のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

AFP=時事 / 「福島から被ばく牛連れ、農水省前で抗議」

2014年06月21日 01時41分24秒 | 放射能の脅威
サイト「希望の牧場 ~ふくしま~」に

「原発事故と国が産んだフクイチ症候群」(2012/10/7)と題する記事がある。

――きのうは三頭死んだ
おとといは四頭
けさは何頭死んでるだろう
牛舎に行きたくない、、、――

という書き出しで始まる。



写真にある、

――(いまにも生き返りそうな死に顔を見て「苦しんでは死んでいない」と信じる)――

という説明文を

なぞるようにして読む。

おだやかな顔だ

と僕も思う。

息を引き取るまでの

そこに餓死か

殺処分の運命しか待っていない動物たちの運命を考える。

☆ 記事URL:http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/10/post_c35d.html


読むのが辛い悲しいお話だ。

サイト管理人、針谷 勉 さんは、

――この絶望的状況を、フクイチ症候群と呼んでいる 産みの親は東電と国だ――

と指摘される。

その思いが煮詰って、

ついに

今年6月20日、

斑点のできた牛たちと一緒に

農水省前まで抗議にいかれたようだ

(下記「資料」参照)。

ただ、東電の職員や政府の役人でないにしても、

人間として生まれて、

そのような動物の犠牲に上に

自分の生活が

成り立っているのは、

厳然たる事実だ。

そんなことを考えながら、

知らずに済ますことは、

卑怯だなと思った。

下の

写真には、

(“絶望”の牧場の裏側 フクイチ症候群の犠牲は昨年来100頭を超えている)

とコメントされてある。





この記事が投稿されたのは

2012年のことだから、

もう何頭も

生き残っていないかもしれない。

針谷さんが

――原発放射能漏れ事故による
被災家畜の保護、被ばくの影響調査は国の責任で、
とこれまで私たちは強く求めてきた



しかし国は、その責任を農家に押しつけ、
被ばく牛の全頭抹殺しか頭にない

国の被ばく家畜への医療ネグレクトとして
証拠が隠滅される前に問題にすべき

放射能を撒き散らし、
警戒区域に不当な制限を続ける国に
罪があるのは明らかだ

そろそろ戦いの場を変えるべきときがきている ――

と記しておられる。

牛との

20日の抗議行動は、

きっと気力を振り絞っての

ものだったろう。

農水省も

誠意をもって

針谷さんの

問いかけに応じてもらいたい。


〔資料〕

「福島から被ばく牛連れ、農水省前で抗議」

AFP=時事/AFPBB News(2014年06月20日 19:05 )

☆ 記事URL:http://www.afpbb.com/articles/-/3018345



【AFP=時事】東日本大震災に伴う東京電力(TEPCO)の福島第1原子力発電所の事故で被ばくした牛の保護・支援を続けている非営利団体「希望の牧場・ふくしま」は20日、被ばくした牛1頭を連れて都内の農水省前を訪れ、原発周辺の牛たちの皮膚に白い斑点が生じている理由を調査するよう政府に要求した。


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