イスラエル政治家 / 「平和のために、ガザの長期占領を」

ハマスが存在するものとして、

イスラエルの

平和を維持するのは

ガザの長期占領を訴えているの過ぎない。

もともと、

パレスチナ問題とは、

パレスチナ人の領土を強奪する意図の下、

ユダヤ教に改宗した白人がこの地の入り込んできて

発生したものだ。

パレスチナ人にイスラエルを返還することでこそ

恒久的な

平和が確保されるだろう。



〔資料〕

「イスラエル政治家：『平和のために、ガザの長期占領を』」

　　　International Business Times　記者：Erin Banco、翻訳：臼村さおり （ 2014年7月26日 21時32分）

☆　記事URL:http://jp.ibtimes.com/articles/59758/20140726/208091.htm


　イスラエル防衛軍(IDF)が17日にガザ地区へ地上侵攻して以来、同地区の戦乱は本格化した。ガザ地区における武装集団「ハマス(Hamas)」とイスラエル防衛軍(IDF)の戦いで、700人以上のパレスチナ人が殺害された。15万人以上が強制退去させられ、32人のイスラエル軍人が殺された。死傷者数は増加しているが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、閣議で、イスラエルガザでのオペレーションを全力で続けると述べていた。


　国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員によると、イスラエルは24日、シェルターとして利用されていた学校を標的にした。10人が殺され、100人を超える負傷者が出た。

　イスラエルが17日にガザへの地上侵攻を開始したとき、IDFはハマスの密輸トンネルとロケットの備蓄場所を標的にすると説明していた。目的は、ガザ地区における過去の任務と似ている。以降、IDFによると、10以上の「おぞましいトンネル(terror tunnels)」を発見・破壊し、数百の「恐ろしい標的(terror targets)」を攻撃したという。

　イスラエルのガザ侵攻は、同国がガザを占領した7年間で3回目である。IDFは毎回、ハマスを無力化するためにトンネルとロケットを標的にすると述べていた。しかし、侵略後、ハマスは毎回トンネルを再建し、より多くのロケットを輸入した。

　ハマスの目的はイスラエルの滅亡である。そのため、イスラエルの一部の政治家たちは、ガザへの短期的な侵攻は役に立たないと考える。彼らは、イスラエルは戦闘を止めて、長期的な平和を実現するためにガザ地区をもう一度占領すべきだと考えている。

　フーヴァー研究所(the Hoover Institution)のコリ・シェイク(Kori Schake)主任研究員は、「私の考えるところによれば、イスラエルがかつてガザを去ったのは、『土地と平和を交換することができる』という楽観論からでした。しかし、実際には正反対のことが起こりました。ガザを統治したハマスは、イスラエル国の政治への信頼を砕き、イスラエル政界内の平和主義者を弱体化させたのです」と述べた。

　活動組織「ブレーキング・ザ・サイレンス(Breaking the Silence)」の共同ディレクターであるイフダ・シャウル(Yehuda Shaul)氏は、「IDFが描いている成功のビジョンは、『ぼやけた』ものです」とコメントした。同組織は、IDFの元軍人たちによるグループで、侵攻終了を求めて運動している。

　シャウル氏は「勝利することはできません。47年かけても何も変わりませんでした。私たちは、問題の根っこである『占領』について対処していないのです」と解説した。

　一方、イスラエルがガザ地区全体を占領し続けるまで、「草刈りキャンペーン(mowing the grass)」を少しずつ前進していくべきだという声もある。

　ヘブライ語新聞「イェディオト・アハロノト(Yedioth Ahronoth)」によると、イスラエル総保安庁(Shin Bet)の元トップであるイヴァル・ディスキン(Yuval Diskin)氏は、「イスラエル政府は、ハマスの指導者たちが潜伏している人口密集地域まで、地上オペレーションを実行します。同地域にはロケット発射台も隠されています。これらの軍事的プレッシャーをかければ、ロケット発射をかなり減らせますし、場合によってはゼロにすることも可能かもしれません」と述べていた。


　フーヴァー研究所のシェイク研究員は、ハマスがロケットを発射すればするほど、イスラエルのさらなる砲撃を招くと考えている。そして、両国家の解決は更に難しくなる。

以上