のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

公僕であることを忘れたカナリア(政治家)が歌う歌は、軍歌だ。

2013年05月22日 11時07分49秒 | Weblog
自民党の上層部と言っていいのだろうか、

閣僚にまで

上りつめた人の

不穏当な発言が気になります。

典型的なものに、

下資料に掲げてある

石破幹事長の発言です。

幹事長と言えば、

党を束ねる役職でしょ。

そのような重責を

負う人が

いとも簡単に

憲法を軽視する発言をしています。

政治家も

公務員です。

公務員ならば

憲法遵守義務を負っているはずです。

にもかかわず、

義務懈怠をして平気でいておられる

というには、

尋常ではないです。

しかも、

主張の内容が、

あまりにも愚かで

結果を坐して

待つわけにいかなく、

一言します。

粗雑な論理で

憲法の

改変をして欲しくないのです。

どこがどう粗雑か――。

(1)「世界の人はみんないい人」

(2)「信用してれば平和で安全である」

というのが

石破某の憲法観です。

前文の第2段を話題にされているのでしょう。

彼は、「書いてあることは本当か」と問いかけているので、

答えて上げましょう。

お説の様なことは、

書いてません。

書いてないことについて、

嘘も本当もありません。

それが答えです。

憲法前文第2段には

こう書いてあるんです。

「*平和を愛する(注1)諸国民の公正と信義を*信頼(注2)して、

われらの安全と生存を保持しようと決意した」と。

憲法は、無条件で

「世界の人はみんないい人」と決めつけていません。

いい人もいれば、ひねくれたタイプもいます。

日本国民は、

その内、「平和を愛する」気持ちのある

諸国民の公正と信義を信頼するということです。

また、信用するとは言ってないのです。

「信用」は、

根拠なく信じることです。

信頼は、

そうではないでしょう?

下の語句解説を参照してください。

石破某の上司に当たる

安倍某の

十八番ですわね。

米国との

信頼は、信用ではないです。

日米交流を通して

互いを知るなかで醸成されるもんです。

日本の側から見て、

「この国の諸国民は『平和を愛する』心に欠けるものがある」

という認識が成立したとき、

信頼関係が

損なわれたと考えられます。

そういう見方が

憲法の立場なのです。

お分かりかな?

勝手に嘘っぱちにしちゃいけないな。


(注1)平和を愛する:武力の優位性で決着をつけない選択をする

(注2)信頼:「信用」という空手形になりかねない依存ではない人の結びつき。なお、信頼と信用の関係につき、次のブログ記事で論じました。よければ、そちらもご覧ください(「『信頼』と『信用』について」参照/リンク)。

■資料

「みんなが憲法うそっぱちと思うのは危険…石破氏」

    読売新聞(2013年5月21日22時07分)

☆ 記事URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130521-OYT1T01160.htm?from=main6

 自民党の石破幹事長は21日の東京都内での講演で、憲法の前文について、「世界の人はみんないい人なので信用していれば平和で安全ですよ、と書いてあるが本当か」と述べた。

 北朝鮮による日本人拉致事件などをあげながら、「みんなが憲法などうそっぱちだと思うようになる方が危険だ」と訴え、憲法改正の必要性を強調した。


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