のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

政府は、かつて「はだしのゲン」を外交の場に持ち出していた!

2013年08月20日 08時36分47秒 | Weblog
村田信雄‏@saitama1947mnさんのツイートです。

――麻生太郎副総理が世界へ推薦した「はだしのゲン」 / きっこのブログ http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2013/08/post-4f15.html …(2013年8月20日 - 7:39 )――

情報元の

ブログには、

麻生太郎副総理が出席した

2007年にウイーンで開催された

「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」

ばかりでなく、

6年後の今年4月、ジュネーブで開催された

にも触れられてあります。

☆ 記事URL:http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2013/08/post-4f15.html

この会議において、

岸田文雄外相は、

「核兵器の人道的影響に関する共同声明」への署名を拒否しました。

世界74カ国が賛同したのに、です。

理由は、

「いかなる状況下でも核兵器が再び使用されないことが人類生存の利益になる」

という文言にありました。

「いかなる状況下でも」

という前置きが

気に食わなかったのですね。

場合によって、

核兵器の使用が

許されていいのではないか、

という配慮が

あったようです。

驚いたのは、

そのような配慮の下、

署名を拒絶した岸田文雄外相という人物が

「衆院広島1区選出」

だったことです。

これは、

ちょっと衝撃だったです。

もう一つ、驚いたのは、

原爆を投下した

兵士から出た告白です。

彼等は、

原爆投下の1ヶ月後に

長崎の爆心地を視察に行ってました。

クルーの指揮官、ポール・ティベッツ氏は

そのときの感想として、

「私たちは(長崎に)原爆を投下し、(現地へ行って)被爆の状況を見ました。そこで、原爆がどんな手段よりも、いち早く平和をもたらしたことを確認したのです。私はとても満足しました」

と述べています。

きっこさんが

ブログ中で吐露されている

――広島の原爆も長崎の原爆も、誰がどう見たって「大量虐殺」以外の何物でもないのに、言うにことかいて「平和をもたらした」などと、いったいどの口が言っているのか?――

という憤りに

共感しえました。

受け入れたくない兵士の“満足”です。

(皆殺しにしてやって、すっとした!) 

と言ってるようにも思えます。

上述の告白が紹介される

NHKの番組、

『そして男たちはナガサキを見た~原爆投下兵士・56年目の告白~』は、

8月31日まで無料配信されているようです。

是非、見ておきたい番組です。

☆ 動画掲載サイト: http://gyao.yahoo.co.jp/player/00004/v09163/v0914500000000534456/?list_id=1089607

日本人と

米国人の視点は異なります。

彼らから見れば、

真珠湾攻撃で

日本が謝罪していないことの方が

原爆投下より

遥かに問題だと言っていいでしょう。

その意味で、

靖国参拝によって、

朝鮮と中国との間の緊張関係の高まりのみ

取り上げられるのは、

ある種、歪曲が

あるのです。

米国とに間にも

潜在的な緊張が走っている・・・

と見ていいでしょう。

靖国神社は、

単に戦没者の慰霊碑があるところではありません。

たとえば、

同じ戦没者でも

「天皇のためであったかどうか」で

選別がなされているからです。

日本で唯一のAC&毒親評論家・秋田貴之‏@TakayukiAkitaさんが

――会津藩士でも、鳥羽伏見の戦いで戦死した白虎隊などの会津藩士は『朝敵』なので、靖国神社に祀られておらず、禁門の変(蛤御門の変)で戦死した会津藩士は『朝敵である長州藩と戦って死んだ』から祀られているのです。要するに『御国の為=天皇の為』に死んだかどうかが、靖国神社に祀られる基準である(2013年8月19日 - 0:55)――

といったツイートで指摘される通りです。

このように

原爆投下の是非論の裏側では

天皇の戦争責任の問題が

セットであります。

靖国参拝が

好ましくないのは

それによって

核兵器の使用が

無意識にしろ正当化される怖さゆえです。

神国日本のためだったら

原爆の投下は

許される?

NOです。

唯一の被爆国として

その点、

反省する上にも反省して

なし崩し的に

靖国参拝が正当化されないように

注視しておく必要が

あります。


■資料

「はだしのゲンで核軍縮訴え 外務省、NPT会議で配布」

   共同通信(2007/04/29 07:08)

☆ 記事URL:http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007042901000192.html

 ウィーンで30日から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、日本政府代表団が広島の被爆体験を描いた漫画「はだしのゲン」の英語版を会場内で展示、配布することになった。  大の漫画ファンで知られる麻生太郎外相の肝いりで実現、原爆の悲惨さを生々しく描写した漫画で核軍縮を訴える。  「はだしのゲン」は広島に投下された原爆で父、姉、弟を失い、自らも被爆した少年ゲンが母親、妹とともに懸命に生きていく姿を描いた物語で、米国はじめ各国で出版されている。外務省が英語版30冊を出版社から譲り受けた。  同省は「各国政府、非政府組織(NGO)関係者にぜひ手に取って読んでほしい」とPR。今後も国際会議などの場で漫画やアニメを使った情報発信を検討しており、「漫画外交」が活発に展開されそうだ。

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