじゃないか。
「彼は、何をしゃべるか分からない」
というのが参考人招致を自民党が拒む理由だった。
しかし、今みたいに
水道の蛇口から
ちょろちょろ内部情報を暴露されるより、
一度、
公式にしゃべる機会を与えて、
それ以降の情報漏えいを防ぐという策略の方が
ベターという結論に達したのだろう。
あるいは、
それに関して
官僚が妙な入れ知恵をしたのではないか。
堤未果
@TsutsumiMika さんが
――参考人招致→証人喚問に変わった事が最大ポイント。潮目はむしろ逆方向に。第5出勤もスタンバイ。→警戒要〔23:43 - 2017年3月16日 〕――
とツイートしていた。
第5出勤とは、
安倍でんでんよりメディア各社に対する
飯屋への出動命令のことなのかな。
森友事件の後の
内閣支持率アップの報道の仕方が
協議されるのかもしれない。
最低限、7割ほどの支持率がないと
憲法改正を発議しにくい。
だから改めて、
その点の協力を約束させるつもりだろう。
「出てこい」と
言われて拒否できるジャーナリストはいない。
我々としては、
彼らを安倍家の召使みたいだと考えていて丁度だと思う。
信頼すると
痛い目に合わされることになる。
安倍政権としては、
国民の目となり口となるジャーナリストがいない
という強みを最大限生かして、
全力で幕引きを図ってくるんではなかろうか。
<追記>
ささやん@sasayan3121さんのツイート。
――権力者への侮辱で喚問される国というのは、一般的に独裁国家だけです。自民党の安倍晋三に対する認識が滲み出てる。〔20:28 - 2017年3月16日 〕――
なるほどね、
証人喚問のとき、
安倍晋三への忠誠を誓わせる気か。
やっぱり、
安倍でんでん、呆れ果てた野郎だな。
しかし、だとすると、
僕の抱いた懸念、益々、現実味を帯びてきた。
2017年3月17日未明 記
<追記-2>
きづのぶお @jucnag さんのツイート。
――だいたい自民党は「違法性がなければ民間人の召致はできない」と参考人招致さえ拒否ってたクセに、民間人の籠池氏が「寄付モロタ」と言った途端、顔色を変えて「安倍総理に対する侮辱だ!」と、いきなり証人喚問。寄付を受けたと話しただけのことが侮辱で、それが違法なのかよ。自民党アタマおかしい。〔0:17 - 2017年3月17日 〕――
安倍でんでんの何を侮辱したのだろうと思っていた。
まさか寄付のことか――。
ちょっと意外だった。
しかし、自分を追い詰める危機的な条件を好機と考える
場当たり主義の発想からすれば、
こんなものなのだろう。
2017年3月17日朝 記
<追記-3>
陣 No War&Nuke&Hate @zinjoutarou さんのツイート。
――「#籠池理事長 を参考人招致を」
「土地取引に違法性は見られず、私人なので参考人招致はしない」
「#安倍総理 から #寄付金 を頂きました」
「証人喚問します」アレアレ?違法性も無く、私人なのに?
#クロス〔7:14 - 2017年3月17日 〕――
参考人招致するか否か。理由は何とするか。
自民党の
胸先3寸で決まるということなんだな。
事実関係としては、
安倍が籠池を使って
公金を投入して「安倍記念小学校」を建てようとした。
然るに、
その小学校には国有地の取得に絡んで、
なぜ、こんなにただ同然なのか問題が噴出した。
背後にいる自分が炙り出されそうになり、
その悪行を全て 籠池一人に押し付けようとしたところ、
籠池の反逆にあった。
籠池氏がした
「晋三から寄付金をもらった」
という証言は、
この小学校を立てる主役は、
籠池氏ではなく、
安倍でんでんである明らかな証拠だ。
だから焦るわけだな――。
籠池氏は、
どこまで事実を明らかにできるだろう。
それとも籠池氏は、
まだ、自分が利用されているだけだということ、
気づいてないかな。
2017年3月17日朝 記
〔資料〕
「籠池の代わりに菅野完が会見、マスコミが中継を打ち切った爆弾発言の中身! 財務省の工作、稲田の父親、在特会…」
リテラ(2017.03.15)
☆ 記事URL:http://lite-ra.com/2017/03/post-2995.html
またも森友学園に関して、爆弾発言が飛び出した。本日、日本外国特派員協会による記者会見をキャンセルした籠池泰典理事長だったが、著述家である菅野完氏に会うために上京。自宅の前に詰めかけた報道陣に対し、本日14時半すぎ、菅野氏が理事長に代わって会見のキャンセル理由などを語ったが、そのなかには疑惑の鍵を握る重大な内容が含まれていた。
まず、菅野氏は「理事長は僕にだけ話したいと言っている」とし、籠池理事長の記者会見キャンセルの理由を「僕の口からは言えないが、いろんな事情がある。ご想像の事情もある」「会見は延期ではなく中止というふうに考えたほうがいい」と発言、籠池理事長の会見出席に何らかの圧力がかかっていることを示唆した。
さらに、菅野氏は「(籠池理事長から記者の質問に答えるための)交換条件をいただいている」として、封筒から紙を取り出した。その紙にプリントされていたのは、なんと、国税局長官であり、国有地が払い下げられた当時の理財局長だった迫田英典氏の顔写真だった。
「この人、当時の理財局長やった迫田さん。いま、(東京都内の)番町の官舎に住んでいらっしゃるんですけれども、この人の単独インタビューとってきたメディアがいたら話ししたると言っています」
「(迫田前理財局長は)国会の招致にも応じていないですよね。理事長は私人ですが、この人は公人です」
迫田前理財局長は国有地を管轄する部門の“最高責任者”だったわけだが、氏をめぐっては、森友学園側が近畿財務局で統括管理官と大阪航空局調査係とで話し合いを行った前日である9月3日に安倍首相と面談。森友学園と国が交渉を行っていた翌日には安倍首相自身が来阪し、テレビ出演を行い、さらには翌5日に昭恵夫人が塚本幼稚園で講演し、名誉校長に就くことが決定するという“あまりに奇妙な流れ”がある。しかも、理財局長に就任した2015年7月以降、迫田氏は安倍首相と半年のあいだに5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うというのは異例のことだ。
しかも、昨日、塚本幼稚園で行われた修了式において籠池理事長は「疑惑が浮上してから、財務省に言われて身を隠していた」と発言していたが、その指示をしていたのが、現在の理財局長である佐川宣寿氏だったというのだ。菅野氏はこう述べている。
「理事長および理事長夫人は、顧問弁護士から、財務局の佐川理財局長から電話があって、『10日間でいいから身を隠してくれ』と言われた、と言っていました」
佐川理財局長が自ら籠池理事長の顧問弁護士に電話をし、身を隠せと指示をした──。これが事実ならば、財務省が国有地売買の不正を認識しており、それを語らせないために籠池理事長をメディアの前に立たせないように手を回したということだろう。そして、菅野氏も指摘したように、それは「迫田氏を守るため」だ。
だが、ここで菅野氏はもう1枚紙をめくり、今度はあの男の顔写真が入った印刷物をカメラに向けた。松井一郎・大阪府知事の顔だ。
「いま大阪府が必死になって、この人を守ろうとしている」
菅野氏はそう話すと、自分を取り囲む大勢のマスコミに向かって、このように迫った。
「この人は八尾のとある大規模マンションに住んではるんですけど、みなさん、この人(迫田氏の写真を取り出す)の官舎の前と、この人(松井府知事)の八尾の家の前に、これくらいのカメラ並べました?」
「同業者としてのみなさんへのお願いです。この人たちこそが悪い奴なんです」
「冷静になって考えてみてください。理事長は国有地の売買にどう関与しようと決済印を押せないんです。理事長は私学審議会の審査内容にどう介入しようが最後の認可の判子は押せないんです。認可の判子を押すように催促できるのは松井知事であるし、国有地の売買の最終決済をおろすのは近畿財務局の局長と本店の財務省の理財局の局長です。であれば、判断の責任を問われるべきは、私人である籠池さんではなくて公人である理財局長と知事ではないですか? マイクを向け、カメラを向けるべきは、政治家と役人ではないですか?」
「なぜ家に行かないんですか? なんで僕の家の前に来てるのに、(迫田国税局長や松井府知事に対してしては)なぜ記者会見の場以外に(迫田国税局長や松井府知事の)家に行かないんですか?」
籠池理事長を追及する声は高まり報道も過熱しているが、一方、公人にして問題の責任者である迫田理財局長や松井府知事への追及は、きちんとできているのか。本サイトも本日配信の記事において松井府知事と橋下徹への追及が甘いと言及したが、菅野氏の指摘はもっともな話だろう。
しかし、やはり批判を受けたメディアのほうは、今回もヘタレっぷりを自ら露呈した。
昼のワイドショーはこの菅野氏への囲み取材の模様を各社が伝えたが、生中継を行うとしてスタンバイしていた『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)は籠池理事長ではなく菅野氏のみが出てきたために生中継を中止。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)は生中継を行ったが、松井府知事の写真が飛び出すと、松井と仲良しの宮根誠司はワイプで露骨に苦笑いを浮かべ、挙げ句、菅野氏が「おそらく籠池さんがもってはるもんが全部出てきたら、内閣が2つ分くらい飛ぶと思うんです。安倍晋三みたいなどうでもエエって話になると思うんですが」と言った途端、安倍首相の名前が出るや否や素早く中継をストップ。CMに入ったのだ。
それはともかく、菅野氏はもうひとつ、重要な指摘を行っていた。それは渦中にある稲田朋美防衛相についてと、安倍政権を支える政治家と極右組織との繋がりについてだ。
「稲田さんのお父さんである椿原(泰夫)先生(編集部注:昨年10月に死去)は関西保守人脈の重鎮ですから、籠池さんみたいな思想をもっている人だったら椿原さんとよく昵懇だったでしょうし、そうすると稲田朋美さんと在特会とか、いわゆるレイシストたちとのいかがわしい関係というのは大阪や京都や福井を歩けばいっぱい見つかると思いますよ」
「椿原先生の存在を追いかけると、なぜ瑞穂の國記念小學院みたいな学校が大阪に出来たのか、なぜ維新みたいな連中が大阪で権力をもつにいたったかというのも、よくわかると思います。みなさんぜひそこらへんを追いかけてみてください。いかがわしい連中が大阪府庁のなかで陣取っているというのが、よくわかると思います」
稲田の実父・椿原泰夫氏は、「頑張れ日本!全国行動委員会」という団体の役員などを務めてきた人物だが、同団体は在日朝鮮人・韓国人差別や同性愛者に対する差別デモなどをおこなってきた極右ヘイト団体だ。以前本サイトでも報じたことがあるが、その結成集会には、稲田朋美はもちろん、安倍首相、下村博文元文科相、高市早苗総務相、西田昌司参院議員、山谷えり子元国家公安委員長といった安倍政権の幹部たちが参加するなど、安倍政権と親密な関係にある。
極右人脈と政治家が接近し、その蜜月から森友学園疑惑は起こった──。今回の騒動の根幹に違いない問題だが、はたして、メディアはその深層にまで切り込むことができるのか。菅野氏がカメラの前で投げかけた重要な指摘の数々を、メディアは聞かないふりをして闇に葬ってしまう、そんな気がしてならない。
実際、夕方のニュースでは、一部の番組が菅野氏の会見に対する財務省の否定コメントを紹介するのみで、あれだけ大挙して押し掛けておきながら、迫田理財局長や松井大阪府知事の責任や、疑惑の背後にある極右人脈についてなどの重要な指摘については一切報じられていない。このままでは今回と同じように、思想によって便宜供与が図られるという異常政治が繰り返されるということは肝に銘じるべきだろう。
また夕方になって再度会見した菅野氏は、「籠池氏が、閣僚との金銭授受を明かす用意がある」ことを語った。本サイトでも引き続き、続報をお伝えしたい。
(編集部)
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