知ってましたか？ （パート３）

「知っていましたか？」の記事を書くとき、

ブログ仲間に中学生の方が何人かいらっしゃいますし

性的なことを話題にすることについて戸惑いがありました。

しかし、思い切って書くことにしたのは、性に関する事柄は避けて通れない

という価値判断が働いたからです。

僕が高校生だった頃、自分たちが

セックスに伴う不利益を知らな過ぎることを憂い、

性病についての教育ビデオを学内で自主放映したことがあります。

映画を見た後、真っ蒼な顔をして、うつむきながら

「セックスは、怖い！」と呟いたのを昨日のように思い出します。

…この世には、分からないで済ますことがあっていい…

というようなことを、まことしやかに言う人が多すぎます。

その典型例がセックスのことです。

日本という国名がいつ成立したのか。何故、成立しえたのか。

知らなかったという人は、僕も含めて一杯いると思います。

それは、教育界においては、日本人である粟田真人という巨根の持主のこと

について触れたくない、と考える勢力が支配的だからでしょう。

この情報が常識として広がったら、「日本に遣唐使を派遣した事実はない」

などと、また元幕僚長の誰かさんが反旗を翻して主張するかもしれません。

しかし、臭いものに蓋をして、それがなかったことになるという発想は、

ダチョウのそれと同じです。

砂漠の土に頭を突っ込んだら、「世界が消えた！」というわけです。

そういう考え方は、不合理なんです。


アメリカにはキリスト教原理主義を奉ずる人が多く

学校の性教育で、子どもたちにコンドームを使えとは教えないそうです。

藤田真利子さん（翻訳家）がそのようにおっしゃってます。

知っていましたか～？

アメリカでは、アリゾナ州を含む１８州が口を使ったセックスを禁じています。

バージニア州では電気をつけて性行為を行うこと、

オレゴン州では言葉攻めがそれぞれ違法行為として摘発される対象です。

極めつけは、フロリダ州。ヤマアラシと性交をすることを禁じています。

こんな法律の数々を見てどう思います？

アメリカは、性文化という面からみた場合、まともな国と言えるのでしょうか。


先日のアメリカ大統領選で注目を浴びた共和党の副大統領候補のぺイリン女史は、

元準ミス・アラスカで話題になりました。

頼りがいがあるようにも見えました。しかし、ほどなくして

彼女の頭の中に知性らしきものがないことが発覚し、

公式の場に出させまいとして、マケイン氏がやっきになってました。

たまに出て、普通に言葉を喋れたということがニュースにさえなっていました。

ぺイリン女史に知的障害があったのでしょうか。

僕は、なかったと思います。

妄想に近い彼女の禁欲主義が災いしただけではないでしょうか。

こんな話もあります。以下、藤田発言より引用――。


第一次世界大戦のとき、

フランスの将軍がヨーロッパに上陸したアメリカ軍の部隊に、

「うちで管理している売春宿があるから、使っていいよ」と申し出た。

アメリカ軍は「うちの兵隊はそんなことしません」と断ったらしい。

戦争が終わって、兵士たちが帰国してみたら、

案の定、アメリカ中に性病が蔓延したということです。


誤った信念が不幸を招く適例ですね。